MySQL
MySQLはMoodleのインストレーションを支えるサポートされたデータベースの1つです。
MySQLをインストールする
- あなたがLinuxを使用している場合、ディストリビューションのパッケージマネージャを使用したインストールをお勧めします。これにより利用可能なアップデートを確実に入手できます。 しかし、お使いのディストリビューションによってはapt-getまたはyumも使用できます。
- ほとんどの一般的なオペレーティングシステムに対応したインストーラが用意されています: https://dev.mysql.com/downloads/mysql/
- ソースからのmysqlビルドは可能であり、それなりに簡単ですが、お勧めしません (ビルド済みのバイナリの方が最適化されていると思われるため)。
- 「root」ユーザにパスワードを設定していることをご確認ください (詳細は次をご覧ください: https://dev.mysql.com/doc/refman/8.0/en/default-privileges.html)。
- my.cnf (MySQL設定ファイル) をインストールして、あなたの必要に応じて設定することをご検討ください。デフォルトの設定はメモリ使用量とパフォーマンスの関係で通常非常に保守的なものです。「max_allowed_packet」設定を少なくとも4MBに増やしてください。
- あなたがプライマリ/レプリカ (マスタ/スレーブ) レプリケーションを使用する場合、[mysqld]内のmy.cnfにbinlog_format = 'ROW'を追加してください。そうでない場合、Moodleはデータベースに書き込めません。
完全なUTF-8サポートを設定する
MySQLで完全なUTF-8サポートの設定をお勧めします。これを設定しない場合、一部の文字セット (特に絵文字) を使用できません。あなたのサイトをインストールした後でも設定可能ですが、インストール前の方がはるかに簡単で早くできます。
これがすでに設定されているかどうかはmysql>プロンプトまたはphpMyAdmin等で以下のステートメントを実行して確認してください:
SHOW GLOBAL VARIABLES WHERE variable_name IN ('innodb_file_format', 'innodb_large_prefix', 'innodb_file_per_table');
表示された設定が上のリストと一致する場合、変更の必要はないため、Moodleデータベースを作成するに進んでください。
あなたの設定がどのリストにも一致しない場合、MySQL設定ファイルを編集する必要があります。If your settings do not match any list you will have to edit the MySQL configuration file. Linuxでは/etc/my.cnf, /etc/mysql/my.cnfまたは/etc/my.cnf.d/mariadb-server.cnfのようになります。Microsoft Windowsでは恐らくmy.iniになると思われます。On Linux this may be /etc/my.cnf, /etc/mysql/my.cnf, or /etc/my.cnf.d/mariadb-server.cnf; on Microsoft Windows it may be my.ini.
- 注意: 設定ファイルを変更する前にバックアップを取ってください。
- 注意: この変更の前にすべてのデータベースをバックアップしてください。
- 注意: このサーバでデータベースを利用する他のシステムはこの変更により影響を受ける可能性があります。
次の設定を設定ファイルに追加してください。もし、あなたが上のSHOW GLOBAL VARIABLES実行時にinnodb_file_format = Barracudaおよびinnodb_large_prefix = 1が空白または見つからない場合は追加しないでください:
[client] default-character-set = utf8mb4 [mysqld] innodb_file_format = Barracuda # 不要であればこの行を削除してください。 innodb_file_per_table = 1 innodb_large_prefix = 1 # 不要であればこの行を削除してください。 character-set-server = utf8mb4 collation-server = utf8mb4_unicode_ci skip-character-set-client-handshake [mysql] default-character-set = utf8mb4
MySQLサーバプロセスを再起動して、これらの設定を適用してください (LinuxのMariaDBの場合: systemctl restart mariadb)。
これらの設定の適用に問題がある場合、MySQLの完全なUnicodeサポートをご覧ください。
あなたが何らかの理由でここに記述された設定に変更できない場合、Moodleのインストール続行はできますが、デフォルトの文字セットおよび照合順序として、それぞれ、utf8およびutf8_unicode_ciを選択する必要があります。
Moodleデータベースを作成する
以下、空のMoodleデータベース作成手順です。適切なあなたのデータベース名、ユーザ名およびパスワードを入力してください。
このインストラクションはWebサーバおよびMySQLサーバが同じマシン上に存在していることを前提としています。この場合、「dbhost」は「localhost」です。In this case the 'dbhost' is 'localhost'. これらのサーバが異なるマシン上にある場合、以下の手順でウェブサーバの名称を「localhost」に置き換えてください。 データベースには「文字セット」および「照合順序」があります。Moodleの場合、私たちは文字セットをutf8mb4、照合順序をutf8mb4_unicode_ciに設定することを推奨します。あなたがデータベースを作成する際、これらの値を設定するオプションが表示される場合があります。選択肢がない場合、恐らくデフォルトのオプションが良いでしょう。古いサーバにインストールした場合、設定が間違っている可能性があります。
コマンドライン
- mysqlコマンドラインクライアントでデータベースを作成するには最初にMySQLにログインしてください。
$ mysql -u root -p Enter password:
(MySQLの「root」ユーザ用に以前に設定 (または与えられた) パスワードを入力してください)。いくつかの前置きの後、mysql>プロンプトが表示されるはずです。
- 新しいデータベースを作成してください (データベース名「moodle」 - 必要であれば別のデータベース名を使用してください)。
あなたが前述の推奨される完全なUTF-8サポートの設定に成功した場合、以下を実行してください:
mysql> CREATE DATABASE moodle DEFAULT CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci;
推奨される完全なUTF-8サポートがない場合、以下を実行してください:
mysql> CREATE DATABASE moodle DEFAULT CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_unicode_ci;
- 最低限必要な権限を持つユーザ/パスワードを追加してください:
mysql> CREATE USER moodleuser@localhost IDENTIFIED BY 'yourpassword'; mysql> GRANT SELECT,INSERT,UPDATE,DELETE,CREATE,CREATE TEMPORARY TABLES,DROP,INDEX,ALTER ON moodle.* TO moodleuser@localhost;
... これはパスワード「yourpassword」のユーザ名「moodleuser」のユーザを作成します。強力なパスワードを作成して、「GRANT ALL」の誘惑に負けないようにしてください。
- MySQLから抜ける:
mysql> quit
phpMyAdmin
phpMyAdminはウェブベースのMySQL管理ツールです。phpMyAdminを利用できる場合、あなたはこれで新しいデータベースを作成できます。あなたが上のように推奨される完全なUTF-8サポートを正常に設定している場合、照合順序utf8mb4_unicode_ciを選択してください。あなたに推奨される完全なUTF-8サポートがない場合、照合順序utf8_unicode_ciを選択してください。
どのデータベースがどのMoodleに属しているか
あなたが同じサーバに複数のMoodleをインストールしている場合、あなたのMySQLサーバには複数のデータベースが存在します。例えば _mdl1 _mdl2 _mdl3 のような内容を反映していない名称かもしれません。ではどのデータベースがどのMoodleインストールに対応しているのか、どうやって確認できますか? あなたはphpMyAdminに入って様々なデータベースのテーブル「mdl_course」を確認できます。そこにはMoodleインスト―レーション名を簡単に確認できます。あなたはmdl_configテーブルでMoodleのバージョンを確認できます。絶対リンクがある場合を除き、サイトのメインURLはデータベース内にはありません。