「Moodle XMLフォーマット」の版間の差分

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==XMLの妥当性について==
{{問題のエクスポート}}
XMLフォーマットは、[[小テストモジュール]]で使用される問題をインポートおよびエクスポートするためのMoodle固有のフォーマットです。このフォーマットはMoodleコミュニティ内で開発されましたが、他のソフトウェアが多かれ少なかれそれをサポートしている可能性があります。


XMLパーサー (構文解析ツール) は、XMLファイルが正しいと見做し、エラーを検査および報告しません。XMLファイルが正しくない場合、予想外のエラーが発生する可能性が大きくなります。あなたがXMLファイルを手書きで作成している場合、Moodleにインポートする前に、XML検査ツール等で構文をチェックすることを強くお勧めします。特に埋め込みHTMLフラグメントは、CDATAセクションに入れるよう、注意してください。
==有効性(およびCDATA)についての一言==


==XMLファイルの全体構造==
XML パーサは、XML ファイルが正しく形成されていることを前提としており、エラーを検出したり報告したりしません。そうでない場合は、予期しないエラーが発生する可能性が高くなります。あなたがXMLファイルを手作業でコーディングしている場合、Moodleにインポートする前に、何らかのXML検証ツールに通すことを強くお勧めします。これを行う簡単な方法は、FirefoxまたはInternet Explorerを使って、XMLファイルを開くことです。


ファイルは次のようにタグで囲みます。
特に、埋め込まれたHTMLフラグメントは[http://en.wikipedia.org/wiki/CDATA CDATAセクション]内にある必要があることに注意してください。 CDATAの例:


  <?xml version=1.0?>
<code xml>
<quiz>
<questiontext format="html">
      <text><![CDATA[
              Now I can include <strong>any</strong> HTML that I<br />
              wish. Without the CDATA, the <i>HTML</i> tags would break
              the XML!!
              ]]>
        </text>
  </questiontext>
</code>
 
== XMLファイルの全体的な構造==
 
ファイルは以下のようにタグで囲まれています。xmlタグがファイルの最初の行であることを確認することは、'''重要'''です。最初の行が空白であったり、最初の行に追加のタグがあると、Moodle XMLパーサは混乱します。
 
 
 
 
.
.
.
 
 
 
.
.
.
 
 
 
.
.
.
 
 
 
.
.
.
 
 
 
以内タグは任意の数ですタグ。これらの1つタグは、インポート/エクスポートのカテゴリを指定するための''カテゴリ''タイプのダミーの質問にすることができます。
 
<code xml>
<?xml version="1.0" ?>
<quiz>
  .
  .
  .
  .
  .
  .
</quiz>
</quiz>
</code>


<quiz>タグの中には、いくつでも<question>タグを入れることができます。<question>タグには、インポートおよびエクスポートを指定するため、以下のようにダミーのタイプ「category」を入れることができます。
Within the <quiz> tags are any number of <question> tags. One of these <question> tags can be a dummy question with a ''category'' type to specify a category for the import/export.


<question type="category">
<code xml>
  <category>
<question type="category">
    tom/dick/harry
    <category>
  </category>
        <text>$course$/XXXX</text>
</question>
    </category>
</question>
</code>


ファイルは、 [[UTF8]]にエンコードしてください。
ここで、XXXXは新しいカテゴリ名です。カテゴリが存在する場合、問題は既存のコースに追加されます。それ以外の場合は、新しいカテゴリが作成されます。これは、"ファイルからカテゴリを取得する" がオンになっている場合にのみ機能します。


Moodle XMLインポートおよびエクスポートは、機能性においてバランスがとられています。ですから、フォーマットを理解するためには、単純にいくつかの問題を作成してエクスポートした後、エクスポートされたファイルがどのようになっているか確認してください。
同じファイルで複数のカテゴリを指定できます。新しいカテゴリを確立するたびに、別のダミーの 'カテゴリ' 問題を追加するだけで、それに続く問題がそこに配置されます。


==すべての問題タイプに共通するタグ==
ファイルは[[UTF8]]でエンコードする必要があります


問題は以下のように記述します。
Moodle XMLのインポートとエクスポートは機能的にバランスが取れているので、フォーマットを理解する必要がある場合は、いくつかの問題を作成してエクスポートするだけで、どのように見えるかを確認できます。


<question type="multichoice|truefalse|shortanswer|match|cloze|essay|numerical|description">
==すべての問題タイプに共通のタグ==
 
問題は次のように書かれています。
 
<code xml>
<question type="multichoice|truefalse|shortanswer|matching|cloze|essay|numerical|description">
    <name>
        <text>Name of question</text>
    </name>
     <questiontext format="html">
     <questiontext format="html">
      この問題の答えは何でしょうか?
        <text>What is the answer to this question?</text>
     </questiontext>
     </questiontext>
  .
    .
  .
    .
  .
    .
</question>
</question>
</code>


「Format」では、問題テキストの[[テキストのフォーマット|フォーマットオプション]]を選択してください。オプションには、'''moodle_auto_format''' (デフォルト)、'''html'''、'''plain_text'''、'''markdown'''があります。オプションの選択は、テキストの表示方法に影響します。
XMLファイルをMoodleに正しくインポートするために、各問題には<name>タグおよび<question-text>タグが必要です。


さらに少なくとも通常1つ含まれるタグは、<answer>タグです。以下、ドットがマークされたタグは、<question>タグの子ノードとして使用されます。レスポンスに関連したタグは、このページの下部に記述されています。様々な (任意?) のタグを使用することもできます。
"フォーマット"は、問題文の[[フォーマットオプション]]を選択します。オプションは、'''html''' (デフォルト)、'''moodleオートフォーマット''、'''プレインテキスト'' および '''マークダウン''' です。選択肢は、テキストの表示方法に影響を与えます。


さらに、通常は少なくとも1つの<answer>タグを含むタグが、<question>タグの子ノードとしてドットでマークされたスペースに続きます。応答関連のタグは、このページの下の方に記載されています。様々な(オプションの?)タグが可能です。
* tags (non-hierarchical keywords)
* penalty
* penalty
* generalfeedback
* generalfeedback
48行目: 112行目:
* hidden
* hidden


<image>タグには、インクルードされたイメージのURIを含みます。<image>タグにネストする<image_base64>タグでは、base64にエンコードされた実データを含みます [http://www.php.net/manual/en/function.base64-encode.php]
問題タグ(非階層的なキーワード)は問題エンジンでは完全にはサポートされていませんが、XMLを介してインポートおよびエクスポートすることができます。
 
<code xml>
<question ...>
  ...
  <tags>
    <tag>
      <text>keyword1</text>
    </tag>
    <tag>
      <text>keyword2</text>
    </tag>
    ...
  </tags>
  ...
</question>
</code>
 
<image>タグには、画像のURLを記述します。<image>タグの中には、base64でエンコードされた画像データを含む<image_base64>タグを入れることができます。
[http://www.php.net/manual/en/function.base64-encode.php].


'''一般的な問題の一部を示した次の問題タイプの例では、問題の明瞭さを改善することを目的としていません。完全な例を閲覧するため、あなた自身でいくつかの問題例をエクスポートしてください。'''
{{Note| あなたがMoodle 1.9サーバから問題をエクスポートした場合、エクスポートされたファイルには1.9サーバでホストされているイメージへの相対URLのみが含まれますが、Moodle 2.xおよび3.xサーバからエクスポートされた問題にはベース64でエンコードされた実際のイメージが含まれます。これが、問題集のインポート/エクスポート操作で、すべての画像が含まれるものと、含まれないものがある理由です。}}
'''次の問題タイプの例では、わかりやすくするために問題の一般的な部分は示されていません。完全な例を表示するには、いくつかの例を自分でエクスポートすることをお勧めします。'''


==多肢選択問題==
==多肢選択==


多肢選択問題では、それぞれの選択肢に<answer>タグを持ちます。それぞれの選択肢には、フィードバック (feedback) および (fraction属性を使用した) 評点の加重を持つことができます。加えて、多肢選択問題には次のタグを含むことができます:
MCの問題には各選択肢に1つの<answer>タグがあります。それぞれの選択肢にはフィードバックやスコアの重み付け (fraction属性の使用) を行うことができます。さらに、MC問題は以下のタグを持ちます。


* single ''(: true/false)''
* single ''(values: true/false)''
* shuffleanswers ''(: 1/0)''
* shuffleanswers ''(values: 1/0)''
* correctfeedback  
* correctfeedback  
* partiallycorrectfeedback  
* partiallycorrectfeedback  
* incorrectfeedback
* incorrectfeedback
* answernumbering (許可される値: 「abc」「ABC」または「123」)
* answernumbering (allowed values: 'none', 'abc', 'ABCD' or '123')


<single>タグは、単一解答 (ラジオボタン) および複数解答 (チェックボックス) を区別するため使用されます。
<single>タグは、単一の解答(ラジオボタン)と複数解答(チェックボックス)を区別するために使用されます。


<question type="multichoice">
<code xml>
<question type="multichoice">
  <answer fraction="100">
  <answer fraction="100">
     <text>正解</text>
     <text>The correct answer</text>
     <feedback><text>正解です!</text></feedback>
     <feedback><text>Correct!</text></feedback>
  </answer>
  </answer>
  <answer fraction="0">
  <answer fraction="0">
     <text>選択肢</text>
     <text>A distractor</text>
     <feedback><text>しまった!</text></feedback>
     <feedback><text>Ooops!</text></feedback>
  </answer>
  </answer>
  <answer fraction="0">
  <answer fraction="0">
     <text>別の選択肢</text>
     <text>Another distractor</text>
     <feedback><text>しまった!</text></feedback>
     <feedback><text>Ooops!</text></feedback>
  </answer>
  </answer>
  <shuffleanswers>1</shuffleanswers>
  <shuffleanswers>1</shuffleanswers>
  <single>true</single>
  <single>true</single>
  <answernumbering>abc</answernumbering>
  <answernumbering>abc</answernumbering>
</question>
</code>


== /×問題 ==
==/==


○/×問題には、正解、不正解の2つの答えのタグがあります。答えのfraction属性タグで、どちらのオプションが正解 (100)、そしてどちらのオプションが不正解 (0) か指定します。フィードバックはサポートされています。次の例では「正解」が正しく、「不正解」が正しくない答えを表しています。
2つの解答タグが与えられます。1つは真で、もう1つは偽です。 answerタグのfraction属性は、どのオプションが正しいか (100)、どれが間違っているか (0) を識別します。フィードバックがサポートされています。次の例は、trueが正解で、falseが間違っている場合の形式を示しています。


<code xml>
  <question type="truefalse">
  <question type="truefalse">
  <answer fraction="100">
  <answer fraction="100">
     <text>正解</text>
     <text>true</text>
     <feedback><text>正解です!</text></feedback>
     <feedback><text>Correct!</text></feedback>
  </answer>
  </answer>
  <answer fraction="0">
  <answer fraction="0">
     <text>不正解</text>
     <text>false</text>
     <feedback><text>おやおや!</text></feedback>
     <feedback><text>Ooops!</text></feedback>
  </answer>
  </answer>
</question>
</code>


== 記述問題 ==
==記述問題==


記述問題タイプでは、それぞれに独自の加重およびフィードバックを持った正答の選択肢をサポートします。Moodle XMLフォーマットは、それぞれの正答の選択肢に1つの<answer>タグを使用します。
記述問題タイプは、それぞれ独自の重み付けとフィードバックを持つ代替の正解をサポートします。Moodle XMLフォーマットでは各正解候補に対して1つの<answer>タグを使用します。


<usecase>タグの値 (1または0) を使用して、大文字小文字の区別をするかどうか設定します。
<usecase>タグは、1/0の値で大文字小文字の区別を切り替えます。


<code xml>
  <question type="shortanswer">
  <question type="shortanswer">
  <answer fraction="100">
  <answer fraction="100">
     <text>正答</text>
     <text>The correct answer</text>
     <feedback><text>正解です!</text></feedback>
     <feedback><text>Correct!</text></feedback>
  </answer>
  </answer>


  <question type="shortanswer">
  <question type="shortanswer">
  <answer fraction="100">
  <answer fraction="100">
     <text>正答</text>
     <text>The correct answer</text>
     <feedback><text>正解です!</text></feedback>
     <feedback><text>Correct!</text></feedback>
  </answer>
  </answer>
  <answer fraction="100">
  <answer fraction="100">
     <text>答えの選択肢</text>
     <text>An alternative answer</text>
     <feedback><text>正解です!</text></feedback>
     <feedback><text>Correct!</text></feedback>
  </answer>
  </answer>
</question>
</code>


== 数値問題 ==
==数値解答==


以下の例は、数値問題のMoodle XMLフォーマットを簡易化したものです。
以下は、数値解答用のMoodle XMLフォーマットの簡易版です。


<code xml>
  <question type="numerical">
  <question type="numerical">
  <answer fraction="100">
  <answer fraction="100">
     <text>23</text>
     <text>23</text>
     <feedback><text>フィードバック</text></feedback>
     <feedback><text>Feedback</text></feedback>
  </answer>
  </answer>
</question>
</code>


Moodleは、<tolerance>タグ (どれくらい数値が正確か?) および1つまたはそれ以上の<unit>タグもサポートします。<unit>タグには、単位および乗数を持ちます。例) メインの答えがキロメータの場合、乗数1000を持ったメータを付加的な答えとして持つことができます。
Moodleでは<tolerance>タグ (どのくらい正確な数値が必要か) および1つ以上の<unit>タグもサポートしています。単位タグには名前と倍率があります。例えば、メインの答えがキロメーターである場合、追加の答えは1000の乗数でメートルに相当するものにすることができます。


'''注意:''' Moodle 1.7.2以前のバージョンでは、フラクションは0から1の間の値で<fraction>要素内で表示され、答えは<text>タグで閉じられていませんでした。このフォーマットの数値問題は廃止されましたが、見つかった場合、現在も正常にインポートされます。
''': ''' 1.7.2 より前のバージョンでは、分数は <fraction> 要素で 0 から 1 までの値で表現され、解答値は <text> タグで囲まれ '''ません''' でした。このフォーマットの数値問題タイプは非推奨ですが、見つかった場合は正しくインポートされます(今のところ)。


== 組み合わせ問題 ==
==組み合わせ==


<shuffleanswers>タグを使用することで、組み合わせ問題の選択肢をランダムに表示するかどうか選択できます。それぞれの組み合わせは、<subquestion>タグの中に含まれます。組み合わせの最初のアイテム (問題) は<text>タグの中に含まれ、2番目のアイテム (答え) は<answer>タグで囲まれた<text>タグの中に含まれます。Moodleにおける、この解答タイプでは、フィードバックおよび評点の加重はサポートされていません。
組み合わせの解答では、<shuffleanswers> タグを使用して、アイテムの順序をランダムにするかどうかを決定します。
各ペアは <subquestion> タグの中に含まれます。それぞれのペアの最初の項目は<text>タグで囲まれ、2番目の項目は<answer>タグで囲まれます。この解答タイプではフィードバックおよびスコアの加重はMoodleではサポートされません。


  <question type="match">
<code xml>
  <question type="matching">
  <subquestion>
  <subquestion>
     <text>これは最初の組み合わせの最初のアイテムです。.</text>
     <text>This is the 1st item in the 1st pair.</text>
     <answer>
     <answer>
         <text>これは最初の組み合わせの2番目のアイテムです。</text>
         <text>This is the 2nd item in the 1st pair.</text>
     </answer>
     </answer>
  </subquestion>
  </subquestion>
  <subquestion>
  <subquestion>
     <text>これは2番目の組み合わせの最初のアイテムです。.</text>
     <text>This is the 1st item in the 2nd pair.</text>
     <answer>
     <answer>
         <text>これは2番目の組み合わせの2番目のアイテムです。</text>
         <text>This is the 2nd item in the 2nd pair.</text>
     </answer>
     </answer>
  </subquestion>
  </subquestion>
  <shuffleanswers>true</shuffleanswers>
  <shuffleanswers>true</shuffleanswers>
</question>
</code>


== 作文問題 ==
==作文==


作文問題の例です ...
作文タイプの問題の例...


<code xml>
   <question type="essay">
   <question type="essay">
     <answer fraction="0">
     <answer fraction="0">
160行目: 261行目:
     </answer>
     </answer>
   </question>
   </question>
</code>
この場合、答えはなく、評定もありません。
'''注: ''' 1.7.2より前のバージョンでは、分数は<fraction>要素で0から1までの値で表現され、解答値は<text>タグで囲まれた '''ません''' でした。小論文の問題タイプのこのフォーマットは非推奨ですが、発見された場合は正しくインポートされます(今のところ)。
==その他の問題タイプ==


この場合、答えも評点もありません。
===穴埋め (Cloze)===


'''注意:''' Moodle 1.7.2以前のバージョンでは、フラクションは0から1の間の値で<fraction>要素内で表示され、答えは<text>タグで閉じられていませんでした。このフォーマットの数値問題は廃止されましたが、見つかった場合、現在も正常にインポートされます。
これはサポートされており、<questiontext>タグの特別なフォーマットに依存しています。


== その他の問題タイプ ==
===説明解答タイプ===


=== 穴埋め問題 (Cloze) ===
この解答タイプには、問題ヘッダに含まれるタグ(<questiontext>など)以外の追加タグはありません。


Moodle XMLフォーマットで、穴埋め問題 (Cloze) はサポートされます。また、<questiontext>タグに依存します。
===ランダム記述組み合わせ===


=== 説明タイプ ===
Moodleには、同じ小テストの中の記述問題を、組み合わせの練習問題として表示する問題タイプがあります。しかし、Moodleはこの問題タイプをエクスポートもインポートもできません。


<questiontext>のような問題ヘッダで含まれる以外、説明タイプにはタグを含みません。
==テキストフォーマット==


=== ランダム記述組み合わせ問題 ===
Moodle XMLファイルでは各コンテンツのテキストフォーマット ('''html''、'''moodleオートフォーマット''、'''プレインテキスト''、'''マークダウン''' - これらはMoodleコードで使用される定数、FORMAT_HTML、FORMAT_MOODLE等に対応します) を明示的に指定してください。デフォルトでは、フォーマットは<text>要素の親で指定されます。デフォルトでは、フォーマットは<text>要素の親で指定されます。これは少し変ですが、歴史の名残です。


Moodleには、同じ小テスト内に記述問題を含み、組み合わせ練習として表示する「ランダム記述組み合わせ」問題タイプがあります。しかし、現在のところMoodleではこのタイプの問題をエクスポートおよびインポートすることはできません。
問題文にフォーマットが指定されていない場合は、'''html''' がデフォルトとなります。問題の他の部分でフォーマットが指定されていない場合は、問題文のフォーマットがデフォルトとなります。


==ヒント==
(このデフォルトは、2011年11月頃に変更されました。それ以前は、フォーマットが指定されていない場合、デフォルトは '''moodle_auto_format''' でした)
Moodle XMLを生成するMicrosoft Wordのテンプレートです [http://finemetronome.com/moodle/]- 英語


==関連情報==
==便利なユーティリティ==
* [https://moodle.org/plugins/qformat_crossxml クロスXMLフォーマット]この入力フォーマットプラグインは、問題をある問題タイプから別の問題タイプに変換する便利なユーティリティです。
* [http://vletools.com オンラインMoodleXMLコンバーター]既存のテキストファイルの用語集と小テストからMoodleXMLフォーマットに変換します。 MoodleXMlからテキストに変換することもできます。
* [https://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=398452 スプレッドシートの小テストの問題をMoodle XMLに変換するためのRスクリプト] - これは、小テスト問題を含むスプレッドシートをMoodle XMLファイルに変換するRスクリプトです。スプレッドシートの例も含まれています。クイックスタートガイドを書きましたが、2つのファイルしかアップロードできません。個人的な使用のために自由に修正してください。もし、有用な修正ができたら、私と共有してください。私は多肢選択問題(単一の正解)、記述問題、および真偽判定問題のサポートのみを記述しました。私は、Moodle 3.7でのみテストしました。
* [http://www.R-exams.org/ R/exams] は、R/MarkdownまたはR/LaTeXで書かれた潜在的に動的なエクササイズからMoodle XML(他の様々な出力フォーマットの中で)をエクスポートすることができる一斉試験ジェネレータです。Moodleの簡単なチュートリアルは以下のサイトにあります。[http://www.R-exams.org/tutorials/elearning/ E-Learning Quizzes with R/exams for Moodle and OpenOLAT].


*[[問題のエクスポート]]
==関連項目==
*[[問題のインポート]]
*[[GIFTフォーマット]]
*[[Aikenフォーマット]]


[[Category:問題]]
* [[Aikenフォーマット]]
* [[XML FAQ]]
* [[インポートおよびエクスポートFAQ]]
* [[User:Frank Ralf/Moodle XML1]](進行中の作業)


[[en:Moodle_XML]]
[[en:Moodle XML format]]
[[de: Moodle XML-Format]]
[[fr:Format XML Moodle]]
[[es:Formato Moodle XML]]

2021年4月6日 (火) 02:00時点における版

XMLフォーマットは、小テストモジュールで使用される問題をインポートおよびエクスポートするためのMoodle固有のフォーマットです。このフォーマットはMoodleコミュニティ内で開発されましたが、他のソフトウェアが多かれ少なかれそれをサポートしている可能性があります。

有効性(およびCDATA)についての一言

XML パーサは、XML ファイルが正しく形成されていることを前提としており、エラーを検出したり報告したりしません。そうでない場合は、予期しないエラーが発生する可能性が高くなります。あなたがXMLファイルを手作業でコーディングしている場合、Moodleにインポートする前に、何らかのXML検証ツールに通すことを強くお勧めします。これを行う簡単な方法は、FirefoxまたはInternet Explorerを使って、XMLファイルを開くことです。

特に、埋め込まれたHTMLフラグメントはCDATAセクション内にある必要があることに注意してください。 CDATAの例:

<questiontext format="html">
      <text><![CDATA[
             Now I can include any HTML that I
wish. Without the CDATA, the HTML tags would break the XML!! ]]> </text> </questiontext>

XMLファイルの全体的な構造

ファイルは以下のようにタグで囲まれています。xmlタグがファイルの最初の行であることを確認することは、重要です。最初の行が空白であったり、最初の行に追加のタグがあると、Moodle XMLパーサは混乱します。



. . .



. . .



. . .



. . .


以内タグは任意の数ですタグ。これらの1つタグは、インポート/エクスポートのカテゴリを指定するためのカテゴリタイプのダミーの質問にすることができます。

<?xml version="1.0" ?> <quiz>

.
.
.

</quiz>

Within the <quiz> tags are any number of <question> tags. One of these <question> tags can be a dummy question with a category type to specify a category for the import/export.

<question type="category">

   <category>
       <text>$course$/XXXX</text>
   </category>

</question>

ここで、XXXXは新しいカテゴリ名です。カテゴリが存在する場合、問題は既存のコースに追加されます。それ以外の場合は、新しいカテゴリが作成されます。これは、"ファイルからカテゴリを取得する" がオンになっている場合にのみ機能します。

同じファイルで複数のカテゴリを指定できます。新しいカテゴリを確立するたびに、別のダミーの 'カテゴリ' 問題を追加するだけで、それに続く問題がそこに配置されます。

ファイルはUTF8でエンコードする必要があります

Moodle XMLのインポートとエクスポートは機能的にバランスが取れているので、フォーマットを理解する必要がある場合は、いくつかの問題を作成してエクスポートするだけで、どのように見えるかを確認できます。

すべての問題タイプに共通のタグ

問題は次のように書かれています。

<question type="multichoice|truefalse|shortanswer|matching|cloze|essay|numerical|description">

    <name>
        <text>Name of question</text>
    </name>
    <questiontext format="html">
        <text>What is the answer to this question?</text>
    </questiontext>
    .
    .
    .

</question>

XMLファイルをMoodleに正しくインポートするために、各問題には<name>タグおよび<question-text>タグが必要です。

"フォーマット"は、問題文のフォーマットオプションを選択します。オプションは、html (デフォルト)、moodleオートフォーマットプレインテキスト および マークダウン です。選択肢は、テキストの表示方法に影響を与えます。

さらに、通常は少なくとも1つの<answer>タグを含むタグが、<question>タグの子ノードとしてドットでマークされたスペースに続きます。応答関連のタグは、このページの下の方に記載されています。様々な(オプションの?)タグが可能です。

  • tags (non-hierarchical keywords)
  • penalty
  • generalfeedback
  • defaultgrade
  • hidden

問題タグ(非階層的なキーワード)は問題エンジンでは完全にはサポートされていませんが、XMLを介してインポートおよびエクスポートすることができます。

<question ...>

 ...
 <tags>
   <tag>
     <text>keyword1</text>
   </tag>
   <tag>
     <text>keyword2</text>
   </tag>
   ...
 </tags>
 ...

</question>

<image>タグには、画像のURLを記述します。<image>タグの中には、base64でエンコードされた画像データを含む<image_base64>タグを入れることができます。 [1].

注意: あなたがMoodle 1.9サーバから問題をエクスポートした場合、エクスポートされたファイルには1.9サーバでホストされているイメージへの相対URLのみが含まれますが、Moodle 2.xおよび3.xサーバからエクスポートされた問題にはベース64でエンコードされた実際のイメージが含まれます。これが、問題集のインポート/エクスポート操作で、すべての画像が含まれるものと、含まれないものがある理由です。

次の問題タイプの例では、わかりやすくするために問題の一般的な部分は示されていません。完全な例を表示するには、いくつかの例を自分でエクスポートすることをお勧めします。

多肢選択

MCの問題には各選択肢に1つの<answer>タグがあります。それぞれの選択肢にはフィードバックやスコアの重み付け (fraction属性の使用) を行うことができます。さらに、MC問題は以下のタグを持ちます。

  • single (values: true/false)
  • shuffleanswers (values: 1/0)
  • correctfeedback
  • partiallycorrectfeedback
  • incorrectfeedback
  • answernumbering (allowed values: 'none', 'abc', 'ABCD' or '123')

<single>タグは、単一の解答(ラジオボタン)と複数解答(チェックボックス)を区別するために使用されます。

<question type="multichoice">

<answer fraction="100">
    <text>The correct answer</text>
   <feedback><text>Correct!</text></feedback>
</answer>
<answer fraction="0">
    <text>A distractor</text>
   <feedback><text>Ooops!</text></feedback>
</answer>
<answer fraction="0">
    <text>Another distractor</text>
   <feedback><text>Ooops!</text></feedback>
</answer>
<shuffleanswers>1</shuffleanswers>
<single>true</single>
<answernumbering>abc</answernumbering>

</question>

真/偽

2つの解答タグが与えられます。1つは真で、もう1つは偽です。 answerタグのfraction属性は、どのオプションが正しいか (100)、どれが間違っているか (0) を識別します。フィードバックがサポートされています。次の例は、trueが正解で、falseが間違っている場合の形式を示しています。

<question type="truefalse">
<answer fraction="100">
   <text>true</text>
   <feedback><text>Correct!</text></feedback>
</answer>
<answer fraction="0">
   <text>false</text>
   <feedback><text>Ooops!</text></feedback>
</answer>

</question>

記述問題

記述問題タイプは、それぞれ独自の重み付けとフィードバックを持つ代替の正解をサポートします。Moodle XMLフォーマットでは各正解候補に対して1つの<answer>タグを使用します。

<usecase>タグは、1/0の値で大文字小文字の区別を切り替えます。

<question type="shortanswer">
<answer fraction="100">
    <text>The correct answer</text>
    <feedback><text>Correct!</text></feedback>
</answer>
<question type="shortanswer">
<answer fraction="100">
    <text>The correct answer</text>
    <feedback><text>Correct!</text></feedback>
</answer>
<answer fraction="100">
    <text>An alternative answer</text>
    <feedback><text>Correct!</text></feedback>
</answer>

</question>

数値解答

以下は、数値解答用のMoodle XMLフォーマットの簡易版です。

<question type="numerical">
<answer fraction="100">
    <text>23</text>
    <feedback><text>Feedback</text></feedback>
</answer>

</question>

Moodleでは<tolerance>タグ (どのくらい正確な数値が必要か) および1つ以上の<unit>タグもサポートしています。単位タグには名前と倍率があります。例えば、メインの答えがキロメーターである場合、追加の答えは1000の乗数でメートルに相当するものにすることができます。

注: 1.7.2 より前のバージョンでは、分数は <fraction> 要素で 0 から 1 までの値で表現され、解答値は <text> タグで囲まれ ません でした。このフォーマットの数値問題タイプは非推奨ですが、見つかった場合は正しくインポートされます(今のところ)。

組み合わせ

組み合わせの解答では、<shuffleanswers> タグを使用して、アイテムの順序をランダムにするかどうかを決定します。 各ペアは <subquestion> タグの中に含まれます。それぞれのペアの最初の項目は<text>タグで囲まれ、2番目の項目は<answer>タグで囲まれます。この解答タイプではフィードバックおよびスコアの加重はMoodleではサポートされません。

<question type="matching">
<subquestion>
    <text>This is the 1st item in the 1st pair.</text>
    <answer>
        <text>This is the 2nd item in the 1st pair.</text>
    </answer>
</subquestion>
<subquestion>
    <text>This is the 1st item in the 2nd pair.</text>
    <answer>
        <text>This is the 2nd item in the 2nd pair.</text>
    </answer>
</subquestion>
<shuffleanswers>true</shuffleanswers>

</question>

作文

作文タイプの問題の例...

 <question type="essay">
   <answer fraction="0">
       <text></text>
   </answer>
 </question>

この場合、答えはなく、評定もありません。

注: 1.7.2より前のバージョンでは、分数は<fraction>要素で0から1までの値で表現され、解答値は<text>タグで囲まれた ません でした。小論文の問題タイプのこのフォーマットは非推奨ですが、発見された場合は正しくインポートされます(今のところ)。

その他の問題タイプ

穴埋め (Cloze)

これはサポートされており、<questiontext>タグの特別なフォーマットに依存しています。

説明解答タイプ

この解答タイプには、問題ヘッダに含まれるタグ(<questiontext>など)以外の追加タグはありません。

ランダム記述組み合わせ

Moodleには、同じ小テストの中の記述問題を、組み合わせの練習問題として表示する問題タイプがあります。しかし、Moodleはこの問題タイプをエクスポートもインポートもできません。

テキストフォーマット

Moodle XMLファイルでは各コンテンツのテキストフォーマット ('htmlmoodleオートフォーマットプレインテキストマークダウン - これらはMoodleコードで使用される定数、FORMAT_HTML、FORMAT_MOODLE等に対応します) を明示的に指定してください。デフォルトでは、フォーマットは<text>要素の親で指定されます。デフォルトでは、フォーマットは<text>要素の親で指定されます。これは少し変ですが、歴史の名残です。

問題文にフォーマットが指定されていない場合は、html がデフォルトとなります。問題の他の部分でフォーマットが指定されていない場合は、問題文のフォーマットがデフォルトとなります。

(このデフォルトは、2011年11月頃に変更されました。それ以前は、フォーマットが指定されていない場合、デフォルトは moodle_auto_format でした)。

便利なユーティリティ

  • クロスXMLフォーマットこの入力フォーマットプラグインは、問題をある問題タイプから別の問題タイプに変換する便利なユーティリティです。
  • オンラインMoodleXMLコンバーター既存のテキストファイルの用語集と小テストからMoodleXMLフォーマットに変換します。 MoodleXMlからテキストに変換することもできます。
  • スプレッドシートの小テストの問題をMoodle XMLに変換するためのRスクリプト - これは、小テスト問題を含むスプレッドシートをMoodle XMLファイルに変換するRスクリプトです。スプレッドシートの例も含まれています。クイックスタートガイドを書きましたが、2つのファイルしかアップロードできません。個人的な使用のために自由に修正してください。もし、有用な修正ができたら、私と共有してください。私は多肢選択問題(単一の正解)、記述問題、および真偽判定問題のサポートのみを記述しました。私は、Moodle 3.7でのみテストしました。
  • R/exams は、R/MarkdownまたはR/LaTeXで書かれた潜在的に動的なエクササイズからMoodle XML(他の様々な出力フォーマットの中で)をエクスポートすることができる一斉試験ジェネレータです。Moodleの簡単なチュートリアルは以下のサイトにあります。E-Learning Quizzes with R/exams for Moodle and OpenOLAT.

関連項目