Moodleの目標は、能力に関係なく、すべてのユーザが完全にアクセスでき、利用できるものになることです。
このページでは、Moodleにおけるアクセシビリティの現状と、今後の計画について説明します。
Voluntary Product Accessibility Template(VPAT)
デジタルアクセシビリティは、Moodleプラットフォームをすべてのユーザにとってアクセシブルかつインクルーシブなものにするための鍵です。WCAG 2.2ガイドラインへのMoodleの適合状況の概要は、私たちのアクセシビリティ適合レポートでご覧いただけます。
確立されたプラクティス
Moodleのコア開発者は、新しく開発するものがアクセシブルであることを確認するために、多くの時間を費やしています。Moodleで新しいコードを作成する際のプロセスの一部は、確立されたベストプラクティスに従うことです。また、新しいコードをコアに受け入れる際のプロセスの一部として、ページを入念にテストし、専門家からフィードバックを集めます。
標準規格への適合
Moodleプラットフォームは、多くの部分からなる複雑なシステムです。そのコードは絶えず進化しています。モジュールは有効にも無効にもできます。インタフェースは、テーマや何千もの設定を使って大幅にカスタマイズできます。どの教師、どの学生も実際のコンテンツを作成できます。そのため、Moodle、またはMoodleをベースにしたサイトが完全にアクセシブルであるかどうかを、100%確実に言うことはできません。アクセシビリティは状態ではありません。ユーザやより広い技術環境に対応して継続的に改善していくプロセスです。
WCAG 2.2
最適なウェブアクセシビリティのためにMoodleがコンテンツをどのように提示すべきかを決める際には、WCAG 2.2ガイドラインに従っています。
ATAG 2.0
Moodleは(コンテンツを利用する場であるとともに)コンテンツを構築する場でもあるため、ATAG 2.0ガイドラインも参照しています。Moodleには、ユーザがわかりやすいインタフェースで書式付きのコンテンツを作成できるように、強力なリッチテキストエディタ(TinyMCEエディタ)が標準で搭載されています。
ARIA 1.1
Moodleのユーザインタフェースの多くの部分は動的かつインタラクティブであるため、スクリーンリーダなどの支援技術に情報を伝えるためのARIA勧告に従っています。
Section 508(米国)
米国政府機関がMoodleを使用しているため、米国リハビリテーション法第508条修正条項がMoodleに関係する場合があります。
欧州アクセシビリティ法
Moodleは欧州連合の政府機関や大学で使用されているため、欧州アクセシビリティ法も関係します。
IAAPメンバシップ
Moodleは、学習をすべての人にとってアクセシブルにするソリューションの提供に取り組んでいます。この取り組みを示すため、製品の定期的なアクセシビリティ監査に加えて、Moodleは2025年6月にInternational Association of Accessibility Professionals(IAAP)に加入しました。
このメンバシップにより、私たちのチームはアクセシビリティ関連のリソースやトレーニング、そしてアクセシビリティ専門家のグローバルなネットワークも利用できるようになります。

関連項目
- アクセシブルなコースデザイン
- Moodleのアクセシビリティ適合レポート(VPAT)
- Moodle LMSがWCAG 2.1 AAアクセシビリティ準拠を達成 - 注(2020年12月)
- アクセシビリティプラグイン:表示や読みやすさの設定を利用者ごとに調整できるローカルプラグイン
- Moodle用のアクセシビリティ関連の追加プラグイン(Moodleマーケットプレイス)
- Introduction to Accessibility - 一般的な障がいのある人を支援するための、シンプルでアクセシブルなコンテンツの作成方法を紹介する、初級レベルのMoodle Academyコースです。
- Accessible Teaching Basics - 障がいのある人が直面する一般的なアクセシビリティの問題を紹介し、学習をアクセシブルにすることが誰にとっても有益であり、思っているよりも簡単であることを示す、初級レベルのMoodle Academyコースです。
- アクセシビリティ - Moodle Developer Resources]