Moodle 5.3 日本語ドキュメント(第一次翻訳):ほぼすべてのページが日本語に翻訳されました。まだ第一次翻訳のため、不自然な表現や誤訳が残っている可能性があります。お気づきの点があれば、ページコメントでお知らせいただくか、直接編集してください。スクリーンショットの多くは、まだ英語版の画面のままです。以前のバージョンの日本語ドキュメントは、バージョンメニューからご覧いただけます。
Moodle 5.3 Japanese documentation (first-pass translation): almost all pages have now been translated into Japanese. As this is a first pass, some wording may read unnaturally or be mistranslated. If you notice anything, please leave a page comment or edit the page directly. Most screenshots still show the English interface. Japanese documentation for earlier versions is available from the version menu.

AI Escape Room

提供: MoodleDocs
移動先:案内、検索
AI Escape Room
タイプ 活動モジュール
セット N/A
ダウンロード https://moodle.org/plugins/mod_aiescape
イシュー https://github.com/adamjenkins/moodle-mod_aiescape/issues
ディスカッション https://moodle.org/plugins/mod_aiescape
メンテナ Adam Jenkins (WiseCat)

AI Escape Roomは、AIが書く物語または会話を学生がプレイしながら進めていく活動です。教師が場面と目標を設定します。各ターンで、AIが何が起こるかを描写し、学生はボタンを選ぶか入力するかして、次に何をするかを選びます。良い行動を取ると目標に近づき、目標に到達するとシナリオを完了して評定を受け取ります。

この活動は、サイト管理者がMoodleのAIサブシステムで設定したAIプロバイダを使用します。

インストール

Moodleプラグインディレクトリからプラグインをインストールするか、ZIPファイルをダウンロードしてプラグインのインストールの手順に従ってください。ファイルはmod/aiescapeフォルダに配置します。このプラグインはMoodle 5.0から5.3までに対応しています。

サイトには、サイト管理 > AI > AIプロバイダで「テキストを生成する」アクションを有効にしたAIプロバイダが必要です(AIプロバイダを参照してください)。Moodleが対応しているプロバイダであれば、例えばOpenAIやローカルのOllamaサーバなど、どれでも動作します。

仕組み

教師は「前提」(場面、またはAIが演じるキャラクター)と「目標」(シナリオを終了させる条件)を書き、「完了までのステップ数」を選択します。

各ターンで、AIは物語の続きを書き、選択肢を提示します。選択肢には良いもの、中立のもの、悪いものがありますが、どれがどれなのかは学生には知らされません。

  • 良い選択肢は、目標に向けてステップを1つ進めます。
  • 中立の選択肢は、ステップ数を変えません。
  • 悪い選択肢は、ステップを1つ後退させます。

学生が必要なステップ数に到達すると、AIが物語を終わらせ、受験が完了します。AIが各ターンに提示する良い選択肢、中立の選択肢、悪い選択肢の数は、教師が正確に決めます。学生は(ゲームモードによっては)選択肢を選ぶ代わりに自分の回答を入力することもでき、その場合はその回答で先に進めるかどうかをAIが判断します。

インタラクションスタイルは2種類あります。

  • 「物語」:AIが物語を語り、選択肢は学生が取る行動になります。
  • 「ペルソナ」:AIが名前の付いたキャラクターを演じ、選択肢は学生がそのキャラクターに言うことになります。例えば、学生が店主を説得したり、歴史上の人物にインタビューしたりします。

設定

サイト設定

有効なAIプロバイダと1つのデフォルトボタンが表示されたサイト設定

サイト管理 > プラグイン > 活動モジュール > AI Escape Roomには、次の設定があります。

  • 「AI設定」:この活動が使用するAIプロバイダ(名称、プロバイダ、モデルおよびエンドポイント)を示す読み取り専用の表です。
  • 「教師にAI設定を表示する」:チェックすると、教師は活動ページで有効なAIプロバイダとモデルを確認できます。
  • 「選択肢フォーマットの再試行回数制限」(0から5、デフォルト2):AIが要求された選択肢を返さなかった場合、Moodleはこの回数だけAIに再要求します。それでも失敗した場合、学生には作り上げられた選択肢の代わりに「フリーターン: サイコロを振る...」という選択肢が1つだけ表示されます。これを選ぶと物語が続き、学生がステップを失うことはありません。
  • 「デフォルト追加ボタン」:最大5個のプリセットボタンで、それぞれに「ラベル」、「プロンプト」および「デフォルト使用回数制限」があります。教師は各活動でこれらを有効にできます。ラベルを空欄にすると、その枠は使用されません。

活動設定

活動設定の「シナリオ」および「ゲーム設定」セクション

タイミング

  • 「エスケープルームの開始日時」および「エスケープルームの終了日時」:任意の日時です。コースページおよびカレンダーに表示されます。終了日時の時点でまだ進行中の受験は、学生が中止した場合と同じように自動的に終了されます。

シナリオ

  • 「前提」:AIが演じる物語またはキャラクターです。例えば「あなたは暗い洞窟の中で目を覚まします...」や「あなたはピザにパイナップルを載せるのが大嫌いなルイージです...」のように書きます。
  • 「モジュールページに前提を表示する」:活動ページで学生に前提を表示します。
  • 「目標」:シナリオを完了させる条件です。例えば「洞窟から脱出して日の光の下に出る」のように書きます。AIはこれを使用して、学生がいつ終了したかを判断します。
  • 「モジュールページに目標を表示する」:活動ページで学生に目標を表示します。

ゲーム設定

  • 「インタラクションスタイル」:「物語」または「ペルソナ」です。
  • 「ペルソナ名」:AIが演じるキャラクターの名前です(ペルソナスタイルのみ)。
  • 「ゲームモード」:「多肢選択」(選択肢ボタン)、「自由記述」(学生が入力する)または「コンボ(ボタン + テキスト)」(両方)です。
  • 「1ターンあたりの良い選択肢数」(1から5)、「1ターンあたりの中立の選択肢数」(0から5)、「1ターンあたりの悪い選択肢数」(0から5):多肢選択モードおよびコンボモードで、AIが各ターンに提示する各種類の選択肢の数です。
  • 「完了までのステップ数」(1から100):学生に必要な良い行動の数です。
  • 「進捗画像」:会話の横に表示される任意の画像です。複数の画像がある場合、開始時に最初の画像が表示され、学生がステップを均等に分けた分だけ完了するたびに次の画像が表示されます。画像はファイル名の順に表示されます。

受験設定

  • 「最大受験回数」:学生がプレイできる回数、または「無制限」です。
  • 「プログレスバーを表示する」:学生に、到達したステップ数と必要なステップ数を表示します。
  • 「学生に自分の受験のレビューを許可する」:学生は終了した自分の受験をもう一度読むことができます。
  • 「中止時に部分点を与える」:最後まで進む前に中止した学生は、進捗に比例した評定(到達したステップ数 ÷ 必要なステップ数 × 最大評点)を受け取ります。この設定を無効にした場合、中止しても評定は得られません。
  • 「学生に選択肢数を表示する」:各ターンの良い選択肢、中立の選択肢および悪い選択肢の数を活動ページに表示します。
  • 「ホバー時に選択肢の種類を表示する(プレビューのみ)」:教師が活動をプレビューしている間、各選択肢ボタンにマウスを重ねると、その選択肢が良い、中立、悪いのどれなのかが表示されます。学生にはこの表示は決して見えません。

モデレーション

  • 「フラグキーワード」:1行に1つの単語またはフレーズを入力します。学生が入力した回答にいずれかのキーワードが含まれている場合(自由記述モードおよびコンボモードで、大文字小文字は区別しません)、その回答には教師向けにフラグが付けられます。

追加ボタン

  • 「ヒント」などの追加のボタンで、独自のプロンプトをAIに送信します。例えば「次に何を試すべきか、学生に小さなヒントを1つ与えてください」のようなプロンプトです。これらのボタンはステップ数を変えません。各ボタンには「ボタンラベル」、「ボタンプロンプト」および受験ごとの任意の「使用回数制限」があります。管理者が設定したボタンは「プリセットボタン」の下に表示され、それぞれに「含む」チェックボックスがあります。

この活動には、標準の評定設定および完了設定もあります。評点による評定のみに対応しており、評価尺度には対応していません。

AI Escape Roomの使い方

エスケープルームを設定する

  1. コースで編集モードを開始し、セクションの「コンテンツを追加する」をクリックして、「活動またはリソース」をクリックします。
  2. 「AI Escape Room」を選択して、「追加」をクリックします。
  3. 名称、「前提」および「目標」を入力します。
  4. 「インタラクションスタイル」、「ゲームモード」、選択肢の数およびステップ数を選択します。
  5. 「保存して表示する」をクリックします。

前提は、ロールプレイの場面を設定するときのように書きます。学生が誰なのか、どこにいるのか、周りに何があるのかを書きます。目標は、AIが到達したかどうかを判断できるよう、具体的にします。

プレイ

前提、目標および選択肢数が学生に表示されている活動ページ

学生は活動を開き、「ゲームを開始する」をクリックします。AIが最初の場面を描写し、選択肢を提示します。学生は選択肢をクリックするか、自分の回答を入力して「送信」をクリックするか、追加ボタンのいずれかを使用します。教師が有効にしている場合は、どこまで進んだかがプログレスバーに表示されます。

コンボモードで進行中のゲーム:AIの物語、3つの選択肢、回答ボックスおよび「ヒント」ボタン

学生は途中で離れて後から戻ることができます。「続ける」をクリックすると、中断したところから受験を再開します。「受験を中止する」をクリックすると、受験を途中で終了します。目標に到達すると「シナリオ完了!」と表示され、評定が評定表に送られます。

ゲームは、右上隅のボタンでフルスクリーン表示にできます。教師が許可している場合、学生は終了した自分の受験を「自分の過去の受験を表示する」で確認できます。

教師としてプレビューする

「ホバー時に選択肢の種類を表示する」を有効にした教師のプレビュー:マウスを重ねると良い選択肢が緑色になります。

教師およびマネージャは、開始日時と終了日時の範囲外であっても、「ゲームを開始する」をクリックして学生と同じように活動をプレイできます。教師やマネージャの受験は学生の受験とは区別され、受験回数の制限、評定、完了およびレポートには含まれません。

「ホバー時に選択肢の種類を表示する(プレビューのみ)」を有効にすると、マウスを重ねた選択肢が緑色(良い)、灰色(中立)または赤色(悪い)になり、そのツールチップにどの種類なのかが表示されます。これを使用して、前提と目標から妥当な選択肢が生成されるかどうかを確認してください。

受験をレビューする

フラグ付け済みの受験へのリンクがある「受験レポート」

教師は活動ページで「受験レポート」を開きます。このレポートには、各学生について、受験回数、中止した受験と完了した受験、評定、最後の受験が一覧表示されます。「受験を表示する」をクリックすると、受験の会話全体が表示されます。

「フラグ付け済みの受験」:一致したキーワード、学生のメッセージおよび受験へのリンク

活動で「フラグキーワード」を使用している場合、「フラグ付け済みの受験を表示する」には、一致した入力回答がすべて、キーワード、メッセージおよび受験全体へのリンクとともに一覧表示されます。フラグが付いたメッセージは、受験の表示画面でも強調表示されます。

評定と完了

完了した受験には満点の評定が与えられます。中止された受験または期限切れの受験には、「中止時に部分点を与える」が有効な場合にのみ部分点の評定が与えられます。評定に基づく通常の完了コンディションが機能し、自動完了では、この活動独自のコンディション「シナリオを完了する」も使用できます。

コースのリセット

コースのリセットページには「AI Escape Room」セクションがあり、「すべてのAI Escape Room受験を削除する」(デフォルトでチェックされています)が含まれています。これを使用すると、コース内のエスケープルームのすべての受験が削除され、その評定がリセットされます。

入力された回答について

多肢選択モードでは、Moodleがすべての行動を自分で確認します。どの選択肢を提示し、それぞれがどの種類なのかを記録し、その種類を学生のブラウザに送信することはありません。学生がページのコードを見て良い選択肢を見つけることはできません。

自由記述モードおよびコンボモードでは、入力された各回答をAIが判断するため、その気になった学生がAIを言いくるめて進捗を得ようとする可能性があります。その影響は限られています。1回のターンで進めるのは最大1ステップで、変わる可能性があるのはその学生自身の評定だけです。これらのモードは、練習や、その他の重要度の低い学習に使用するのが最適です。評定が重要な場合は、多肢選択モードを使用してください。

ケイパビリティ

  • mod/aiescape:addinstance(「AI Escape Roomを追加する」):コースに活動を追加します。
  • mod/aiescape:view(「AI Escape Roomを表示する」):活動ページを開きます。
  • mod/aiescape:play(「AI Escape Roomをプレイする」):受験を開始してプレイします。
  • mod/aiescape:viewreports(「受験レポートを表示する」):受験レポートおよびフラグ付け済みの受験を閲覧し、活動をプレビューします。
  • mod/aiescape:viewownattempts(「自分の過去の受験を表示する」):活動で許可されている場合に、終了した自分の受験を読みます。

プライバシー

このプラグインは、次のデータを保存します。

  • 各学生の受験(開始日時と終了日時、ステータス、進捗および評定)
  • 各受験の会話(各メッセージの送信者、テキストおよび日時)
  • 学生のメッセージに付けられたキーワードフラグ(キーワードおよび日時)

学生のメッセージは、前提、目標およびそれまでの会話とともに、サイト管理者が設定したAIプロバイダに送信され、AIプロバイダが次のターンを書けるようにします。このプラグインは、このことをプライバシーメタデータで宣言しています。

このプラグインはプライバシーAPIを実装しているため、これらのデータはデータのエクスポートおよび削除リクエストの対象になります。データプライバシーを参照してください。

関連項目