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{{Moodleのインストール}}
{{Moodleのインストール}}
このページでは、Moodleのアップグレード方法を詳細に説明します。処理の概要に関しては、[[アップグレード概要]]をご覧ください。


==必要条件を確認する==
このページではMoodleのアップグレードに関して詳細を説明します。処理概要に関しては[[アップグレード概要]]をご覧ください。
==システム要件を確認する==
アップグレード前、あなたのサーバがすべての {{Version}} のシステム要件に合致するか「サイト管理 > サーバ > [[動作環境]]」で確認してください。


あなたのサーバが2.4の必要条件すべてに合致するかどうか、「設定 > サイト管理> サーバ > [[動作環境]]」にて確認してください。
[{{リリースノート}}#サーバ要件 サーバ]および[{{リリースノート}}#クライアント要件 クライアント]の両ソフトウェア要件に関して、開発者ドキュメント内の [{{リリースノート}} リリースノート] をご覧ください。


注意: あなたはMoodle 2.2またはそれ以降のバージョンからのみ、Moodle 2.4にアップグレードすることができます。古いバージョンからアップグレードする場合、あなたは最初の段階で[https://docs.moodle.org/22/en/Upgrading_to_Moodle_2.2 2.2にアップグレード]する必要があります。
注意:
* Moodle 3.6またはそれ以降のバージョンからのみMoodle {{Version}} にアップグレードできます。古いバージョンからアップグレードする場合、最初に[https://docs.moodle.org/36/en/Upgrading_to_Moodle_3.6 3.6にアップグレード]する必要があります。
==アップグレード前に==
'''あなたが希望どおりに動作するか確認するため、実運用サイトのコピーを使用したアップグレードテストをお勧めします。'''


==プラグインの更新を確認する==
あなたのサイトでの[[アップグレードキー]]の設定を考えてみてください。
== インポートデータをバックアップする ==
すべてのアップグレードの前にバックアップすべき場所が3箇所あります:
#Moodleソフトウェア (例: すべてがserver/htdocs/moodleにある場合)
#Moodleアップロードファイル (例: server/moodledata)
#Moodleデータベース (例: PostgresまたはMySQLデータベースダンプ)
具体的な情報は[[サイトバックアップ]]をご覧ください。
== プラグインの更新を確認する ==
あなたが[[自動更新の適用]]を有効にしている場合、インストール済みプラグインをアップグレード中に自動更新できます。プラグインチェック画面で確認ボタンをクリックして利用可能な更新を確認してください。


あなたのサイトにインストールしている寄贈/カスタムプラグイン (テーマを含む) の2.4バージョンがあるかどうか、[http://moodle.org/plugins Moodleプラグインディレクトリ]にて確認してください。2.4バージョンが存在している場合、プラグインコードをダウンロードして、あなたのMoodleコード内の適切な場所にコピーしてください (詳細は[[プラグインのインストール]]をご覧ください)。
あなたがプラグインを手動インストールした場合、 あなたのサイトにインストールしたプラグイン (テーマを含む) に利用可能な {{Version}} バージョンがあるかどうか、[http://moodle.org/plugins Moodleプラグインディレクトリ]を確認しても良いでしょう。もし、該当するバージョンがある場合、プラグインパッケージをダウンロードしてください。次のステップではダウンロードおよび展開したファイルをあなたのMoodleコードの適切な場所にコピーしてください (詳細は[[プラグインのインストール]]をご覧ください)。


プラグインのアップグレードはMoodleアップグレード処理の一部として実施されます。
そして、プラグインのアップグレードはMoodleアップグレードの一部として処理されます。


古いプラグインによりアップグレードが失敗する場合、通常あなたはアンインストールするより、関連データを削除しないために、そのプラグインをMoodle内から削除した方が良いでしょう。
古いプラグインがあなたのアップグレードを失敗させている場合、通常、Moodleからアンインストールするのではなく、プラグインコードを削除してください。これによりプラグインに関連するデータが削除されることはありません。


注意: あなたが非標準ブロックをインストールしている場合、未定義のブロックケイパビリティに関して、下記をご覧ください。
==あなたのサイトをメンテナンスモードに切り替える==
 
非管理ユーザのログインを防ぐため、あなたのサイトのアップグレード開始前にサイトを[[メンテナンスモード]]に切り替えてください。
==あなたのサイトを実際にアップグレードする前に==
 
'''予想どおりに動作するかどうか確認するため、最初にあなたの実運用サイトのコピーを使ったアップグレードのテストをお勧めします。
 
== 重要なデータをバックアップする ==
 
アップグレード前にバックアップすべき対象が3つあります:
#Moodleソフトウェア (例: サーバ/htdocs/moodle内のすべて)
#Moodleにアップロードされたファイル (例: サーバ/moodledata)
#Moodleデータベース (例: MySQLまたはPostgresデータベース)
 
詳細は[[サイトバックアップ]]をご覧ください。
 
==あなたのサイトをメンテナンスモードにする==
あなたのサイトをアップグレードする前、非管理者ユーザのログインを止めるため、[[メンテナンスモード]]に切り替えてください。


== 新しいMoodleソフトウェアをインストールする ==
== 新しいMoodleソフトウェアをインストールする ==
 
あなたは[https://download.moodle.org/ Moodle downloads]から最新のリリースをダウンロードできます。
=== 標準インストールパッケージ ===
=== 標準インストールパッケージ ===
 
# あなたの古いMoodleソフトウェアプログラムファイルを別の場所に移動してください。古いファイルの上に新しいファイルを上書きしないでください。
# あなたの古いMoodleプログラムファイルを別の場所に移動してください。古いファイルの上に新しいファイルをコピーしないでください。
# すべての新しいMoodleソフトウェアプログラムファイルがサーバ内の古いファイルが配置されていた場所に配置されるようアップグレードファイルを展開 (解凍) してください。
# サーバ内の古いファイルが配置されていた場所に新しいMoodleソフトウェアプログラムのファイルを配置するため、アップグレードファイルを解凍してください。アップグレードに必要であれば、MoodleはSQLおよびmoodledataを調整します。
# あなたの古い[[設定ファイル|config.phpファイル]]を新しいMoodleディレクトリに戻してください。
# あなたの古い[[設定ファイル|config.phpファイル]]を新しいMoodleディレクトリにコピーしてください。
# 前述のとおり、あなたのサイトにプラグインをインストールした場合、今すぐ新しいコードツリー (Moodleディレクトリ構造) に追加してください。あなたの新しいバージョンのMoodleのために正しいバージョンを取得することが重要です。特に新しいバージョンのMoodleでコードを上書きしないこと、およびプラグインフォルダを正しいディレクトリ (現在のインストールと同じディレクトリ) に配置することに注意してください。
# 上記で言及したとおり、あなたのサイトにカスタムプラグインをインストールしている場合、それらを新しいコードに追加してください。あなたが最新バージョンのMoodleを取得していることを確認することは大切なことです。特に新しいバージョンのコードに上書きしないよう、十分に注意してください。
# あなたのmoodledataフォルダはMoodleコードフォルダとは別に配置する必要があり、そのような場合、何もする必要はありません。Moodle 3.0ではMoodledataフォルダがウェブアクセス可能なフォルダに配置されている場合、警告が表示されるため、はMoodledataフォルダをMoodleコードフォルダには配置しないでください。あなたのインストールを新しいサーバまたはサーバの新しい場所に移動する場合、[[移行]]ドキュメントに従ってください。
 
====Linux====
====Linux====
  mv moodle moodle.backup
  mv moodle moodle.backup
  tar xvzf moodle-2.4.tgz
  tar xvzf moodle-latest-{{Version}}.tgz
 
次にconfig.php、カスタムプラグインおよび作成している場合は.htaccessファイルをコピーしてください ('''最初にカスタムプラグインが新しいMoodleに適したバージョンであることを確認してください''')
次に、あなたのconfig.php、すべての独自プラグイン、そして作成している場合は .htaccessファイルをコピーしてください (最初にカスタムプラグインがあなたの新しいMoodleに合致した新しいバージョンであることをチェックしてください):
 
  cp moodle.backup/config.php moodle
  cp moodle.backup/config.php moodle
  cp -pr moodle.backup/theme/mytheme moodle/theme/mytheme
  cp -pr moodle.backup/theme/mytheme moodle/theme/mytheme
  cp -pr moodle.backup/mod/mymod moodle/mod/mymod
  cp -pr moodle.backup/mod/mymod moodle/mod/mymod
 
あなたのウェブサーバでmoodle/config.php (および残りのソースコード) を読み取り専用にしないでください。最大限のセキュリティを確保するため、ファイルをサーバから書き込み可能な状態にしないでください。これはインターネットに公開されている「実運用」サーバでは特に重要です。
忘れずに、あなたのサーバから moodle/config.php (および他のソースコード) を読めるようにしてください。理想的には、あなたのサーバからファイルに書き込みできないようにすべきです。
chown -R root:root moodle (Linux debian - またはmoodle専用のユーザを作成してください。ウェブサーバのユーザは使用しないでください。例: www-data)
 
chmod -R 755 moodle
あなたがcronを使用している場合、cron.phpに実行権が与えられていること、それから正しいphpコマンドを使用していることに注意してください:  
あなたがcronを使用する場合、cron.phpが実行可能であること、それから、正しいphpコマンドを使用することに注意してください:
  chmod 740 admin/cli/cron.php (some configurations need chmod 750 or chmod 755)
  chmod 740 admin/cli/cron.php (一部の設定では「chmod 750」または「chmod 755」コマンドを実行する必要があります)
 
必要であればcron.phpの最初の行をコピーしてください (#!/usr/local/bin/php」または「#!/usr/local/bin/php5.3」のような行です。「<?php」のコピーは不要です)  
必要であれば、cron.phpの最初の行をコピーしてください (最初の行が '#!/usr/local/bin/php' または '#!/usr/local/bin/php5.3' のようでしたら、'<?php' をコピーする必要はありません)
単純なアップグレードの場合、cronで何かを変更する必要はないはずです。
 
=== Gitを使用する ===
=== Gitを使用する===
あなたのMoodleを更新およびアップグレードのためにgit使用できます。詳細は[[管理者のためのGit]]をご覧ください。
 
あなたのMoodleの更新またはアップグレードのためにGitを使用することができます。詳細は[[管理者用Git]]をご覧ください。
 
===コマンドラインアップグレード===
===コマンドラインアップグレード===
Moodle {{Version}} はLinuxサーバにおいてウェブブラウザ経由だけではなく、[[CLI|コマンドラインからのアップグレード]]もサポートします。特に大きな規模のサイトの場合、これは信頼できるアップグレード方法です。
== アップグレードを終える ==
最後のステップではMoodleでアップグレード処理を開始してください。


Linuxサーバにおいて、Moodle 2.4はウェブブラウザ経由のアップグレードだけではなく、[[コマンドライン経由の管理|コマンドラインからのアップグレード]]もサポートします。特定の大規模サイトでは、コマンドラインからのアップグレードの方が信頼できると考えられます。
処理前にあなたのサイトをメンテナンスモードに切り替えている場合、すぐに解除してください!


== アップグレードを終了する ==
メンテナンスモードを解除するには「サイト管理 > 通知」に移動してください。


最後のステップでは、Moodle内でアップグレード処理を始動させます。
Moodleは自動的に新しいバージョンを検出して必要なすべてのSQLデータベースまたはファイルシステムのアップグレードを実行します。極めて稀ですが、Moodle自体にできないことがある場合、あなたが何をする必要があるのかメッセージが表示されます。


この処理を始動するには、「設定 > サイト管理 > 通知」にアクセスしてください。
すべてを問題なく終えた (エラーメッセージがない) 場合、あなたは新しいバージョンのMoodleの新機能を楽しめます!


Moodleは新しいバージョンを自動的に検知して、必要なすべてのSQLデータベースまたはファイルシステムのアップグレードを実行します。極めて稀なケースですが、アップグレードを実行できない場合、あなたが何をすべきか伝えるメッセージが表示されます。
注意: あなたが複数のサーバを運用している場合、すべてのサーバでアップグレードを完了した後、手動ですべてのキャッシュを削除してください (「サイト管理 > 開発 > すべてのキャッシュを削除する」)。


すべてが (エラーメッセージなしに) 正常終了した場合、あなたの新しいバージョンのMoodleを使って、新しい機能を楽しんでください!
===致命的エラー: 最大実行時間の30秒を超過しました ... ===
あなたのサーバで主言語に英語以外を使用している場合、アップグレード時に 'Fatal error: Maximum execution time of 30 seconds exceeded' というエラーに遭遇する場合があります。あなたはphp.iniでmax_execution_time = 160を増やして、スクリプトの言語更新処理に十分な時間を確保できます。そうでない場合、アップグレード実行前にデフォルト言語を英語に切り替えた上でアップグレード完了後に元の言語に戻せます。詳細は次のフォーラムディスカッションをご覧ください: https://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=119598


注意: あなたが複数サーバを動作させている場合、すべてのサーバのアップグレードを完了した後、すべてのキャッシュを手動でクリアしてください (「設定 > サイト管理 > 開発 > すべてのキャッシュを削除する」)
==アップグレード後==
以前{{Note|IBigBlueButtonBNがインストールされていた場合、動画はバックグラウンドで非同期に処理されるため、データ移行はMoodleアップグレード完了後に開始されます。
これは大規模なデプロイメント (多くの動画がある場合) では処理に時間がかかるため (数時間を要する場合もあります)、動画がすぐに表示されない可能性があることを意味します。しかし、動画はまだ存在しています。}


==アップグレードの後で==
==あなたのMoodle {{Version}} に影響を与える可能性のある問題==
''以下に項目を追加してください ...''
* [[:dev:Core plugins review for Moodle 4.0]]
* [[:dev:Add a block cleanup]]
=== 新しいユーザツアー ===
Moodle 4.0には新機能を強調するための4つの新しい[[ユーザツアー]]があります。必要であれば、サイト管理 / アピアランス / ユーザツアーでこれらを無効にできます。


あなたの2.2または2.3インストレーションのconfig.phpでも正常に動作しますが、Moodle 2.4に同梱されているconfig-dist.phpを確認してみると、さらに異なる利用可能なオプションがあります (例 データベースドライバおよび設定)。2.4のconfig-dist.phpを基に、あなたの古いconfig.phpの設定を新しいconfig.phpに設定するのは良いアイデアです。
詳細はこちらもご覧ください (英語): [https://tracker.moodle.org/issues/?jql=project%20%3D%20MDL%20AND%20resolution%20%3D%20Fixed%20AND%20fixVersion%20%3D%204.0%20AND%20labels%20%3D%20upgrade_notes upgrade_notes-labelled issues] and [https://tracker.moodle.org/issues/?jql=project%20%3D%20MDL%20AND%20resolution%20%3D%20Fixed%20AND%20fixVersion%20%3D%204.0%20AND%20labels%20%3D%20ui_change ui_change-labelled issues]
=== Moodle {{Version}} の新しいプラグイン ===
====BigBlueButton====
{{Note|記録を正常に動作させるため、[https://docs.moodle.org/400/en/Cron Cron]ジョブを有効にしてください。}}
BigBlueButtonBNは10年以上にわたり提供されてきた[https://moodle.org/plugins/mod_bigbluebuttonbn 非標準プラグイン]です。このプラグインはMoodleとBigBlueButtonサーバの相互運用を可能にます。Moodle 4.0ではコアプラグインとして含まれています。 詳細は[https://docs.moodle.org/400/en/BigBlueButton BigBlueButton in Moodle 4.0]をご覧ください。
Moodle 4.0にアップグレードする場合、2つの可能性があります。
===== BigBlueButtonBN未インストールの場合 =====
プラグインがインストールされていない場合、以下、考慮すべき点があります。
* BigBlueButtonはデフォルトで無効にされています。管理者は「サイト管理 > プラグイン > 活動を管理する」で有効にした上でデータ処理契約に同意するボックスにチェックを入れる必要があります。
* BigBlueButtonは外部サービスです。このプラグインはいくつか制限のある無料階層型ホスティングであらかじめ設定されています。


==Moodle 2.4において、あなたに影響する可能性のある問題==
===== BigBlueButtonBNインストール済みの場合 =====
プラグインがすでにインストールおよび正しく設定されている場合、アップグレードは正常に完了するはずです。しかし、いくつかの考慮すべき点もあります。
* BigBlueButtonはデフォルトで無効にされている場合があります。この場合、管理者は「サイト管理 > プラグイン > 活動を管理する」で有効にしてデータ処理契約に同意するボックスにチェックを入れる必要があります。
*BigBlueButtonは外部サービスです。このプラグインは以前のFree Tier Hosting (https://test-install.blindsidenetworks.com/bigbluebutton/) が使用されていた場合のみ、BigBlueButtonの認証情報を変更します。そうでない場合、既存のサービスのままとなります。
===== 一般的な検討事項 =====
どのようなシナリオであっても、一般的に考慮すべきことは1点のみです。


=== ブロックケイパビリティ未定義 ===
BigBlueButtonはまだレコーディングのリポジトリですが現在メタデータはMoodleに保存されているため、BigBlueButton活動が表示されるたびにgetRecordingリクエストする代わりにビューは完全にMoodleデータで埋め尽くされます。これはコードをより効率的にする一方で、すべてのレコーディングがアップグレードの一部として処理される必要があることを意味します。
# レコーディングが正常に動作するためにはcronジョブを有効にする必要があります。
# レコーディングはバックグラウンドで非同期に処理されるため、データ移行はMoodleのアップグレード完了後に開始されます。これは大規模な展開 (多くのレコーディング) において、レコーディングが処理されて活動の一部として表示されるまで長時間時間 (数時間) を要する場合があることを意味します。


あなたが寄贈/カスタムブロックをインストールしている場合、インストール後にブロックケイパビリティが定義されていないというメッセージが表示されることがあります。例えば、次のようになります:
処理詳細はcronジョブのログで確認できます。


  The block <blockname> does not define the standard capability block/<blockname>:myaddinstance
また、プラグインがアンインストール未了で既存のルームが存在する場合、レコーディングはまだ参照されていることを忘れないでください。すぐに表示されない場合でも、何も失われることはありません。必要なのは移行のみです。
===Moodle {{Version}} の新しいケイパビリティ===
* mod/bigbluebuttonbn:addinstance
* mod/bigbluebuttonbn:addinstancewithmeeting
* mod/bigbluebuttonbn:addinstancewithrecording
* mod/bigbluebuttonbn:deleterecordings 
* mod/bigbluebuttonbn:importrecordings 
* mod/bigbluebuttonbn:join 
* mod/bigbluebuttonbn:managerecordings 
* mod/bigbluebuttonbn:protectrecordings  
* mod/bigbluebuttonbn:publishrecordings 
* mod/bigbluebuttonbn:unprotectrecordings   
* mod/bigbluebuttonbn:unpublishrecordings   
* mod/bigbluebuttonbn:view 


Moodle 2.4において、[[ブロック管理_(管理者)|ブロック使用の管理]]のために、「addinstance」および「myaddinstance」ケイパビリティが追加されました。これらのケイパビリティを寄贈ブロックに定義する場合、[[:dev:Blocks|ブロック開発ドキュメント (英語)]]の「[[:dev:Blocks#Ready.2C_Set.2C_Go.21|Ready, Set, Go!]]」セクションをご覧ください。
* mod/quiz:emailnotifyattemptgraded


=== Moodle 2.3での改善点 ===
* moodle/question:commentall
* moodle/question:commentmine


あなたがMoodle 2.2から2.4にアップグレードする場合、[https://docs.moodle.org/23/en/Upgrading Moodle 2.3へのアップグレードドキュメント (英語)]の「Possible issues that may affect you in Moodle 2.3」セクションをご覧ください。
* moodle/reportbuilder:edit
* moodle/reportbuilder:editall
* moodle/reportbuilder:scheduleviewas
* moodle/reportbuilder:view


* qbank/customfields:changelockedcustomfields
* qbank/customfields:configurecustomfields 
* qbank/customfields:viewhiddencustomfields
=== Moodle 3.6, 3.7, 3.8, 3.9, 3.10および3.11での改善点 ===
どのバージョンからアップグレードするかによって、各ドキュメントの「あなたのMoodleに影響を与える可能性のある問題」セクションを参照してください。
*[https://docs.moodle.org/36/ja/Moodle 3.6にアップグレードする]
*[https://docs.moodle.org/37/ja/Moodle 3.7にアップグレードする]
*[https://docs.moodle.org/38/ja/Moodle 3.8にアップグレードする]
*[https://docs.moodle.org/39/ja/Moodle 3.9にアップグレードする]
*[https://docs.moodle.org/310/ja/Moodle 3.10にアップグレードする]
*[https://docs.moodle.org/311/ja/Moodle 3.11にアップグレードする]
==手順に関して質問がありますか?==
moodle.orgの[https://moodle.org/mod/forum/view.php?id=28 インストールおよびアップグレードヘルプフォーラム (英語)]に投稿してください。
==関連情報==
==関連情報==
 
* [[dev:Moodle {{Version}} リリースノート|Moodle {{Version}} リリースノート]]
* Using Moodle [http://moodle.org/mod/forum/view.php?id=28 インストールの問題フォーラム (Installation problems forum)] - 英語
* [https://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=393570 3.8 (20191118) への更新以来、パーソナルプロファイルのドロップダウン等のアクセスに問題があります (英語)]フォーラムディスカッション
* [[dev:Moodle 2.4 release notes|Moodle 2.4リリースノート]] - 英語
* [[dev:Upgrade API|APIをアップグレードする]] - 英語


[[en:Upgrading]]
[[en:Upgrading]]
[[es:Actualizacióndemoodle]]
[[fr:Miseàjour]]
[[de:Aktualisierung von Moodle]]

2022年9月23日 (金) 15:18時点における最新版


このページではMoodleのアップグレードに関して詳細を説明します。処理概要に関してはアップグレード概要をご覧ください。

システム要件を確認する

アップグレード前、あなたのサーバがすべての 3.5 のシステム要件に合致するか「サイト管理 > サーバ > 動作環境」で確認してください。

サーバおよびクライアントの両ソフトウェア要件に関して、開発者ドキュメント内の リリースノート をご覧ください。

注意:

  • Moodle 3.6またはそれ以降のバージョンからのみMoodle 3.5 にアップグレードできます。古いバージョンからアップグレードする場合、最初に3.6にアップグレードする必要があります。

アップグレード前に

あなたが希望どおりに動作するか確認するため、実運用サイトのコピーを使用したアップグレードテストをお勧めします。

あなたのサイトでのアップグレードキーの設定を考えてみてください。

インポートデータをバックアップする

すべてのアップグレードの前にバックアップすべき場所が3箇所あります:

  1. Moodleソフトウェア (例: すべてがserver/htdocs/moodleにある場合)
  2. Moodleアップロードファイル (例: server/moodledata)
  3. Moodleデータベース (例: PostgresまたはMySQLデータベースダンプ)

具体的な情報はサイトバックアップをご覧ください。

プラグインの更新を確認する

あなたが自動更新の適用を有効にしている場合、インストール済みプラグインをアップグレード中に自動更新できます。プラグインチェック画面で確認ボタンをクリックして利用可能な更新を確認してください。

あなたがプラグインを手動インストールした場合、 あなたのサイトにインストールしたプラグイン (テーマを含む) に利用可能な 3.5 バージョンがあるかどうか、Moodleプラグインディレクトリを確認しても良いでしょう。もし、該当するバージョンがある場合、プラグインパッケージをダウンロードしてください。次のステップではダウンロードおよび展開したファイルをあなたのMoodleコードの適切な場所にコピーしてください (詳細はプラグインのインストールをご覧ください)。

そして、プラグインのアップグレードはMoodleアップグレードの一部として処理されます。

古いプラグインがあなたのアップグレードを失敗させている場合、通常、Moodleからアンインストールするのではなく、プラグインコードを削除してください。これによりプラグインに関連するデータが削除されることはありません。

あなたのサイトをメンテナンスモードに切り替える

非管理ユーザのログインを防ぐため、あなたのサイトのアップグレード開始前にサイトをメンテナンスモードに切り替えてください。

新しいMoodleソフトウェアをインストールする

あなたはMoodle downloadsから最新のリリースをダウンロードできます。

標準インストールパッケージ

  1. あなたの古いMoodleソフトウェアプログラムファイルを別の場所に移動してください。古いファイルの上に新しいファイルを上書きしないでください。
  2. すべての新しいMoodleソフトウェアプログラムファイルがサーバ内の古いファイルが配置されていた場所に配置されるようアップグレードファイルを展開 (解凍) してください。
  3. あなたの古いconfig.phpファイルを新しいMoodleディレクトリに戻してください。
  4. 前述のとおり、あなたのサイトにプラグインをインストールした場合、今すぐ新しいコードツリー (Moodleディレクトリ構造) に追加してください。あなたの新しいバージョンのMoodleのために正しいバージョンを取得することが重要です。特に新しいバージョンのMoodleでコードを上書きしないこと、およびプラグインフォルダを正しいディレクトリ (現在のインストールと同じディレクトリ) に配置することに注意してください。
  5. あなたのmoodledataフォルダはMoodleコードフォルダとは別に配置する必要があり、そのような場合、何もする必要はありません。Moodle 3.0ではMoodledataフォルダがウェブアクセス可能なフォルダに配置されている場合、警告が表示されるため、はMoodledataフォルダをMoodleコードフォルダには配置しないでください。あなたのインストールを新しいサーバまたはサーバの新しい場所に移動する場合、移行ドキュメントに従ってください。

Linux

mv moodle moodle.backup
tar xvzf moodle-latest-3.5.tgz

次にconfig.php、カスタムプラグインおよび作成している場合は.htaccessファイルをコピーしてください (最初にカスタムプラグインが新しいMoodleに適したバージョンであることを確認してください)。

cp moodle.backup/config.php moodle
cp -pr moodle.backup/theme/mytheme moodle/theme/mytheme
cp -pr moodle.backup/mod/mymod moodle/mod/mymod

あなたのウェブサーバでmoodle/config.php (および残りのソースコード) を読み取り専用にしないでください。最大限のセキュリティを確保するため、ファイルをサーバから書き込み可能な状態にしないでください。これはインターネットに公開されている「実運用」サーバでは特に重要です。

chown -R root:root moodle (Linux debian - またはmoodle専用のユーザを作成してください。ウェブサーバのユーザは使用しないでください。例: www-data)
chmod -R 755 moodle

あなたがcronを使用する場合、cron.phpが実行可能であること、それから、正しいphpコマンドを使用することに注意してください:

chmod 740 admin/cli/cron.php (一部の設定では「chmod 750」または「chmod 755」コマンドを実行する必要があります)

必要であればcron.phpの最初の行をコピーしてください (「#!/usr/local/bin/php」または「#!/usr/local/bin/php5.3」のような行です。「<?php」のコピーは不要です) 単純なアップグレードの場合、cronで何かを変更する必要はないはずです。

Gitを使用する

あなたのMoodleを更新およびアップグレードのためにgit使用できます。詳細は管理者のためのGitをご覧ください。

コマンドラインアップグレード

Moodle 3.5 はLinuxサーバにおいてウェブブラウザ経由だけではなく、コマンドラインからのアップグレードもサポートします。特に大きな規模のサイトの場合、これは信頼できるアップグレード方法です。

アップグレードを終える

最後のステップではMoodleでアップグレード処理を開始してください。

処理前にあなたのサイトをメンテナンスモードに切り替えている場合、すぐに解除してください!

メンテナンスモードを解除するには「サイト管理 > 通知」に移動してください。

Moodleは自動的に新しいバージョンを検出して必要なすべてのSQLデータベースまたはファイルシステムのアップグレードを実行します。極めて稀ですが、Moodle自体にできないことがある場合、あなたが何をする必要があるのかメッセージが表示されます。

すべてを問題なく終えた (エラーメッセージがない) 場合、あなたは新しいバージョンのMoodleの新機能を楽しめます!

注意: あなたが複数のサーバを運用している場合、すべてのサーバでアップグレードを完了した後、手動ですべてのキャッシュを削除してください (「サイト管理 > 開発 > すべてのキャッシュを削除する」)。

致命的エラー: 最大実行時間の30秒を超過しました ...

あなたのサーバで主言語に英語以外を使用している場合、アップグレード時に 'Fatal error: Maximum execution time of 30 seconds exceeded' というエラーに遭遇する場合があります。あなたはphp.iniでmax_execution_time = 160を増やして、スクリプトの言語更新処理に十分な時間を確保できます。そうでない場合、アップグレード実行前にデフォルト言語を英語に切り替えた上でアップグレード完了後に元の言語に戻せます。詳細は次のフォーラムディスカッションをご覧ください: https://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=119598

アップグレード後

以前{{Note|IBigBlueButtonBNがインストールされていた場合、動画はバックグラウンドで非同期に処理されるため、データ移行はMoodleアップグレード完了後に開始されます。 これは大規模なデプロイメント (多くの動画がある場合) では処理に時間がかかるため (数時間を要する場合もあります)、動画がすぐに表示されない可能性があることを意味します。しかし、動画はまだ存在しています。}

あなたのMoodle 3.5 に影響を与える可能性のある問題

以下に項目を追加してください ...

新しいユーザツアー

Moodle 4.0には新機能を強調するための4つの新しいユーザツアーがあります。必要であれば、サイト管理 / アピアランス / ユーザツアーでこれらを無効にできます。

詳細はこちらもご覧ください (英語): upgrade_notes-labelled issues and ui_change-labelled issues

Moodle 3.5 の新しいプラグイン

BigBlueButton

注意: 記録を正常に動作させるため、Cronジョブを有効にしてください。

BigBlueButtonBNは10年以上にわたり提供されてきた非標準プラグインです。このプラグインはMoodleとBigBlueButtonサーバの相互運用を可能にます。Moodle 4.0ではコアプラグインとして含まれています。 詳細はBigBlueButton in Moodle 4.0をご覧ください。 Moodle 4.0にアップグレードする場合、2つの可能性があります。

BigBlueButtonBN未インストールの場合

プラグインがインストールされていない場合、以下、考慮すべき点があります。

  • BigBlueButtonはデフォルトで無効にされています。管理者は「サイト管理 > プラグイン > 活動を管理する」で有効にした上でデータ処理契約に同意するボックスにチェックを入れる必要があります。
  • BigBlueButtonは外部サービスです。このプラグインはいくつか制限のある無料階層型ホスティングであらかじめ設定されています。
BigBlueButtonBNインストール済みの場合

プラグインがすでにインストールおよび正しく設定されている場合、アップグレードは正常に完了するはずです。しかし、いくつかの考慮すべき点もあります。

  • BigBlueButtonはデフォルトで無効にされている場合があります。この場合、管理者は「サイト管理 > プラグイン > 活動を管理する」で有効にしてデータ処理契約に同意するボックスにチェックを入れる必要があります。
  • BigBlueButtonは外部サービスです。このプラグインは以前のFree Tier Hosting (https://test-install.blindsidenetworks.com/bigbluebutton/) が使用されていた場合のみ、BigBlueButtonの認証情報を変更します。そうでない場合、既存のサービスのままとなります。
一般的な検討事項

どのようなシナリオであっても、一般的に考慮すべきことは1点のみです。

BigBlueButtonはまだレコーディングのリポジトリですが現在メタデータはMoodleに保存されているため、BigBlueButton活動が表示されるたびにgetRecordingリクエストする代わりにビューは完全にMoodleデータで埋め尽くされます。これはコードをより効率的にする一方で、すべてのレコーディングがアップグレードの一部として処理される必要があることを意味します。

  1. レコーディングが正常に動作するためにはcronジョブを有効にする必要があります。
  2. レコーディングはバックグラウンドで非同期に処理されるため、データ移行はMoodleのアップグレード完了後に開始されます。これは大規模な展開 (多くのレコーディング) において、レコーディングが処理されて活動の一部として表示されるまで長時間時間 (数時間) を要する場合があることを意味します。

処理詳細はcronジョブのログで確認できます。

また、プラグインがアンインストール未了で既存のルームが存在する場合、レコーディングはまだ参照されていることを忘れないでください。すぐに表示されない場合でも、何も失われることはありません。必要なのは移行のみです。

Moodle 3.5 の新しいケイパビリティ

  • mod/bigbluebuttonbn:addinstance
  • mod/bigbluebuttonbn:addinstancewithmeeting
  • mod/bigbluebuttonbn:addinstancewithrecording
  • mod/bigbluebuttonbn:deleterecordings
  • mod/bigbluebuttonbn:importrecordings
  • mod/bigbluebuttonbn:join
  • mod/bigbluebuttonbn:managerecordings
  • mod/bigbluebuttonbn:protectrecordings
  • mod/bigbluebuttonbn:publishrecordings
  • mod/bigbluebuttonbn:unprotectrecordings
  • mod/bigbluebuttonbn:unpublishrecordings
  • mod/bigbluebuttonbn:view
  • mod/quiz:emailnotifyattemptgraded
  • moodle/question:commentall
  • moodle/question:commentmine
  • moodle/reportbuilder:edit
  • moodle/reportbuilder:editall
  • moodle/reportbuilder:scheduleviewas
  • moodle/reportbuilder:view
  • qbank/customfields:changelockedcustomfields
  • qbank/customfields:configurecustomfields
  • qbank/customfields:viewhiddencustomfields

Moodle 3.6, 3.7, 3.8, 3.9, 3.10および3.11での改善点

どのバージョンからアップグレードするかによって、各ドキュメントの「あなたのMoodleに影響を与える可能性のある問題」セクションを参照してください。

手順に関して質問がありますか?

moodle.orgのインストールおよびアップグレードヘルプフォーラム (英語)に投稿してください。

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