問題コンテクスト
Moodle 1.9
Moodle 1.9から、異なるコンテクスト内で問題を共有できるようになりました。「コンテクスト」は、なじみのない言葉だと思います。コンテクストは、あなたの「Moodleサイトの場所」であると考えてください。それぞれの異なるコンテクストでは、分離された問題カテゴリの階層を持ちます。ですから、あなたは問題をどの「コンテクスト」内で共有するか選択することができます。また、管理者はそれぞれに異なるパーミッションを付与したコンテクストをユーザに与えることもできます。
異なるコンテクストの関係を図解した下の図をご覧ください。それぞれの色は、異なるコンテクストを意味します。どのように問題コンテクストがそれぞれ含まれているかご覧ください。コースカテゴリコンテクストは、ネスト (入れ子) することができます。この例では、それぞれネストされた「人文科学」および「言語」の2つのコンテクストがあります。私たちは、3番目のコースカテゴリ「英語」および4番目以降のコースカテゴリを持つことができます。コースカテゴリは無限にネストすることができますので、問題の共有および問題共有パーミッションを割り当てるための、非常に柔軟な問題コンテクストシステムを構築することができます。
問題コンテクストは、ロールおよびパーミッションコンテクストのサブセットです。例えば、コンテクストAに含まれるコンテクストBは、含まれているコンテクストAのパーミッションを継承します。あなたに必要なパーミッションがある場合、どのコンテクスト内に含まれた問題カテゴリにもアクセスすることができます。あなたには問題バンクにアクセスする方法が2つあることを記憶してください: 「活動モジュールから」 (現在は小テストのみ) またはコース管理メニューの「問題リンク」からです。あなたが次の場所から問題バンクにアクセスする場合 :
- 活動モジュールから. あなたにパーミッションがある場合、次の問題カテゴリにアクセスできます:
- その活動コンテクストおよび含まれるコンテクスト
- その活動モジュールが含まれるコース
- その活動モジュールが含まれるコースのコースカテゴリ
- コアシステムコンテクスト
- コースから. あなたにパーミッションがある場合、次の問題カテゴリにアクセスできます:
- そのコース
- そのコースが含まれるコースカテゴリ
- コアシステムコンテクスト
問題コンテクストへは次のコンテクストからアクセス可能です :
- 活動コンテクスト : 問題は、1つの活動モジュールでのみ利用できます。
- コースコンテクスト : 問題は、コース内のすべての活動モジュールおよびコース管理ブロックの「問題」リンクより利用できます。
- コースカテゴリコンテクスト : 問題は、コースカテゴリ内のすべての活動モジュールおよびコースで利用できます (1つのコースカテゴリが他のコースカテゴリを含むことができることを思い出してください。あなたは、どの親コースカテゴリでも問題を共有することができます)。
- コアシステムコンテクスト : 問題は、あなたのサイトのすべてのコースおよび活動で利用できます。
すべての問題カテゴリは、関連するコンテクストでテストされました。例えば、カテゴリに問題を追加するには、あなたはそのコンテクストの追加ケイパビリティを持つ必要があります。詳細は、ロールおよびケイパビリティのヘルプをご覧ください。あなたにコンテクスト内でいかなるパーミッションも与えられていない場合、そのコンテクスト内のカテゴリは、あなたに表示されません。