コースのバックアップ

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コースは、コースバックアップを使用して、一部またはすべてのパーツとともに保存できます。通常、サイト管理者は、サイト全体に対して自動コースバックアップのスケジュールを設定します。教師はバックアップを作成したり、既存のバックアップをダウンロードして安全に保管したり、別のMoodleサイトで使用したりできます。

コースのバックアップ:Moodle 3.7


コースのバックアップ

コースをバックアップするには

  1. コースに入ります。
  2. 歯車メニューまたは管理ブロックのバックアップリンクをクリックします。(テーマによって違います)
  3. 「初期設定」の画面で、必要に応じて、活動、ブロック、フィルタ、その他のアイテムを選択し、「次へ」のボタンをクリックします。管理者やマネージャーなどの適切な権限を持つユーザは、バックアップに含める項目の設定として、ユーザを含めるか、ユーザ情報を匿名化するか、ユーザロールの割り当て、グループ、グルーピング、ユーザファイル、コメント、ユーザ完了の詳細、コースログと評定履歴を含めるかどうかを選択できます。
  4. 「スキーマ設定」の画面で、バックアップに含める特定のアイテムを選択/選択解除し、「次へ」のボタンをクリックします。
  5. 必要に応じて、「タイプオプションを表示する」のリンクをクリックして、バックアップする特定のタイプの活動を選択します。
  6. 「確認およびレビュー」の画面で、すべてがちゃんと選択できているかを確認します。必要に応じて、戻るボタンを使用して戻ってください。大丈夫ならば、「バックアップを実行する」のボタンをクリックします。
  7. 「完了」の画面では、「続ける」のボタンをクリックします。
すべてまたはなしを選択するオプションがあるバックアップ画面
活動タイプを選択するオプションがあるバックアップ画面

次に、バックアップファイル(.zipファイルとの混同を避けるために固有の.mbz拡張子が付いたもの)がコースバックアップエリアに保存されます。バックアップファイル名の形式は backup-moodle2-course-coursename-date-hour.mbz で、ユーザなしでバックアップした場合は -nu.mbz で終わり、ユーザ名を匿名化した場合は -an.mbz になります。

ヒント:バックアップ設定の各画面をいちいち確認せずに済ませたい(デフォルトの設定で構わない)場合は、「最終ステップにジャンプする」をクリックしてバックアップを実行してください。

ユーザー情報の匿名化

ユーザー情報の匿名化は、各ユーザーを匿名にすることで ユーザーの身元を保護する バックアップ機能です。バックアップの初期設定でこのボックスがチェックされている場合、Moodleは@doesntexist.comの電子メールアドレスなどを置き換えて、実名をエイリアスに置き換えます。たとえば、Max Manageranonfirstname4 anonlastname4 になる可能性があります。

非同期コースバックアップ

大きなコースでは、コースがバックグラウンドでバックアップされている間も作業を続行できると便利です。これは、管理者が サイト管理 / 高度な機能 の '非同期バックアップを有効にする' チェックボックスをオンにすると実行できます

管理者向けのCLI経由のバックアップ

サイト管理者は、CLIスクリプトを使用して、選択したコースをバックアップできます。

オプション

  • --courseid=INTEGER(バックアップのコースID)
  • --courseshortname=STRING(バックアップ用のコースショートネーム)
  • --destination=STRING(バックアップファイルを保存するパス。設定されていない場合、バックアップはコースバックアップファイル領域内に保存されます。)
  • -h、--help(このヘルプを印刷します。)

\$sudo -u www-data /usr/bin/php admin/cli/backup.php --courseid=2 --destination=/moodle/backup/

Windowsでは、cmd.exeを使用して/admin/cli/backup.phpスクリプトを実行します。別のデータサーバーにMoodledataフォルダをセットアップしている場合は、そのデータサーバー上のバックアップフォルダへのUNCパスを指定できます。コマンドラインCDからMoodle \admin\cliフォルダに移動し、次のコマンドを実行します: php backup.php --courseid=25 --destination=\\moodledata\backup

ここで、'-courseid' は、バックアップするコースのIDです。

Courseid=25の.mbzバックアップファイルは、Moodledata($CFG->dataroot)フォルダのbackupサブフォルダに保存されます。

ヒントとコツ

  • Moodle 2.0での復元後にコンテンツが失われますか? 孤児になった活動 というトピック見出しはありますか?解決策:コース設定に移動し、トピックセクションの数を増やすと、通常に戻ります。

クリエイティブな用途

バックアップとリストアのプロセスは、教師と管理者に多くの創造的なソリューションを提供できます。

  • あるコースのコースまたは特定の活動を別のコースに複製する(インポートと同様)
  • ローカルホストサイトコースの資料を使用して、プロダクションMoodleサイトコースを更新する
  • コースを新しいMoodleサイトに転送します。
  • Moodleの以前のバージョンでは、過去の学生の活動なしにコースを進める方法
  • 空の活動を作成し、その活動のみを保存してから、コースまたは別のコースに1回以上リストアします。

一般的なバックアップのデフォルト

コースバックアップのデフォルト設定は、サイト管理の '一般バックアップデフォルト' でサイト管理者が設定できます。

選択した設定がロックされている可能性があるため、コースバックアップの作成時に変更できません。

ログの保持期間 ドロップダウンで時間を選択することにより、バックアップログ情報が削除されるまで保持される期間を指定できます。この情報は非常に大きい可能性があるため、選択する時間は非常に短いことが推奨されます。

コースバックアップは90%を超えて停止し、エラーは表示されません

これは次の原因で発生すると報告されています:

コースバックアップケイパビリティ

エラー:バックアップファイルからユーザ 'admin' をリストアしようとすると、競合が発生します

  • 続行する前に、何か問題が発生した場合に備えて 2番目の管理者アカウントを作成することをお勧めします。
  • 各サーバの管理者アカウントに異なる一意のユーザ名とメールアドレスがあることを確認してから再度、ユーザデータを含めたコースバックアップを行い、それをリストアしてください。
    • 新しいバックアップを作成できず、既存の '競合する' バックアップファイルを使用する必要がある場合は、細心の注意を払って新しいメインの管理者のパスワードとメールを忘れずに控えておき、新しいサイトのメインの管理者アカウントを変更する必要があります。
  • ファイルでインポートして作成した方の管理者アカウントは、パスワードを失い、使用できなくなる可能性があることに注意してください。
  • ログアウトする前に、'インポートされた' メイン '管理者' アカウントのパスワードを更新/リセットすることをお勧めします。これは、サイトのメイン '管理者' アカウントである可能性が高く、このアカウントが機能しなくなると深刻な問題が発生するためです。
  • なんらかの問題が発生した場合は、2番目の管理者アカウントを使用してメインの管理者アカウントを修正できます。

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