パーミッションを変更することで評定表をシンプルにする
システム、コースカテゴリまたはコースレベルのパーミッションを変更することで、教師および編集権限のない教師に対するMoodle 1.9以降の評定表をシンプルにすることができます。
基本的な方法
システムレベルのパーミッションを変更するには:
- 管理者としてログインしてください。
- 「サイト管理 > ユーザ > パーミッション > ロールの定義」にアクセスしてください。
- 教師および編集権限のない教師のロールを編集して、選択したケイパビリティを「許可」から「設定なし」にしてください。
- ページ下部にスクロールダウンした後、「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。
コースカテゴリまたはコースレベルでパーミッションを変更するには:
- 管理者としてログインしてください。
- コース管理ブロック内の「ロールの割り当て」リンクをクリックしてください。
- 「パーミッションのオーバーライド」タブをクリックしてください。
- 教師または編集権限のない教師のロールを選択して、選択したパーミッションを「継承」から「抑制」に変更してください。
- ページ下部にスクロールダウンした後、「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。
概要レポートリンクを取り除く
概要レポートでは学生が受講登録しているコースすべてに関して、それぞれのコース学生ごとの評点合計が一覧表示されます。教師にはメッセージ「まだコースがありません」が表示される場合があります。
概要レポートリンクを取り除くには、ケイパビリティgradereport/overview:viewを変更してください。
メモ: 新しいMoodle 1.9.5では、概要レポートを表示するケイパビリティは教師および編集権限のない教師のロールには設定されません。
評定エクスポートタイプ数を減らす
デフォルトでは、教師はExcelスプレッドシート (xls)、OpenDocumentスプレッドシート (ods)、プレインテキストファイル (txt) またはXMLファイル (xml) として評定をエクスポートすることができます。
教師が使いそうにない評定エクスポートタイプを取り除くには、次のケイパビリティを変更してください: gradeexport/xls:view、gradeexport/ods:view、gradeexport/txt:view、gradeexport/xml:view。
評定エクスポートオプションを完全に取り除くには、ケイパビリティmoodle/grade:exportを変更してください。
評定インポートタイプ数を減らす
デフォルトでは、教師はCSVまたはXMLファイルを使用して評定をインポートすることができます。
教師が使いそうにない評定インポートタイプを取り除くには、次のケイパビリティを変更してください: gradeimport/csv:view、gradeimport/xml:view
評定インポートオプションを完全に取り除くには、ケイパビリティmoodle/grade:importを変更してください。
サイトレベルのデフォルト評価文字を強制する
教師が自分のコース内の評価文字を編集できないようにするには、ケイパビリティmoodle/grade:managelettersを変更してください。
標準評価尺度を強制する
教師がカスタム評価尺度を作成、編集および削除できないようにするには、ケイパビリティmoodle/course:managescalesを変更してください。
評定表の評点を直接編集するオプションを取り除く
評定者レポートの「編集モードの開始」「編集モードの終了」ボタンを取り除くには、ケイパビリティmoodle/grade:editを変更してください。この変更により教師は評点を直接編集できないようになります。また、それぞれの評点を非表示またはロックできないようになります (しかし、「カテゴリおよび評定項目」ページにて評定項目を非表示またはロックすることはできます)。この変更により、評定者レポートはMoodle 1.8の評定表と類似したものになります。