Moodle 5.3 日本語ドキュメント(第一次翻訳):ほぼすべてのページが日本語に翻訳されました。まだ第一次翻訳のため、不自然な表現や誤訳が残っている可能性があります。お気づきの点があれば、ページコメントでお知らせいただくか、直接編集してください。スクリーンショットの多くは、まだ英語版の画面のままです。以前のバージョンの日本語ドキュメントは、バージョンメニューからご覧いただけます。
Moodle 5.3 Japanese documentation (first-pass translation): almost all pages have now been translated into Japanese. As this is a first pass, some wording may read unnaturally or be mistranslated. If you notice anything, please leave a page comment or edit the page directly. Most screenshots still show the English interface. Japanese documentation for earlier versions is available from the version menu.

Matrix

提供: MoodleDocs
移動先:案内、検索

Matrixは、オープンなフェデレーション型のメッセージングプラットフォームであり、MS Teams、Slack、TelegramおよびWhatsAppと比べても遜色ありません。詳細については、matrix.orgをご覧ください。一般的なテキストメッセージ、画像およびファイルをサポートするだけでなく、音声およびビデオによる会議通話機能も完備しています。他のプラットフォームとは異なり、利用できるクライアントが多数ありますが、最も人気のあるクライアントはElementです。

Moodle HQ自体も、社内コミュニケーションのほか、MoodleコミュニティのチャットルームでもMatrixを多用しています。

誰でもmatrix.orgで無料アカウントを作成できます(@yourname:matrix.orgのようなアドレスが付与されます)。また、Matrixはオープンソースのため、組織専用のプライベートMatrixサーバを運用することもできます。その場合、全員が@yourname:yourdomain.comのようなアカウントを持つことになります。どのドメインのユーザでも、他のどのMatrixドメインにもメッセージを送信できます(メールの仕組みと同様です)。

コースでのMatrixの設定(教師向け)

Moodle管理者がMatrixサーバに接続するようにMoodleサイトを設定すると、教師はコースでプロバイダとしてMatrixを選択できるようになります。

コースのコミュニケーション設定でMatrixを選択すると、ルーム名とルームトピックの入力を求められます。一部の値はプロバイダ固有であり、プロバイダによって異なります。下のスクリーンショットは、コースにおける典型的なMatrixルーム設定を示しています。

Matrixのコースコミュニケーション設定。

ルーム名

ルーム名の入力は任意です。ルーム名を入力しない場合は、コース名が使用されます。

ルームトピック

ルームトピックも任意であり、実質的にルームの説明として機能します。上で説明したように、Matrixには独自の個別設定があり、ルームトピックはその1つです。

ルームモデレータ

ルームモデレータは、Matrixルームでより高い権限を持ちます。Moodleで割り当てられたロールによって決まる階層があります。権限の高い順に、次のとおりです:

  1. 管理者
  2. マネージャ、教師、編集権限のない教師
  3. 学生

教師、編集権限のない教師およびマネージャには、Matrixルームのモデレータケイパビリティが自動的に付与されます。このロール(communication/matrix:moderator)は、サイト管理のロールを定義する設定で変更できます。

パスワード管理

現在のMoodleがMatrixにユーザを作成する方法には、パスワードに関する一定の制限があります。Matrixに新しいユーザが作成されると、そのユーザのMatrixユーザレコードにはユーザ名とメールアドレスのみが設定されます。ユーザがMatrixクライアント(たとえばElement)で認証しようとすると、「パスワードを忘れましたか?」リンクを使用してパスワードをリセットするよう強制されます。これにより、ユーザは自分のパスワードを自分で決め、Moodleとは独立して管理できます。

Matrixの設定(サイト管理者向け)

Matrixコミュニケーションプロバイダを使用すると、Moodle LMSのコースに、Matrix Elementインスタンス内の関連ルームを持たせることができます。また、コースの参加者を関連するMatrix Elementルームと同期することで、ユーザ管理も提供します。

現在、この連携では、プロバイダサービスの設定用にSynapseホームサーバを、ルームへのアクセス用にMatrix Elementメッセージングクライアントをサポートしています。Moodle LMSインスタンスをMatrixで設定するには、以下が必要です:

  • SynapseホームサーバのURL
  • Synapse管理者ユーザのAPIアクセストークン
  • 使用するElementウェブサーバのURL
サイト管理のMatrix設定

Matrixプロバイダを使用するようにMoodle LMSインスタンスを設定するには:

  1. SynapseサーバのURLを「ホームサーバURL」フィールド(matrixhomeserverurl)に入力します。
  2. SynapseサーバのAPIアクセストークンを「アクセストークン」フィールド(matrixaccesstoken)に入力します。下の「SynapseのAPIアクセストークンの生成」をご覧ください。
  3. ElementウェブサーバのURLを「ElementウェブURL」フィールド(matrixelementurl)に入力します。
  4. 必要に応じて、数字のユーザ名が検出された場合に使用するユーザ接頭辞(matrixuserprefix)を指定します。
  5. 「変更を保存する」をクリックします。

SynapseのAPIアクセストークンの生成

Moodle LMS用のAPIアクセストークンを生成するには、ターミナルにアクセスでき、かつSynapseサーバインスタンスの管理者の既存のユーザ名とパスワードを使用する必要があります。

  • ユーザ名は、次の形式にする必要があります:@<ホームサーバ上のユーザ名>:<ホームサーバのドメイン>
  • パスワードは、管理者ユーザの通常のパスワードです。

Moodle LMSで使用するアクセストークンを生成するには、ターミナルで次のように入力します:

curl -XPOST -d '{"type":"m.login.password", "user":"@admin:synapse", "password":"secretpass"}' "https://synapse:8008/_matrix/client/r0/login"

返される値は、次のようになります:

{"user_id":"@admin:synapse","access_token":"syt_YWRtaW4_OQNsHwWoObhseRAWmUCs_2T29if","home_server":"synapse","device_id":"JPAIBCQCSB"}

access_tokenフィールドが、Moodle LMSのMatrixコミュニケーションプロバイダ設定で使用するAPIアクセストークンです。

Moodle LMSとMatrix間のデータフロー

  • 現在の実装では、Moodleのコースコミュニケーション設定を使用して、Matrixルームのルーム名とルームトピックを設定します。これらのフィールドが空の場合は、コース名がルーム名として使用され、ルームトピックは空のままになります。
  • Matrixのユーザ名はMoodleのユーザ名を使用して生成され、Matrixユーザをルームに追加するために必要です。
  • Matrixにユーザが作成されるのは、まだ作成されていない場合、またはそのユーザへのマッピングがMoodle LMSに記録されていない場合のみです。

次の図は、Moodle LMSとMatrix間のデータの流れを示しています。

データフロー図 - コミュニケーション
データフロー図 - コミュニケーション

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