SCORMFAQ
SCORMとは何ですか?
SCORMは、公共部門と民間部門の協力の結果として開発されました。アメリカ合衆国大統領ビル・クリントンが大統領令を発令し、オンライン学習の開発と配信の標準を監督する機関(ADL)が創設されました。すべての連邦機関は、それらの標準を満たすプログラムを使用することが義務付けられています。SCORMは、その大統領令から生まれた成果の1つです。
「What is SCORM」の非常にシンプルな紹介がこちらにあります:http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=3757#p18828
もう少し詳しい紹介はこちらにあります:http://www.rusticisoftware.com/resources/whatisscorm/What%20Is%20SCORM.ht
MoodleのコースをSCORMで作るべきですか?それともMoodleの機能を使うべきですか?
使い方によります。エクスポートして他のLMSで使用する予定であれば、SCORMを使用すると簡単になります。見栄えのするものが欲しい場合は、SCORMパッケージが条件に合うかもしれません。ただし、レポートと評定はMoodleの方がうまく機能し、多くの教育者にとっては標準機能で十分に用が足り、新しいプログラムを習得する必要もありません。MoodleでのSCORMの長所と短所について議論している、役に立つフォーラム投稿がこちらにあります:http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=200242
SCORMの情報
Advanced Distributed Learning(ADL)は、SCORM標準を作成した組織です。ADLのウェブサイトから、ドキュメントとサンプルをダウンロードできます。SCORM 1.2のドキュメントは、複数の言語でこちらから入手できます。
Philip Hutchisonが、AS3とJavaScriptのラッパー、およびサンプルパッケージを提供しています: http://pipwerks.com/downloads/
SCORMパッケージの内容
SCORMパッケージには、ZIPのルートにimsmanifest.xmlという名前のファイルが含まれている必要があります。このファイルは、SCORMコースの構造、リソースの場所、その他多くのことを定義します。パッケージで使用されるその他のファイル(HTMLファイル、XMLファイル、マルチメディアファイル、SCORM API用のJavaScriptなど)は、すべてこのファイルに記載されている必要があります。LMSはマニフェストを解析し、そこに記載されたファイルを実行時にコンテンツパッケージに提供します。
AICCパッケージの内容
AICCパッケージは、次のように定められた拡張子を持つ複数のファイル(4~7個)で定義されます:
- CRS - コース記述ファイル(必須)
- AU - 割り当て可能単位ファイル(必須)
- DES - 記述子ファイル(必須)
- CST - コース構造ファイル(必須)
- ORE - 目標関係ファイル(任意)
- PRE - 前提条件ファイル(任意)
- CMP - 完了要件ファイル(任意)
基本的なトラブルシューティング
- Moodle 2.1以上を使用していることを確認してください。それより前のバージョンには、SCORM関連のバグが多数存在します。
- 自分(およびユーザ)のJavaScriptが有効になっていることを確認してください。SCORMにはJavaScriptが必要です。
- SCORMオブジェクトがSCORMに準拠していることを確認してください。Reloadなどの外部のSCORMプレイヤで確認し、そこで動作するかどうかを確かめます。
- SCORMオブジェクトのコピーをファイルホスティングサービスにアップロードし、フォーラムに助けを求めるメッセージを投稿してください。その際、SCORMオブジェクトへのリンクを付け、期待している動作と、実際に起きていることを正確に説明してください。
- Dan Marsden(MoodleのSCORMモジュールのメンテナ)のブログ投稿をこちらでお読みください。
MoodleはSCORMコンテンツを生成しますか?
MoodleはSCORMコンテンツを生成しません。Moodleは、SCORMパッケージのコンテンツを学習者に提示し、学習者とSCORMパッケージとのやり取りのデータを保存します。
SCORMパッケージにアクセス用のパスワードを追加できますか?
いいえ。ただし、これについてはトラッカーにリクエストがあります:MDL-46403 回避策として、「単一活動」コースフォーマット(コースフォーマットをご覧ください)を使用してSCORMパッケージを追加し、コースに登録キーを追加することができます。
サポートされているバージョン
- SCORM 1.2はMoodle 2.1(以上)でサポートされており、SCORM 1.2用のADL Conformance test suite 1.2.7のすべてのテストに合格しています。SCORM 1.2の準拠に関する情報は、SCORM準拠要件ドキュメント(PDF 3.4MB)が最も参考になります。
- SCORM 2004はMoodleではサポートされていません。基本的なSCORM 2004 APIの一部は実装されており、一部のSCORM 2004パッケージは動作するように見える場合がありますが、MoodleでのネイティブなSCORM 2004サポートの開発は停止しており、MoodleトラッカーでSCORM 2004に対して報告されたバグは「won't fix」としてクローズされます。Moodleで完全に認定されたSCORM 2004プレイヤが必要な場合は、Rustici SoftwareのMoodleプラグインがあります。このプラグインは同社の商用サービスSCORM Cloudに接続し、Moodleを完全に準拠したSCORM 2004 LMSにします。
- AICCオブジェクトは、Moodle 2.1以上でサポートされています。
- Tin Canは、logstore xAPI(ログデータを外部のLRSに報告できます)やmod_tincanlaunch(Moodle内でTin Canコンテンツパッケージを起動できます)など、多数のサードパーティプラグインでサポートされています。
SCORMフォーラムで助けを求める
直面している問題についてコミュニティに助けを求めるときは、いくつかの簡単なガイドラインに従うと、より良い回答が得られます:
- レポートは必ずバージョン情報から始めてください。できれば、管理 > 動作環境パネルに表示される情報が望ましいです。例:http://localhost/moodle/admin/environment.php(http://localhost/moodle の部分は各自のプレフィックスです)。これにより、Moodleインスタンスをどのように、どのプラットフォームで、どのバージョンで実行しているかが明確になります。単純なアップグレードで問題が解決する場合は、それがすぐにわかります。
- 問題を示すSCORMパッケージを提供する準備をしておいてください。提供しないと、支援しようとする人がその状況を再現するのが非常に難しくなり、助けを得るうえで大きな障害になります。
- スクリーンショットは非常に役立ちます。すべてのエラーメッセージと、インタフェースで何かがうまくいかないように見えるすべての箇所のスクリーンショットを提供してください。
- 標準以外のテーマがSCORMの問題を引き起こすことがあります。使用しているテーマを必ず伝えてください。
- 管理者のパーミッションがあり、localhostのインストールなど、リアルタイムのユーザの妨げにならない場所にアクセスできる場合は、必ずデバッグを有効にしてください。サイト管理 > 開発 > デバッグに移動し、デバッグメッセージ: DEVELOPERおよびデバッグメッセージを表示する: Yesに設定します。SCORMコンテンツにアクセスします。ページにエラーが表示された場合は、フォーラムの投稿にそれを含めてください。
- ChromeのJavaScriptコンソールまたはFirebugのJavaScriptコンソールを使用して、コンテンツの読み込み時にページでJavaScriptエラーが発生していないことを確認してください。
- 問題のあるSCORMパッケージをAPIデバッグ(下記参照)で実行し、そのAPIログのテキストを投稿に含めてください。そうすれば、正しい関数呼び出しが行われていない場合に、すぐにわかります。
- Articulate、Captivate、Lectora、LessonBuilder、UdutuなどのSCORMに公開するコンテンツ開発スイートやその他の製品を使用している場合は、そのことを投稿に含めてください。どのオーサリングソフトウェアにも癖があり、それに遭遇した場合、他の誰かもすでに対処したことがあり、見覚えがある可能性が高いです。ただし、ここはMoodleの問題について助けを得る場所であり、SCORMパッケージのオーサリングスイートについて助けを得る場所ではないことに留意してください。
デバッグ
- デバッグの設定は、設定 > サイト管理 > プラグイン > 活動モジュール > SCORMパッケージにあります。
- アクティブAPIデバッグ...のチェックボックスにチェックを入れます。
- APIマスクを設定します。マスクを使用すると、特定の条件でデバッグを有効にできます。たとえば、adminユーザ(ユーザ名admin)でログインしている場合は、APIマスクをadmin.*に設定できます。adminとしてログインしていないユーザには、デバッグログは表示されません。「デフォルト」のAPIマスクは.*です。
デバッグログは何を意味しますか?
SCOは通常、APIを通じて次の通信を送信します:
- LMSInitialize(); SCOとMoodleの間の接続を開きます
- LMSGetValue( 'valuename' ); Moodleから値を取得します
- LMSSetValue( 'valuename' , 'value' ); Moodleに値を送信します
- LMSCommit(); LMSSetValue()を介してMoodleに送信された値を保存します。LMSSetValue()を呼び出すたびに、その後で呼び出す必要があります
- LMSFinish() Moodleに送信された値を保存し、SCOとMoodleの間の接続を閉じます
デバッグログの赤い行は、APIを通じた通信でエラーが発生したことを意味します。
LMSInitialize()が失敗してエラーを返した場合、それ以降にMoodleに送信された値は保存されません。
SCORMパッケージ全体をクリックして進めます。次に、自分の受験のSCORMレポートにアクセスし、デバッグログに保存された値と、Moodleの受験レポートを比較します。デバッグログで設定された値がMoodleに保存された値と一致しない場合は、Moodleに問題がある可能性があります。そうでない場合は、SCOに問題があるか、SCORM活動の設定で必要な機能が得られていない可能性が高いです。
SCORMのプライバシー
通常、SCORMパッケージはスタンドアロンで外部と通信しないため、すべてのデータはシステム内に保存されます。ただし、SCORMパッケージが外部システムとやり取りする場合もあり、それについては認識しておく必要があります。
SCORM標準では、SCORMパッケージがユーザの名前とIDを要求できます(設定に応じて、Moodleはユーザ名またはIDを渡します)。ほとんどの場合、これはSCORMパッケージの表示内でのみ使用され、外部システムには渡されませんが、下記の2つのケースでは、これが起こる可能性があります。
- AICC HACP - これは、LMSの外部でホストされるコンテンツパッケージの一種です。この方式はMoodleではデフォルトで無効になっていますが、有効にすると、教師はSCORMプラグインを使用してAICC HACPコンテンツパッケージをコースに追加できます。通常、これらは市販の既製コンテンツパッケージで、サブスクリプションライセンスの料金を支払って利用するものです。MoodleのAICC設定では、外部リクエストでユーザ名とuser->idフィールドのどちらを送信するかを選択できます。また、前述のとおり、ユーザのフルネームを要求することもできます。この場合、外部でホストされているAICCパッケージがユーザデータを保存する可能性があります。
- SCORMパッケージは誰でも開発・作成でき、SCORMコンテンツの作成者は任意のJavaScriptやトラッキングコードを含めることができます。Google Analyticsのトラッキングコードなどをご存じであれば、それとよく似たものをSCORMの作成者がSCORMパッケージ内に実装できます。これはすべてユーザのブラウザセッションで行われるため、ネットワークトラフィックを監視しながら、ブラウザコンソールで外部との通信を確認できるはずです。また、SCORMパッケージはパッケージにアクセスするユーザのユーザ名とフルネームにアクセスできるため、パッケージに埋め込まれたトラッキングコードがこの情報を外部サイトに送信する可能性があります。
SCORMと評定表
FAQ:SCORMモジュールが正しく機能しないおよびFAQ:複数回の受験の処理をご覧ください。
SCORMパッケージの中には、cmi.core.lesson_statusとcmi.core.score.rawの両方を報告するものがあります。cmi.core.lesson_statusのみ、またはcmi.core.score.rawのみを報告するものもあります。SCORMオブジェクトの評定方法設定は、これに対応するためのものです。
評定方法が最高評点、平均評点、または評点の合計に設定されていて、学習オブジェクトがスコアを報告せず、cmi.core.lesson_statusのみを報告する場合、評定表に渡す数値のスコアはありません。
SCOがcmi.core.score.rawを報告しない場合、最適な評定方法の設定は学習オブジェクトです。これは、各学習オブジェクトのスコアとして1または0を報告します。そのSCORM活動の評定表の値は、パッケージ内のSCOのうち、学習者が1を得たものの割合(パーセント)です。
一方、SCOがlesson_statusを報告しない場合は、学習オブジェクトではなく、最高評点、平均評点、評点の合計など、スコアに基づく評定方法のオプションのいずれかを選択してください。
SCOがLMSに何を報告しているかわからない場合は、デバッグを有効にして、SCOを最後まで実行してください。
SCORMオブジェクトがどのように評定されるかは、その多くが、MoodleのようなLMSで使用するためにパッケージ化される前の、SCORMのオーサリングプロセス内で制御されます。すべての評定設定が正しく設定されていることを確認してください。
SCORM管理オプション
SCORM設定をご覧ください
一般的な解決策
SCORMパッケージの表示に問題がある
SCORMの表示に問題がある場合は、SCORMをReloadで読み込んで保存し直し、フォルダを.zipパッケージとして保存してから、もう一度試してください。
文字表示のエラー
文字が正しく表示されない問題に気付いた場合は、サーバの設定ミスである可能性があります。httpd.conf(Apacheを使用している場合)とphp.iniの両方がDefaultCharacterset = utf8に設定されていることを確認するか、デフォルト文字セットの送信をオフにしてください。
コースでSCORMオブジェクトを追加/更新するときのスラッシュ引数の警告
一部のウェブサーバはスラッシュ引数と呼ばれる機能をサポートしていないため、Moodleではこれをオフにできます。ただし、SCORMパッケージが正しく動作するには、ウェブサーバでスラッシュ引数が有効になっている必要があります。
詳しくは、スラッシュ引数の使用をご覧ください。
GodaddyホストでSCORMが動作しない
Godaddyのホストでは、404 file not foundエラーが表示されます。これは、デフォルトで、SCORMに必要なスラッシュ引数が許可されていないためです。これをテストする最善の方法は、http://yourmoodlesite/admin/tool/health/index.php にアクセスすることです。ただし、修正するには、次のテキストを含むphp.iniまたはphp5.iniファイルを追加する必要があります:
AcceptPathInfo cgi.fix_pathinfo=1
Flashベースのコンテンツが読み込まれた後、停止する
この問題は、zlib圧縮に関連していることが最も多いです。典型的な症状は、ベースのHTMLファイルとSWFはSCORMプレイヤに読み込まれるものの、SWFがオーディオやビデオのアセットを読み込めず、そのため停止するというものです。SWFとアセットの読み込みは、Chromeのデベロッパーツールなどを使用して監視できます。
管理者としてサーバ > phpinfoページを開き、サイトのzlib圧縮の設定を確認してください。zlib圧縮はMoodleの設定ではなくサーバの設定であるため、無効にするにはサーバ管理者に依頼する必要があります。変更を確認する前に、必ず「すべてのキャッシュを削除する」を実行し、ブラウザのキャッシュをクリアしてください。
コースでSCORMオブジェクトを追加/更新するときのZlibの警告
Zlibは、ウェブサイトのPHP設定で行うPHPの圧縮設定です。残念ながら、一部のブラウザ(特にInternet Explorer 6)はこれをうまく処理できません。この設定を有効にしているウェブホストもありますが、ユーザがSCORMオブジェクトを表示/使用しようとしたときに問題が発生する可能性が高くなります。これをオフにするには、サーバ管理者に連絡する必要があります。PHP設定で変更する設定は「zlib.output_compression」です。
ファイルパッケージが正しくありません - imsmanifest.xmlまたはAICC構造がありません
これは、MoodleがSCORMオブジェクト内でimsmanifest.xmlというファイルを見つけられないことを意味します。考えられる理由は次のとおりです:
- imsmanifest.xmlは、SCORMディレクトリの直下に置く必要があり、その中にあるディレクトリの中に置いてはいけません。つまり、ZIP圧縮されたSCORMパッケージがpackage.zipの場合、展開したパッケージディレクトリの直下にimsmanifest.xmlが含まれている必要があります。これはよくある間違いで、通常、SCORMの作成者が自分でパッケージを作成し、そのフォルダを選択して圧縮したときに発生します。これにより、コンテンツフォルダが別のフォルダの中に置かれます。imsmanifest.xmlは存在しますが、2階層下にあります。SCORMコンテンツをZIP圧縮してパッケージにするときにこの問題を避けるには、エクスポートしたSCORMフォルダの中に入り、中のすべてのファイルを選択して、すべてを選択した状態で圧縮します。こうして圧縮されたディレクトリでは、imsmanifest.xmlファイルが最初のディレクトリにあり、MoodleのSCORM読み込み処理ですぐに利用できます。
- Linuxベースのシステムを使用している場合、ファイル名imsmanifest.xmlはすべて小文字である必要があり、IMSmanifest.xmlやImsmanifest.XMLではいけません。
- SCORMオーサリングツールのArticulateは、imsmanifest.xmlの作成に失敗することがあります。パッケージをもう一度エクスポートして、マニフェストが生成されるかどうかを確認してください。
- SCORMオーサリングツールのArticulate Presenterは、imsmanifest.xmlファイルが正しい場所にあるパッケージを公開しますが、Articulate Presenterの「Reporting and Tracking Options」でKeywordsとLMS Descriptionを入力しないと、マニフェストファイルに数行の空白が入ります。この場合、Moodleは「Manifest not found」エラーを表示します。この問題を解決するには、Articulate Presenterの公開ダイアログで「Reporting and Tracking Options」を選択し、「LMS Description」と「Keywords」を入力してください。
ファイルが見つからないエラー
このエラーは、SCORMパッケージがMoodleで作成され、SCORMメニューは読み込まれるものの、SCORMコンテンツの表示領域内に404 file not foundエラーのページ(通常は現在のMoodleテーマで表示されます)が表示される場合に発生します。
これは、imsmanifest.xmlに記載されているファイルの1つが、SCORMパッケージ内にないか、正しいディレクトリにないことを意味します。
パッケージをダウンロードして展開し、imsmanifest.xmlを開きます。XMLファイルの下部、メタデータの下に、組織(organization)とその組織のリソースが指定されている箇所があります:
<organizations default="TOC1">
<organization identifier="TOC1">
<title>SCORM Test</title>
<item identifier="I_SCO0" identifierref="SCO0">
<title>Library Quiz</title>
<adlcp:masteryscore>0</adlcp:masteryscore>
</item>
</organization>
</organizations>
<resources>
<resource identifier="SCO0" type="webcontent" adlcp:scormtype="sco" href="scorm.html">
<file href="scorm.html"/>
<dependency identifierref="ALLRESOURCES" />
</resource>
<resource identifier="ALLRESOURCES" type="webcontent" adlcp:scormtype="asset">
<file href="scorm.html" />
<file href="scorm.js" />
<file href="swfobject.js" />
<file href="scorm.swf" />
<file href="scormwrapper.js" />
</resource>
</resources>
</manifest>
このXMLには組織が1つあり、その組織にはリソースが1つ、つまりSCOが1つあります。そのリソースが正しく動作するには、5つのファイルが必要です。最初にscorm.htmlファイルが読み込まれます。このファイルは、3つの外部jsファイルとswfを読み込みます。
次に、imsmanifest.xmlを含むディレクトリに移動し、記載されているすべてのファイルが、imsmanifest.xmlに記載されているとおりに、imsmanfiest.xmlからの正しいパスで利用可能であることを確認します。これらのファイルのいずれかが見つからない場合(特にhtmlファイルやswf)、またはimsmanifest.xml内のパスが正しくない場合は、SCORMオブジェクトがまったく読み込めない可能性が非常に高くなります。
ファイルが見つからないのではなく、マニフェスト内で名前が間違っていたり、間違ったディレクトリに置かれていたりすることもあります。これを修正するには、ファイルを正しい場所に移動するか、名前を更新して、imsmanifestと実際のファイル名が一致するようにします。ファイル名が間違っている場合は、実際のファイル名ではなくマニフェストを変更してください。ファイルは他の場所でも互いを参照しているためです!
展開の問題
タイトルと説明を入力し、大きなSCORMファイルを選択した後に空白のページが表示される場合は、Moodle 2.xで必要なPHP-zipライブラリがインストールされていない可能性があります。詳しくは、PHP拡張モジュールzipをご覧ください。
受験の消去
学生の受験を消去するには:
- SCORM活動に移動し、「x 件のユーザレポートを表示する」リンクを選択します
- 消去したい受験をチェックボックスで選択します
- ページ下部のドロップダウンボックスで「削除」を選択します
複数回の受験の処理
SCORMは、学習者が途中で終了し、後日、終了した時点に戻ってこられるように設計されています。つまり、学習者はSCORMに入るたびに、同じ1つの受験を使用することになります。再エントリをうまく処理するSCORMパッケージもありますが、多くはそうではありません。そのため、学習者が既存の受験に再エントリしたとき、cmi.core.lesson_statusとcmi.core.score.rawの上書きを避ける内部ロジックがSCORMコンテンツにない場合、それらがより低いスコアで上書きされ、学習者を混乱させる可能性があります。
SCORMがcmi.core.lesson_statusの値を「completed」、「passed」、または「failed」に設定すると、Moodleはエントリページに新しい受験を開始するチェックボックスを追加して、ユーザが新しい受験を作成できるようにします。cmi.core.lesson_statusが「incomplete」、「browsed」、または「notattempted」に設定されている場合、学習者は既存の受験に再エントリすることしかできません。「学生によるコンテンツ構造ページのスキップ」設定を使用している場合、このチェックボックスはユーザに表示されません。
Moodleには、これを制御するためのさまざまな設定があり、その一部は詳細オプションとしてデフォルトで非表示になっています。
- 受験回数
- 教師が、学習者が作成できるSCORM受験の回数を設定できます。これは、学習者がSCORM受験に再エントリできる回数ではありません。
- 複数回受験時の評点
- 教師が、複数回のSCORM受験(再エントリではありません)をどのように評定するかを設定できます。注意すべき点として、cmi.core_lesson_statusが「failed」の場合は新しい受験を生成できますが、「複数回受験時の評点」設定の「最新の完了済み受験」の計算には「completed」と「passed」の値のみが含まれます。
- 受験状況を表示する
- SCORMのエントリページと学習者のマイMoodleページに、ユーザのSCORM受験と最終評点の計算方法を表示します。
- 完了を強制する
- SCORMパッケージが値を設定しない場合に、cmi.core.lesson_statusに「completed」を報告するよう強制するために使用できる設定です。
- 新しい受験を強制する
- 新しい受験を開始するチェックボックスを非表示にし、前の受験のcmi.core.lesson_statusの値が「completed」、「passed」、または「failed」の場合に、新しい受験を強制します(「レビューモード」は無効になります)。この設定は、「学生によるコンテンツ構造ページのスキップ」設定を使用しているときに、新しい受験が確実に生成されるようにするためにも使用できます。
- 最終受験後にロックする
- 受験回数をすべて使い切った後は、SCORMにアクセスできないようにします。これが設定されていない場合、学習者は最後の受験に(レビューモードで)再エントリでき、SCORMパッケージが複数回の再エントリをどのようにサポートしているかによっては、そのたびにスコアを変更/上書きできる可能性があります。
Captivateで読み込み時間を短縮する
- コンテンツの再生が始まる前にダウンロードしておく必要がある割合を変更します。Captivate 4では、「Preferences / Project / Start and End / Preload」に設定があります。これを50%に減らします。
- Cpファイルで(背景または要素の添付として)オーディオを使用している場合は、スライド上のオーディオを含む各要素の先頭に0.1秒の間隔を入れてみてください。そうしないと、Cpはすべてのオーディオファイルを1つの大きなオーディオファイルに結合し、プロジェクトを再生する前にそれをダウンロードする必要が生じます。この問題は、Cpコミュニティから何度も報告されています。
Moodleがcmi.core.lesson_statusを「completed」または「passed」から「failed」に変更する
多くのSCORMオーサリングソフトウェアスイートは、デフォルトでimsmanifest.xmlにmasteryscoreノードを生成します。このノードはXMLファイルに必須ではありません。しかし、このノードが存在する場合、SCORM標準では、そこに設定された値に関して特定の動作が定められています。
これは、Moodleの「熟達度がステータスをオーバーライドする」設定で制御することもできます。この設定が有効で、パッケージ内に熟達度スコアが設定されている場合、LMSFinishが呼び出され、素点が設定されているときに、素点が熟達度スコアより低ければ、レッスンステータスがオーバーライドされて「failed」に設定されます。
SCORM標準には、SCORM_1.2_ConformanceReq.pdfの155ページ中35ページ目(ページ番号2-19)に次のように記載されています(SCORM Version 1.2 Conformance Requirements Version 1.2):
SCOによってこの要素の値が「incomplete」に設定されていない場合、LMSは次に基づいて値を再評価し、変更するものとします:
- マニフェストに熟達度スコアがなく、SCOがスコア(cmi.core.score.raw)とlesson_status(cmi.core.lesson_status)を設定する場合、LMSはSCOが決定したステータスをオーバーライドしないものとします。
- マニフェストに熟達度スコアがある場合、LMSは、学生のスコア(cmi.core.score.raw)と熟達度スコアの比較に基づいて、ステータスをpassedまたはfailedのいずれかに変更できます。
- 学生がSCOを単位なしで受講している場合(cmi.core.credit = “no-credit”)、lesson_statusは変更されません。ただし、1つの例外があります。lesson_mode(cmi.core.lesson_mode)が「browse」の場合、cmi.core.creditがno-creditに設定されていても、lesson_statusが「browsed」に変わる場合があります。
これにより、意図しない動作が発生する場合があります。この問題は、imsmanifest.xmlファイルからmasteryscoreノードを削除するか、Moodleの「熟達度がステータスをオーバーライドする」設定を調整することで解決できます。また、オーサリングソフトウェアスイートで、マニフェストファイルへのこのノードの書き込みについてどのようなオプションがあるかを調べ、それに応じてオーサリングプロセスを変更することもできます。
Rustici SCORM Cloudのmasteryscoreに関するデフォルトの動作は、Moodleのデフォルトの動作とは異なります。Rusticiがこれをどのように処理しているかの経緯については、こちらで少し確認できます:http://scorm.com/blog/2010/09/anatomy-of-scorm-minutiae-mistake/
プレイヤのルック&フィール
テーマが、Moodle 2に同梱されている標準テーマのいずれかをベースにしているか、それから大きく逸脱していない限り、SCORMプレイヤウィンドウの高さと幅の設定を調整できるはずです。
サイトまたはコースのテーマが、M2の標準テーマのいずれかをそれほど忠実にベースにしていない場合は、テーマのCSSがSCORMプレイヤのローカルの高さと幅の設定をオーバーライドしている可能性があります。ウェブ開発者(またはMoodleパートナー)に、テーマがプレイヤのレイアウトとどのように相互作用しているかを調べてもらい、必要に応じてテーマを変更してください。
なぜローカルで変更できないのですか? 高さと幅は個々のSCORMパッケージごとに変更でき、これらのローカルの高さと幅の値のデフォルトを設定することもできます(SCORM管理オプション)。色、陰影、枠線、背景などのその他の要素は、サイト上の他のすべての要素と同様に、CSSによって制御されます。
Courselab 2.4
SCORM 1.2パッケージを実行しようとしたときに「found more than one record!」エラーが表示される場合は、SCORMパッケージのimsmanifest.xmlファイルを確認し、<organization identifier>と<item identifier>の値が一意であることを確認してください。<organization identifier>を変更するには、Courselabで「File > Course Runtime Settings」に移動します。ダイアログには「Course identification in LMS」と表示されますが、<organization identifier>を設定するのは「Identifier」フィールドの変更です。(詳しくはMDL-38060をご覧ください)
パッケージの更新後にSCORMの結果が削除される
以前のSCORMパッケージの上に新しいSCORMパッケージをアップロードする際、マニフェストファイル内のitem identifierが上書きされるものと異なる場合、MoodleのそのSCORMパッケージのトラッキングデータは削除されます。
新しいSCORMリソースのitem identifierが同じであることを確認してください。
レスポンシブ性の問題
SCORMが、モバイルデバイスでレスポンシブ性やスクロール機能に問題を起こすことがあります
- MoodleはSCORMの配信にiFrameを使用しています。https://community.adaptlearning.org/mod/forum/discuss.php?d=180#p863
- iOSではiFrameがレスポンシブではないため、これにはいくつか問題が生じる可能性があります https://community.adaptlearning.org/mod/forum/discuss.php?d=1446#p6687
- いくつかの回避策が考えられます。
- Totaraには新しいウィンドウがあります。 #https://community.adaptlearning.org/mod/forum/discuss.php?d=851#p3968
- このコメント https://community.adaptlearning.org/mod/forum/discuss.php?d=787#p3661
- Adapt向けの解決策:https://github.com/adaptlearning/adapt_framework/issues/210
- トラッカー:
- https://tracker.moodle.org/browse/MDL-47500 ページの問題。
- https://tracker.moodle.org/browse/MDL-46563
- https://tracker.moodle.org/browse/MDL-50401
- iOSでiFrameが失敗する理由についての、ある人の見解:https://community.adaptlearning.org/mod/forum/discuss.php?d=926#p4714
これは、ブラウザ(例:iOSの不具合)、SCORMパッケージの作成、そしてLMS(この場合はMoodleのiFrame)の間にある問題のようです。
回避策についてのかなり包括的なアイデアの1つがこちらにあります:https://community.adaptlearning.org/mod/forum/discuss.php?d=180 ただし、現時点では、より良い解決策があるという根拠はまったくありません。
関連項目
- 開発者Dan Marsdenのブログ投稿SCORM doesn't work
- 開発者Dan Marsdenのブログ投稿SCORM 2004 in Moodle
- 更新されたSCORMモジュールで変更する識別子
フォーラムのディスカッション:
その他の質問
moodle.orgのSCORMフォーラムに投稿してください。