評定
注意: このページおよび右側にブロック内に一覧表示されているリンクは、Moodle 1.9以降の評定表に関して記述しています。Moodle 1.9以前のバージョンの評定表に関する説明は、評定 pre-1.9をご覧ください。
イントロダクション
Moodle 1.9において、「評点」および「評定表」のコンセプトは完全に再検討されました。これらの用語およびモジュールは以前のバージョンで使用されていました。1.9にアップグレードするユーザにとって、重要な相違点に関して説明します。新しいユーザにとっても「評点」および「評定表」を理解するために役立ちます。
Moodle 1.9の評定に関する中心となる2つの考え:
- 評点 (Grade) はMoodleコース受講者の点数です。
- 評定表 (Gradebook) はこれらの評点のリポジトリ (保存場所) です。モジュールは評定表に評点を送りますが、評定表はモジュールに何も戻しません。
Moodle 1.9で構築された3つのブロックは以下のとおりです:
- 評定カテゴリは評定項目をグルーピングします。また、設定内容は評定項目に影響します。
- 評定項目にはそれぞれのコース参加者の評点が保存されます。また、設定内容はこれらの評点に影響します。
- 評点- コースにおける学生の点数です。
要約すると: 評定は様々な方法により計算、合計または表示することができます。様々な種類の組織に適合できるよう、多くの設定が設計されています。
課題、フォーラムおよび小テスト等、Moodleの多くの活動では評点が与えられます。評点には数値または評価尺度システムの語句が割り当てられます。
評定はコース参加者のアウトカムおよび任意のテキストとしても使用することができます。
どのように評定表に評定が取り込まれるのか
モジュールからプッシュされる評定
活動モジュールが評点を生成する場合、評点をプッシュ (または送信) するため、評定表パブリックAPIを使用します。これらの評点はモジュールごとに独立したデータベーステーブルに保存されます。評点はモジュールデータベーステーブルに保存されたままであり、評定表はこれらのオリジナル評点にアクセスまたは修正することはありません。
しかし、評定表は管理者および教師に対して評定を手動で変更する手段と同様に評定の計算、合計および表示に関して変更するためのツールを提供します (モジュールがオリジナルに生成した評点を評定ロックが解除されるまで更新できないよう、手動で編集された評点は評定表内で自動的にロックされます)。
教師による手動で追加される評定
コースでの教師パーミッションが割り当てられたユーザは「カテゴリおよび評定項目」をとおして「手動」で評定項目を追加することができます。
評定が影響を受ける設定
評定表の最小単位として、評定は異なるレベルの多くの設定から影響を受けます。以下、これらのレベルに関する階層順のリストです:
アウトカム
アウトカムは学生に活動またはコースを完了するために実現して欲しいこと、または理解して欲しいことの詳細説明です。活動には1つ以上のアウトカムを設定することができます。それぞれのアウトカムには (通常、評価尺度にて) 評定を設定することができます。
評定表レポート
評定表には様々なレポートが含まれ、それぞれのコース管理ブロック内の評定リンクより利用することができます:
- 評定者レポート - 教師に表示されるメインのコース評定表です。評定者レポートのマイプリファレンスにて、教師はどのように評定者レポートを表示するか変更することができます。
- アウトカムレポート
- 概要レポート
- ユーザレポート
評定の整理
教師は評定を評定カテゴリに入れること、インポートおよびエクスポートすること、そして評定計算することができます。
記号は評定の幅をあらわし、評定文字で設定することができます。
管理者はサイト管理ブロック内の評定リンクにて設定調整することで、サイト全体の評定表の概観をコントロールすることができます。:
関連情報
- Using Moodle 評定表フォーラム - 英語
ビデオチュートリアル (YouTube):
- 基礎Moodle評定表入門 - 英語
- 評定表レポート - 英語
- 管理者レベルでの評定項目設定および評定文字の使い方 - 英語
- 評定カテゴリ設定 - 英語
- 評定表の設定方法 - 英語
- Moodleでのアウトカムの使い方 - 英語
- 評定表から評定をエクスポートする方法 - 英語
- 評定表サイト設定およびデフォルトの使い方 - 英語
- 評定表の計算の設定方法 (基本) - 英語
- 評定表の計算の設定方法 (上級) - 英語
- 評定表の評定表示の変更方法 - 英語