「教師がすべきでないこと」の版間の差分

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翻訳中です--[[利用者:Tatsuro Ueda|Tatsuro Ueda]] 2006年8月9日 (水) 12:52 (WST)
==Moodleに圧倒されないでください==
Moodleは大きいです。あなたはあらゆる種類の教育活動をMoodleを使って行うことができますが、その種類が多すぎるために、初心者は学ぶべきことが多すぎることに圧倒されてしまうかもしれません。しかしMoodleのすべてに習熟する必要があるのでしょうか?もちろん、そんなことはありません。


==Don't let Moodle overwhelm you==
授業計画と便利なリソースへのリンクを投稿するといった適度な目標から始めてください。時間をかけて、根気良く続けましょう。もしより高度な内容についてどうしてもわからなければ、Moodleコミュニティにたずねてください。2,3ヶ月たてば、あなたは口笛を吹きながらMoodleしているでしょう!
Moodle is big. You can do all sorts of educational stuff with Moodle, so much stuff, that beginners can be overwhelmed by all there is to learn. But is it necessary to master all of Moodle right away? Of course not.


Start with modest goals like posting lesson plans and links to useful resources and go from there. Take your time and be patient. If you do have difficulty learning to do some of the more sophisticated things, turn to the Moodle community for assistance. In a few months, you will be Moodling like a champ!
==議論を支配しないでください==
フォーラムで生徒を少し導くことは時として必要なことです。あなたはちょっとだけはたらきかけて、ちょっとだけ議論が軌道修正される。これは良いことです。しかしあなた自身が投稿しすぎないようにしてみてください。議論を盛り上げようと介入したり、議論を支配しようとしたりすることです!


==Don't dominate discussions==
==Moodleのクールさがあなたの生徒たちを刺激し動機付けるだろうと思い込まないでください==
It is a sometimes necessary to guide students a bit in the forums. You give a nudge here and a nudge there. That's fine. But try to avoid posting too much yourself. Stimulating the discussion is one thing; dominating the discussion is another!
多くの教師はMoodleのできることに驚き魅せられます。仰天するかもしれません。生徒たちもこの興奮を分かち合ってくれるに違いないと教師たちは単純に思い込みます。まあ、ひょっとすると・・・しかし生徒たちを刺激するのは''良い授業''(オンラインでもそうでなくても)なのだということを覚えておいてください。その教師の仕事をMoodleがしてくれると期待しないでください。


==Don't assume that the coolness of Moodle will inspire or motivate your students==
==著作権の法律を犯さないでください==
Many teachers are amazed and impressed by what Moodle can do. Astonished, even. They simply assume that their students will share their enthusiasm. Well, maybe... But remember that it is ''good teaching'' (online or otherwise) that inspires students. Don't expect Moodle to do the teacher's job.
もしあなたが不適切に他の人の成果を''借りる''ようなことをしたら、あなたの生徒も同じことをするでしょう。それはあなたが生徒たちに教えようと思っていることではないはずです。


==Don't violate copyright laws==
==ユーザーのプロファイルをチェックすることを忘れないでください==
If you inappropriately ''borrow'' the works of others, your students will do so, too. That is probably not what you are trying to teach them.
はあ・・・生徒の中には不審な考えをするものもいます。どんなプロファイルを書くかわかりません。監視を怠らないことです。あなたの学校のしくみや、あなたの地域の法律や、あなた自身の信条に応じて、あなたが見つけたものに対し何もしないかもしれないし、何か対処するかもしれません。しかし、少なくともそこに何があるかを知っておくことは重要です。


==Don't forget to check users' profiles==
==ユーザーがパワーポイントのプレゼンテーションをブラウザ上で実行してしまわないようにしてください。==
Sigh... Some students have questionable judgement. You never know what they will post to their profiles. Best to check now and again. Depending upon your school system, your local laws, and your personal beliefs, of course, you may or may not do anything about what you find, but it is best to at least know what's there.
教材をパワーポイントで作った教師は、手っ取り早くそれをそのままMoodleで使いたいと考えるでしょう。そして生徒(ユーザー)たちは単にパワーポイントのプレゼンテーションをクリックしてブラウザ上で実行したいと思うでしょう。これは通常はとてもうまくいきますが、必ずしもそうではありません。ユーザーにはパワーポイントのプレゼンテーションをデスクトップにダウンロードしてそこから実行させれば、この件に関する苦情や問題はもっと少なくなります。ちなみに、これはMoodleの問題ではなく、ブラウザの問題です。


==Don't encourage users to run Power Point presentations in their browsers==
Moodleの容量が限られている場合は、大きなパワーポイントのファイルをアップロードしないでください。
Teachers with content they developed in PowerPoint want to use it in Moodle as a jump start.  And student/users want to simply click on a PowerPoint (PPT) presentation and run it inside their browsers. This usually works out pretty well, but not always. You will have far fewer complaints and problems if your users download PPT presentations to their desktops and run them from there. Encourage them to do so. By the way, this is not a Moodle problem; it is a browser problem.


Do not upload large PPTs if your Moodle disk space is limited.
もしあなたが独自のプレゼンテーションを提供したいならば、配布資料や概要説明資料を付けると良いでしょう。生徒たちはもっとも自分に合ったオプションを選ぶことができます。


If you want to provide the original presentation, it would be nice to also provide handouts or an outline in addition. The student can choose the most personally convenient option.
他にもいくつか方法があります:
*OpenOfficeを使ってパワーポイントのファイルを.swfファイルに変換する。欠点はアニメーションがなくなってしまうことです。
*パワーポイントの配布資料を.pdfファイルにして、それをリソースとして生徒たちにダウンロードさせ、見させる
*パワーポイントの代わりにMoodleのたくさんの機能の中の一つを使う
** [[プレゼンテーションモジュール|プレゼンテーション]]や
** [[レッスンモジュール|レッスン]]モジュールでもパワーポイントを取り込むことができます。
** [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=38382&parent=192886 スライドショー]モジュールや
** [[Book_module]]はページを提供し、パワーポイントをインポートすることができます。
*Flashでパワーポイントを表示する


Here are some alternatives:
==冒険することを恐れないでください==
*Convert your PPTs to .swf files using Open Office. The only disadvantage is that you will lose any animations.
Moodleはいろんなことが試せるように設計されています。ためしにコースをセットアップして別のモジュールを経験してください、壊れたりしませんから!
*Print PPT handouts to a .pdf file and have your students downloat/view that as a resource.
または、自分のパソコン上にローカル上で動作するウェブサーバを構築してみてください。簡単にできますし、Moodleサーバーからのレスポンスよりも早く画面が切り替わります。
*Use one of many Moodle features instead of PPT.
** [[Presentation|presentation]] module
** [[Lessons|lesson]] module which can also import a PPT
** the [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=38382&parent=192886 slideshow] module
** the [[Book_module]] will present pages and can import a PPT
*Present a PPT with Flash


==Don't be afraid to experiment==
==''派手な機能''に惑わされないでください==
Moodle is designed to be played with. Set up a test course for yourself and experiment with the different modules - you can't break anything!
Moodleを使ってあることが''できる''からと言って、それを''やるべき''だとか''やらなければならない''という訳ではありません。
Moodleはとても高機能なソフトで、それらの機能をいろいろ試してみるのは確かに楽しいことです。これはすばらしいことですが、重要なのは斬新なWebサイトを作り上げること(これがまた楽しいんですけどね)ではなく、あくまで学習のためのサイトを作ることなのです。


==Don't be distracted by ''shiny stuff''==
* 生徒たちに何を知ってほしいのか?
Just because you ''can'' do something in Moodle does not mean that you ''should'' do it or ''have to'' do it. Moodle is very robust software and many of its features are fun to play with. That is cool, but, remember, the point is not to build a cutting-edge web site (although that really is a lot of fun). The point is learning.
* 生徒たちに何ができるようになってほしいのか?


* What is it you want your students to know?
Moodleを使う時には常にこのことを自分に問いかけながら行ってください。
* What is it you want them to be able to do?


Let those questions dictate how you use Moodle.
==あまり心配しないでください==
"Ignore"と"Explore"の頭文字I.E.を覚えておきましょう。必要ないことや、わからないことにぶつかった場合は無視(ignore)し、何か必要なものがあったら、自分で試して(explore)、発見してください。大きな過ちを犯すということはほとんどできないようになっていて、何かが壊れてしまうということも滅多にありません。例えば何かの情報を永久に削除してしまうような失敗を犯しそうになる場面では、ちゃんとそれとわかるような警告が表示され、何かを試そうとしても実際に大きな間違いを未然に防げるようになっています。たとえ失敗しても簡単に修正して元にもどせます。それでも心配なら管理者に"サンドボックス”(テスト用)コースを用意してもらって、そこで試して壊してまた試すを繰り返してください。コンピュータとソフトウェアはあなたが使うためにあるのであって、あなたがそれらに使われるためにあるのではないということをお忘れなく。


==関連情報==
==関連情報==
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[[Category:教師]]
[[Category:教師]]
[[en:Teaching_Don'ts]]

2010年9月30日 (木) 16:22時点における最新版

Moodleに圧倒されないでください

Moodleは大きいです。あなたはあらゆる種類の教育活動をMoodleを使って行うことができますが、その種類が多すぎるために、初心者は学ぶべきことが多すぎることに圧倒されてしまうかもしれません。しかしMoodleのすべてに習熟する必要があるのでしょうか?もちろん、そんなことはありません。

授業計画と便利なリソースへのリンクを投稿するといった適度な目標から始めてください。時間をかけて、根気良く続けましょう。もしより高度な内容についてどうしてもわからなければ、Moodleコミュニティにたずねてください。2,3ヶ月たてば、あなたは口笛を吹きながらMoodleしているでしょう!

議論を支配しないでください

フォーラムで生徒を少し導くことは時として必要なことです。あなたはちょっとだけはたらきかけて、ちょっとだけ議論が軌道修正される。これは良いことです。しかしあなた自身が投稿しすぎないようにしてみてください。議論を盛り上げようと介入したり、議論を支配しようとしたりすることです!

Moodleのクールさがあなたの生徒たちを刺激し動機付けるだろうと思い込まないでください

多くの教師はMoodleのできることに驚き魅せられます。仰天するかもしれません。生徒たちもこの興奮を分かち合ってくれるに違いないと教師たちは単純に思い込みます。まあ、ひょっとすると・・・しかし生徒たちを刺激するのは良い授業(オンラインでもそうでなくても)なのだということを覚えておいてください。その教師の仕事をMoodleがしてくれると期待しないでください。

著作権の法律を犯さないでください

もしあなたが不適切に他の人の成果を借りるようなことをしたら、あなたの生徒も同じことをするでしょう。それはあなたが生徒たちに教えようと思っていることではないはずです。

ユーザーのプロファイルをチェックすることを忘れないでください

はあ・・・生徒の中には不審な考えをするものもいます。どんなプロファイルを書くかわかりません。監視を怠らないことです。あなたの学校のしくみや、あなたの地域の法律や、あなた自身の信条に応じて、あなたが見つけたものに対し何もしないかもしれないし、何か対処するかもしれません。しかし、少なくともそこに何があるかを知っておくことは重要です。

ユーザーがパワーポイントのプレゼンテーションをブラウザ上で実行してしまわないようにしてください。

教材をパワーポイントで作った教師は、手っ取り早くそれをそのままMoodleで使いたいと考えるでしょう。そして生徒(ユーザー)たちは単にパワーポイントのプレゼンテーションをクリックしてブラウザ上で実行したいと思うでしょう。これは通常はとてもうまくいきますが、必ずしもそうではありません。ユーザーにはパワーポイントのプレゼンテーションをデスクトップにダウンロードしてそこから実行させれば、この件に関する苦情や問題はもっと少なくなります。ちなみに、これはMoodleの問題ではなく、ブラウザの問題です。

Moodleの容量が限られている場合は、大きなパワーポイントのファイルをアップロードしないでください。

もしあなたが独自のプレゼンテーションを提供したいならば、配布資料や概要説明資料を付けると良いでしょう。生徒たちはもっとも自分に合ったオプションを選ぶことができます。

他にもいくつか方法があります:

  • OpenOfficeを使ってパワーポイントのファイルを.swfファイルに変換する。欠点はアニメーションがなくなってしまうことです。
  • パワーポイントの配布資料を.pdfファイルにして、それをリソースとして生徒たちにダウンロードさせ、見させる
  • パワーポイントの代わりにMoodleのたくさんの機能の中の一つを使う
  • Flashでパワーポイントを表示する

冒険することを恐れないでください

Moodleはいろんなことが試せるように設計されています。ためしにコースをセットアップして別のモジュールを経験してください、壊れたりしませんから! または、自分のパソコン上にローカル上で動作するウェブサーバを構築してみてください。簡単にできますし、Moodleサーバーからのレスポンスよりも早く画面が切り替わります。

派手な機能に惑わされないでください

Moodleを使ってあることができるからと言って、それをやるべきだとかやらなければならないという訳ではありません。 Moodleはとても高機能なソフトで、それらの機能をいろいろ試してみるのは確かに楽しいことです。これはすばらしいことですが、重要なのは斬新なWebサイトを作り上げること(これがまた楽しいんですけどね)ではなく、あくまで学習のためのサイトを作ることなのです。

  • 生徒たちに何を知ってほしいのか?
  • 生徒たちに何ができるようになってほしいのか?

Moodleを使う時には常にこのことを自分に問いかけながら行ってください。

あまり心配しないでください

"Ignore"と"Explore"の頭文字I.E.を覚えておきましょう。必要ないことや、わからないことにぶつかった場合は無視(ignore)し、何か必要なものがあったら、自分で試して(explore)、発見してください。大きな過ちを犯すということはほとんどできないようになっていて、何かが壊れてしまうということも滅多にありません。例えば何かの情報を永久に削除してしまうような失敗を犯しそうになる場面では、ちゃんとそれとわかるような警告が表示され、何かを試そうとしても実際に大きな間違いを未然に防げるようになっています。たとえ失敗しても簡単に修正して元にもどせます。それでも心配なら管理者に"サンドボックス”(テスト用)コースを用意してもらって、そこで試して壊してまた試すを繰り返してください。コンピュータとソフトウェアはあなたが使うためにあるのであって、あなたがそれらに使われるためにあるのではないということをお忘れなく。

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