「コーホート」の版間の差分

提供:MoodleDocs
移動先:案内検索
編集の要約なし
編集の要約なし
 
(同じ利用者による、間の5版が非表示)
1行目: 1行目:
{{ユーザーのグループピング}}
{{ユーザのグルーピング}}
==コホートについて==
==コーホートについて==
コホートは、サイト全体またはコースのカテゴリ全体のグループです。コホートの目的は、コホートのすべてのメンバーがコースに簡単に登録できるようにすることです。これは、[[コホート同期]]を使用して行うことができます。これは、名前が示すように、コホートメンバーシップをコース登録と同期させます。または、コホートを手動でコースに登録することもできます。
コーホートは、サイト全体またはコースカテゴリ全体のグループです。コーホートの目的は、そのコーホートのメンバー全員が簡単にコースに登録できるようにすることです。これには[[コーホート同期]]という名前の通り、コーホートのメンバーとコース登録を同期させることができます。また、コーホートを手動でコースに登録することもできます。


{{MediaPlayer | url = https://youtu.be/ok27wqDAsEk | desc =コホートを作成および追加する方法}}
{{MediaPlayer | url = https://youtu.be/ok27wqDAsEk | desc = コーホートの作成と追加方法}}


==コホートの作成==
==コーホートの作成==


コホートは、サイト管理者および適切な権限を持つ他のユーザーが作成できます。
コーホートは、サイト管理者や適切なパーミッションを持つ他のユーザが作成できます。


1.「アドミニストレーション>サイト管理>ユーザー>アカウント>コホート」にアクセスします
1. ''管理 > サイト管理 > ユーザ > アカウント > コーホート'' にアクセスします。


[[File:Createcohort1.png | thumb | center | 400px]]
[[File:Createcohort1.png|thumb|center|400px]]
2. [追加]ボタンをクリックします。ドロップダウンでは、コホートをサイトの「システム」全体で使用できるようにするか、名前付きコースカテゴリで使用できるようにするかを選択できることに注意してください。
2. 追加ボタンをクリックします。ドロップダウンでは、あなたのコーホートをサイトの "システム" 全体で利用可能にするか、指定されたコースカテゴリで利用可能にするかを選択できますので、ご注意ください。


3.コホートはデフォルトで教師に表示されますが、[表示]リンクをオフにすると、教師はコースで使用できなくなります。
3. コーホートはデフォルトで教師に表示されますが、'可視性' リンクをオフにすると、教師がコースで使用することができなくなります。


4.詳細を入力して、変更を保存します。
4. 詳細を入力し、変更を保存します。


5.利用可能なコホートのリストで、コホート名の反対側の割り当てリンクをたどります。
5. 利用可能なコーホートのリストで、コホート名の反対側にある「割り当て」リンクをクリックします。


[[File:cohortscreen.png | thumb | center | 600px]]
[[File:cohortscreen.png|thumb|center|600px]]
6.リストから潜在的なユーザーを選択し、[追加]ボタンをクリックします。
6. リストから潜在的なユーザを選択し、追加ボタンをクリックします。


==コホートの一括作成==
==コーホートの一括作成==


#コホートは、「サイト管理>ユーザー>アカウント>コホート>コホートのアップロード」から、システムまたは名前付きカテゴリにcsvファイルをアップロードして作成できます。詳細については、[[Upload_cohorts | Upload cohorts]]ページをご覧ください。
#コーホートは、csvファイルをシステムにアップロードするか、''サイト管理 > ユーザ > アカウント > コーホート > コーホートをアップロードする'' から指定したカテゴリにアップロードすることで作成できます。より詳細な情報は[[コーホートのアップロード|コーホートのアップロード]]ページに記載されています。
#Categoryマネージャーはcsvファイルをアップロードして、カテゴリの[管理]ブロックの[コホート]リンクからコホートを作成できます。
#カテゴリマネージャは、カテゴリの管理ブロックにある「コーホート」リンクから、csvファイルをアップロードしてコーホートを作成することができます。
#サンプルファイルは以下のとおりです。 「Students 2014-15」コホートがシステムに作成され、「History」コホートが(すでに存在する)Humanitiesカテゴリに作成されます。
#ファイルの例を以下に示します。システムに 'Students 2014-15' コーホートが作成され、'History' コーホートが(既に存在する)「Humanities」カテゴリに作成されます。


[[File:cohortupload.png | center | thumb | 600px]]
[[File:cohortupload.png|center|thumb|600px]]


==ユーザーをコホートに一括で追加する==
==コーホートにユーザを一括追加する==


#Access ''アドミニストレーション>サイト管理>ユーザー>アカウント>一括ユーザーアクション ''
#''管理 > サイト管理 > ユーザ > アカウント > バルクユーザ処理'' にアクセスします 。
#適切なフィルターを設定してユーザーを見つける
#適切なフィルタを設定してユーザを検索します。
#利用可能なリストから選択したリストにユーザーを追加します
#利用可能なリストから選択したリストにユーザを追加します。
#選択したユーザーで[コホートに追加]を選択します
#選択したユーザに対して 'コーホートに追加する' を選択します。


==ユーザーをコホートにアップロードする==
==コーホートにユーザをアップロードする==


管理者は、次のようにCSVファイルを介して既存のコホートに[[ユーザーをアップロード|ユーザーをアップロード]]できます。
管理者は以下のようにして、既存のコーホートにCSVファイルで[[ユーザをアップロードする|ユーザをアップロード]]することができます。
#Access ''アドミニストレーション>サイト管理>ユーザー>アカウント>ユーザーのアップロード ''
#''管理 > サイト管理 > ユーザ > アカウント > ユーザのアップロード'' にアクセスします。
#次の形式のテキストファイルをアップロードします。
#以下の形式のテキストファイルをアップロードしてください。


  ユーザー名,パスワード,,,メール,cohort1
  username,password,firstname,lastname,email,cohort1
  tomjones,Pass1234*,Tom,Jones,tomjones@example.com,year3
  tomjones,Pass1234*,Tom,Jones,tomjones@example.com,year3
  marysmith,Pass1234*,Mary,Smith,marysmith@example.com,year4
  marysmith,Pass1234*,Mary,Smith,marysmith@example.com,year4


ここで、year3とyear4は、既存のコホートの'''コホートID'''です(つまり、「名前ではありません」)。
ここで year3 と year4 は、既存のコーホートの '''コーホートID''' です(つまり ''名前ではない'')。


''注:ユーザーがシステムに既に存在する場合、csvファイルで選択したコホートを持つユーザー名のみが必要です。 ''
''注: ユーザがすでにシステム上に存在する場合は、csvファイルに選択したコーホートを含むユーザ名だけが必要となります。 ''


ユーザーがシステムにアップロードされると同時にコホートを作成することもできます。
また、ユーザがシステムにアップロードされるのと同時に、コーホートを作成することも可能です。
  ユーザー名,パスワード,,,メール,cohort1
  username,password, firstname,lastname,email,cohort1
  jackbrown,Pass5678,Jack,Brown,jbrown@example.com,London Contingent
  jackbrown,Pass5678,Jack,Brown,jbrown@example.com,London Contingent
上記の例では、csvファイルのアップロード時にLondon Contingentという名前のコホートが作成されます。
上記の例では、csvファイルのアップロード時にLondon Contingentという名前のコーホートが作成されます。


==コホートの検索==
==コーホートの検索==
サイトに多数のコホートがある場合、キーワードを[検索コホート]ボックスに入力して、利用可能なコホートを検索またはフィルタリングできます。
サイトに多数のコーホートがある場合は、「コーホート検索」ボックスにキーワードを入力して、利用可能なコーホートを検索またはフィルタリングすることができます。
コホート。


管理者は、「サイト管理>ユーザー>アカウント>コホート」からアクセスするすべてのコホート画面を使用して、システムコホートとカテゴリコホートを表示および検索できます。
''サイト管理 > ユーザ > アカウント > コーホート'' からアクセスできる「すべてのコーホート」画面では、管理者がシステムやカテゴリのコーホートを表示・検索することができます。


[[File:AllCohortsscreen.png | thumb | center | 600px]]
[[File:AllCohortsscreen.png|thumb|center|600px]]


==カテゴリコホートの管理==
==カテゴリコーホートの管理==


システムではなくカテゴリ用に作成されたコホートは、適切なカテゴリを選択してから、[アドミニストレーション]> [カテゴリ(名前)]> [コホート]の[コホート]リンクをクリックすると見つかります。
システムではなくカテゴリに対して作成されたコーホートは、適切なカテゴリを選択し、''管理 > カテゴリ (名前) > コーホート'' にある ''コーホート'' リンクをクリックすることで見つけることができます。


==コホート機能==
==コーホートのケイパビリティ==


* [[Capabilities/moodle/cohort:assign |コホートメンバーの追加と削除]]
* [[Capabilities/moodle/cohort:assign |コーホートメンバーの追加と削除]]
* [[Capabilities/moodle/cohort:manage |コホートの作成、削除、移動]]
* [[Capabilities/moodle/cohort:manage |コーホートの作成、削除、移動]]
* [[Capabilities/enrol/cohort:config |コホートインスタンスの構成]]
* [[Capabilities/enrol/cohort:config |コーホートインスタンスの設定]]
* [[Capabilities/moodle/cohort:view |サイト全体のコホートを表示]]
* [[Capabilities/moodle/cohort:view |サイト全体のコーホートを表示]]


==コホートをコースに登録する==
==コーホートをコースに登録する==


コースにコホートを登録するには、2つの方法があります。
コースにコーホートを登録するには、2つの方法があります。


#コホート同期
#コーホート同期
#コホートの手動登録
#コーホートの手動登録


コホート同期では、ユーザーが後でコホートに追加または削除されると、コースに自動的に登録または登録解除されます。詳細については、[[コホート同期]]を参照してください。
コーホート同期では、ユーザがコーホートに追加または削除された場合、自動的にコースに登録または登録解除されます。詳細は[[コーホート同期]]をご覧ください。


ただし、コホートの手動登録は1回限りのアクションです。後でコホートにユーザーを追加または削除しても、コースの登録には影響しません。
しかし、手動でコーホートを登録することは、1回限りのアクションです。コーホートからユーザを追加または削除しても、コース登録には影響しません。


===コホートの手動登録===
===コーホートの手動登録===


コーホートのすべてのメンバーを手動でコースに登録するには:
コーホートのすべてのメンバーを手動でコースに登録するには:


# ''コース管理>登録済みユーザー ''に移動します
#''コース管理 > 登録済みユーザ'' に移動します。
#[ユーザーを登録]ボタンをクリックし、[コホートを参照]をクリックします
#'ユーザを登録する' ボタンをクリックし、'コーホートを選択する' をクリックします。
#コホートを選択し、[登録ユーザーの終了]ボタンをクリックします。
#コーホートを選択し、'選択したユーザおよびコーホートを登録する' ボタンをクリックします。


[[File:newcohortenrol.png | thumb | center | 400px]]
[[File:newcohortenrol.png|thumb|center|400px]]


コホートメンバーを手動で登録するために必要な機能は次のとおりです。
コーホートメンバーを手動で登録するために必要なケイパビリティは次のとおりです。
* enrol/manual:コース内の登録
* enrol/manual:enrol コースのコンテキスト
* moodle/course:enrolreviewコースのコンテキスト
* moodle/course:enrolreview コースのコンテキスト


デフォルトの "Teacher"(editingteacher)ロールには、これらの機能がすべて含まれています。
デフォルトの "教師"(editteacher)ロールは、以下のすべてのケイパビリティを持っています。


==すべてのコホートメンバーへのユーザーコンテキストロールの割り当て==
==コーホートメンバー全員へのユーザコンテキストロールの割り当て==


ユーザーコンテキストの役割は、「サイト管理>ユーザー>権限>コホートへのユーザーの役割の割り当て」でコホートのすべてのメンバーに割り当てることができます。
ユーザコンテキストロールは、''サイト管理 > ユーザ > パーミッション > ユーザロールをコホートに割り当てる'' で、コーホートのすべてのメンバーに割り当てることができます。


これは、メンター(またはチームマネージャー)が[[コンピテンシー]]の使用時にユーザーの学習計画を確認できるようにするのに役立ちます。
これは、[[コンピテンシー]]を使用する際に、メンター(またはチームマネージャ)がユーザの学習プランを確認するのに便利です。


{{Note|スケジュールされたタスク「コホートの役割の割り当ての同期」の実行後に役割が割り当てられるため、変更がすぐに表示されない場合があります。}}
{{Note|スケジュールされたタスクである 'コーホートロールの割り当て同期' が実行された後にロールが割り当てられるため、変更がすぐに表示されない場合があります。}}


==こちらもご覧ください==
==関連項目==


* [[コホート同期]]登録方法
* [[コーホート同期]] 登録方法
* [[cohort/upload|Upload cohorts]]一括ファイルアップロード
* [[cohort/upload|コーホートのアップロード]] 一括ファイルアップロード


[[Category:サイト管理]]
[[カテゴリ:サイト管理]]


[[en:Cohorts]]
[[en:Cohorts]]

2021年10月6日 (水) 08:01時点における最新版

コーホートについて

コーホートは、サイト全体またはコースカテゴリ全体のグループです。コーホートの目的は、そのコーホートのメンバー全員が簡単にコースに登録できるようにすることです。これにはコーホート同期という名前の通り、コーホートのメンバーとコース登録を同期させることができます。また、コーホートを手動でコースに登録することもできます。

コーホートの作成と追加方法

コーホートの作成

コーホートは、サイト管理者や適切なパーミッションを持つ他のユーザが作成できます。

1. 管理 > サイト管理 > ユーザ > アカウント > コーホート にアクセスします。

Createcohort1.png

2. 追加ボタンをクリックします。ドロップダウンでは、あなたのコーホートをサイトの "システム" 全体で利用可能にするか、指定されたコースカテゴリで利用可能にするかを選択できますので、ご注意ください。

3. コーホートはデフォルトで教師に表示されますが、'可視性' リンクをオフにすると、教師がコースで使用することができなくなります。

4. 詳細を入力し、変更を保存します。

5. 利用可能なコーホートのリストで、コホート名の反対側にある「割り当て」リンクをクリックします。

cohortscreen.png

6. リストから潜在的なユーザを選択し、追加ボタンをクリックします。

コーホートの一括作成

  1. コーホートは、csvファイルをシステムにアップロードするか、サイト管理 > ユーザ > アカウント > コーホート > コーホートをアップロードする から指定したカテゴリにアップロードすることで作成できます。より詳細な情報はコーホートのアップロードページに記載されています。
  2. カテゴリマネージャは、カテゴリの管理ブロックにある「コーホート」リンクから、csvファイルをアップロードしてコーホートを作成することができます。
  3. ファイルの例を以下に示します。システムに 'Students 2014-15' コーホートが作成され、'History' コーホートが(既に存在する)「Humanities」カテゴリに作成されます。
cohortupload.png

コーホートにユーザを一括追加する

  1. 管理 > サイト管理 > ユーザ > アカウント > バルクユーザ処理 にアクセスします 。
  2. 適切なフィルタを設定してユーザを検索します。
  3. 利用可能なリストから選択したリストにユーザを追加します。
  4. 選択したユーザに対して 'コーホートに追加する' を選択します。

コーホートにユーザをアップロードする

管理者は以下のようにして、既存のコーホートにCSVファイルでユーザをアップロードすることができます。

  1. 管理 > サイト管理 > ユーザ > アカウント > ユーザのアップロード にアクセスします。
  2. 以下の形式のテキストファイルをアップロードしてください。
username,password,firstname,lastname,email,cohort1
tomjones,Pass1234*,Tom,Jones,tomjones@example.com,year3
marysmith,Pass1234*,Mary,Smith,marysmith@example.com,year4

ここで year3 と year4 は、既存のコーホートの コーホートID です(つまり 名前ではない)。

注: ユーザがすでにシステム上に存在する場合は、csvファイルに選択したコーホートを含むユーザ名だけが必要となります。

また、ユーザがシステムにアップロードされるのと同時に、コーホートを作成することも可能です。

username,password, firstname,lastname,email,cohort1
jackbrown,Pass5678,Jack,Brown,jbrown@example.com,London Contingent

上記の例では、csvファイルのアップロード時にLondon Contingentという名前のコーホートが作成されます。

コーホートの検索

サイトに多数のコーホートがある場合は、「コーホート検索」ボックスにキーワードを入力して、利用可能なコーホートを検索またはフィルタリングすることができます。

サイト管理 > ユーザ > アカウント > コーホート からアクセスできる「すべてのコーホート」画面では、管理者がシステムやカテゴリのコーホートを表示・検索することができます。

AllCohortsscreen.png

カテゴリコーホートの管理

システムではなくカテゴリに対して作成されたコーホートは、適切なカテゴリを選択し、管理 > カテゴリ (名前) > コーホート にある コーホート リンクをクリックすることで見つけることができます。

コーホートのケイパビリティ

コーホートをコースに登録する

コースにコーホートを登録するには、2つの方法があります。

  1. コーホート同期
  2. コーホートの手動登録

コーホート同期では、ユーザがコーホートに追加または削除された場合、自動的にコースに登録または登録解除されます。詳細はコーホート同期をご覧ください。

しかし、手動でコーホートを登録することは、1回限りのアクションです。コーホートからユーザを追加または削除しても、コース登録には影響しません。

コーホートの手動登録

コーホートのすべてのメンバーを手動でコースに登録するには:

  1. コース管理 > 登録済みユーザ に移動します。
  2. 'ユーザを登録する' ボタンをクリックし、'コーホートを選択する' をクリックします。
  3. コーホートを選択し、'選択したユーザおよびコーホートを登録する' ボタンをクリックします。
newcohortenrol.png

コーホートメンバーを手動で登録するために必要なケイパビリティは次のとおりです。

  • enrol/manual:enrol コースのコンテキスト
  • moodle/course:enrolreview コースのコンテキスト

デフォルトの "教師"(editteacher)ロールは、以下のすべてのケイパビリティを持っています。

コーホートメンバー全員へのユーザコンテキストロールの割り当て

ユーザコンテキストロールは、サイト管理 > ユーザ > パーミッション > ユーザロールをコホートに割り当てる で、コーホートのすべてのメンバーに割り当てることができます。

これは、コンピテンシーを使用する際に、メンター(またはチームマネージャ)がユーザの学習プランを確認するのに便利です。

注意: スケジュールされたタスクである 'コーホートロールの割り当て同期' が実行された後にロールが割り当てられるため、変更がすぐに表示されない場合があります。

関連項目