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{{Moodle 1.8}}
{{Moodle 1.8}}
作成中です - [[利用者:Mitsuhiro Yoshida|Mitsuhiro Yoshida]] 2007年6月26日 (火) 10:24 (CDT)


=概観=
=概観=
Moodleネットワークは、Moodle 1.8のリリースに含まれる新しい機能です。Moodleネットワークでは、Moodle管理者が別のMoodleとのリンクを構築することができ、それぞれのMoodleユーザがリソースを共有することができます。
Moodleネットワークは、Moodle 1.8のリリースに含まれる新しい機能です。Moodleネットワークでは、Moodle管理者が別のMoodleとのリンクを構築することができ、それぞれのMoodleユーザがリソースを共有することができます。


Moodleネットワークの初期リリースは、Moodle間のシングルサインオンを実現する新たな認証プラグインとして内臓されます。 例えば、<em>jody</em> というユーザ名のユーザは、彼女のMoodleサーバに通常どおりログインしてリンクをクリックすることで、別のMoodle内のページへ移動することができます。通常、彼女はリモートのMoodleに対してゲストアクセスの権限のみ有します。しかし、Moodleネットワークを使用することで、シングルサイオンによる完全な認証が確立され、JodyというMoodleユーザ名で別のリモートMoodleサイトにもアクセスすることができます。
Moodleネットワークの初期のリリースは、Moodle間のシングルサインオンを実現する新たな認証プラグインとして内蔵されます。 例えば、<em>jody</em> というユーザ名のユーザは、彼女のMoodleサーバに通常どおりログインして「ネットワークサーバ」ブロック内のリンクをクリックすることで、別のMoodleのページに移動することができます。通常、彼女はリモートのMoodleに対してゲストアクセスの権限のみ有しています。しかし、Moodleネットワークを使用することで、シングルサイオンによる完全な認証が確立され、JodyというMoodleユーザ名で別のリモートMoodleサイトにもアクセスすることができます。


=セキュリティ=
=セキュリティ=
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[http://www.w3.org/TR/xmlenc-core/ XML Encryption]
[http://www.w3.org/TR/xmlenc-core/ XML Encryption]


暗号化または署名されたエンベロープなしでXML-RPCレイヤーをコールする、特別モードを使用することもできます。このモードは暗号化および署名が極めて困難な他のシステムと統合することで、有効にできます。暗号化なしのMoodle間ネットワークが有効にされることは想定されていません。
暗号化または署名されたエンベロープなしでXML-RPCレイヤーをコールする、特別モードを使用することもできます。このモードは暗号化および署名の統合が極めて困難な他のシステムと連携することを目的として提供されます。暗号化なしのMoodle間ネットワークが有効にされることは想定されていません。


=ピアツーピア・ネットワーク=
=ピアツーピア・ネットワーク=


これはシステムの基本レイアウトです。ピアツーピア・ネットワークは、学部または学科ごとに独自のユーザ管理をしているMoodleをそれぞれ運用している場合、非常に有用です。コースのパーミッションを前提として、ユーザはそれぞれのMoodle内を移動することができます。
これはシステムの基本レイアウトです。、学部または学科ごとに独自のユーザ管理をしているMoodleをそれぞれ運用している場合、ピアツーピア・ネットワークは非常に有用です。ピアツーピア・ネットワークでは、コースのパーミッションを前提として、ユーザはそれぞれのMoodle内を移動することができます。


==セットアップ==
==セットアップ==


このインストラクションでは、 2つのインストール済みMoodle (MoodleAおよびMoodleB) を取り上げます。両者ともMoodleが正しくインストールされ、まだMoodleネットワーク設定がなされていないものとします。
このインストラクションでは、 2つのインストール済みMoodle (MoodleAおよびMoodleB) を取り上げます。両者ともMoodleが正しくインストールされ、まだMoodleネットワーク設定が有効にされているものとします。


# お互いを会話させる
# お互いを会話させる
## 「管理 > サーバ > 環境」でCurがをインストールされているかどうか確認してください。
## 「管理 > サーバ > 環境」でCurlがをインストールされているかどうか確認してください。
## MoodleAおよびMoodleBが同じドメインに設置されている場合、それぞれ異なるクッキー接頭辞を持っているか確認してください。クッキー接頭辞を変更すると、一旦ログアウトされますので注意してください!  
## MoodleAおよびMoodleBが同じドメインに設置されている場合、それぞれ異なるクッキー接頭辞を持っているか確認してください。クッキー接頭辞を変更すると、一旦ログアウトされますので注意してください!  
## 両者において、「管理 > ネットワーク > 設定」でネットワーキングをONにしてください。
## 両者において、「管理 > ネットワーキング > 設定」で「ネットワーキング」をONにしてください。
## MoodleAで、「管理 > ネットワーク > Moodleネットワークピア」に移動して、MoodleBのURLを「新しいホストを追加する」に入力した後、「追加」ボタンをクリックしてください。
## MoodleAで、「管理 > ネットワーキング > ピア」に移動して、MoodleBのURIを「新しいホストを追加する」に入力した後、「ホストを追加する」ボタンをクリックしてください。
## 同様の作業をMoodleBでも行ってください。
## 同様の作業をMoodleBでも行ってください。
# ユーザに散策させる
# ユーザに散策させる
## 両者において、「管理 > ユーザ > 認証」でMoodleネットワーク認証プラグインを有効にしてください。「設定」をクリックして、auto_add_remote_users を「Yes」にしてください。
## 両者において、「管理 > ユーザ > 認証」でMoodleネットワーク認証プラグインを有効にしてください。「設定」をクリックして、「リモートユーザを自動的に追加する」を「Yes」にしてください。
## MoodleAで、管理 > ネットワーク > Moodleネットワークピア に移動して、「MoodleB」をクリックした後、「サービス」をクリックしてください。SSO-IDPの発行および署名、SSO-SPの発行および署名を有効にしてください。
## MoodleAで、管理 > ネットワーキング > ピア に移動して、「MoodleB」をクリックした後、「サービス」タグをクリックしてください。SSO (アイデンティティプロバイダ)」の公開および登録、「SSO (サービスプロバイダ)」の公開および登録を有効にしてください。
## 同様の作業をMoodleBでも行ってください。
## 同様の作業をMoodleBでも行ってください。
## 両者において、「管理 > ユーザ > パーミッション > ロールの定義」で「リモートMoodleを散策する/site:mnetlogintoremote」が設定されている場合のみ散策することができます。適切な権限を設定してください。
## 両者において、「管理 > ユーザ > パーミッション > ロールの定義」で「リモートMoodleを散策する/site:mnetlogintoremote」が設定されている場合のみ散策することができます。適切な権限を設定してください。
## 両者において、コースページで「ネットワークサーバ」ブロックを追加してください。
## 両者のコースページにおいて、「ネットワークサーバ」ブロックを追加してください。
## To test, it is recommended to use a different browser (even on a different machine) that is logged in to neither. Login to MoodleA with a non-administrator account that has the permissions to roam. You should see the Network Servers block, and clicking on it you should go to MoodleB with a newly autocreated account.
## 動作をテストするには、(異なるマシンだとしても) Moodleにログインしていない異なるブラウザの使用をお勧めします。散策可能なパーミッションを持つ非管理者アカウントでMoodleAにログインしてください。「ネットワークサーバ」ブロックが表示されますので、MoodleBのリンクをクリックすると新しく自動的に作成されたアカウントでMoodleBに移動します。
# Get remote enrolments going -- this is optional. It allows administrator of MoodleB can enrol users that are "native" to MoodleB in courses in MoodleA, and viceversa.
# リモート受講登録する -- これは任意の設定です。MoodleBの管理者が「MoodleB内のユーザ」をMoodleA内のコースに受講登録することができます。反対にMoodleAの管理者もMoodleB内のコースに「MoodleA内のユーザ」を受講登録することができます。
## On both, go to Admin / Courses / Enrolment and enable Moodle Network enrolment plugin (click Save). Click on 'Edit' and enable 'allow_allcourses' or select some courses or categories to be remotely enrolled.
## 両者において、「管理 > コース >ユーザ登録方法」で「Moodleネットワーキング」をチェックして「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。「編集」をクリックして「allow_allcourses」を「Yes」にするか、リモート受講登録を許可するコースまたはカテゴリを選択してください。
## On MoodleA go to Admin / Network / Peers, click on 'MoodleB', and click on 'Services'. Enable Enrolment publish and subscribe.
## MoodleAの「管理 > ネットワーキング > ピア」で「MoodleB」をクリックして、「サービス」タグをクリックしてください。「Moodleネットワーキング登録」の公開および登録を有効にしてください。
## 同様の作業をMoodleBでも行ってください。
## 同様の作業をMoodleBでも行ってください。
## To use, in MoodleA go to Admin / Courses / Enrolment / Moodle Network -> Edit / Manage Network Enrolments and you will see MoodleB listed. Click on MoodleB and you will see a list of your users, and the courses that MoodleB offers for remote enrolment.
## リモート受講登録を使用するには、MoodleAの「管理 > ネットワーキング > 登録」で「MoodleB」をクリックしてください。
## あなたがMoodleAのユーザを受講登録させたいMoodleBのコースを選択してください。
## 「潜在的なユーザ」一覧からユーザを選択して、左矢印をクリックすることで「割り当て済みユーザ」一覧にユーザを移動してください。


==使用方法==
==使ってみる==


=コミュニティーハブへの接続=
=コミュニティーハブへの接続=
A Community Hub is a Moodle server that is configured to accept connections from other Moodle servers, and to provide a set of services to users of these other servers. This guideline will direct you to connect to a Community Hub, assess the services it has to offer, and enable those services for your users.
 
[[Image:Community.png|thumb|center|500px|コミュニティーハブ]]
 
[[コミュニティーハブ]]は他のMoodleサーバから接続を受け入れ、これらのサーバのユーザに一連のサービスを提供するよう設定されたMoodleサーバです。このガイドラインでは、コミュニティーハブにアクセスし、そこで提供されているサービスをあなたのユーザに使えるようにする方法を解説します。
==セットアップ==
==セットアップ==
# Get talking to the Hub
# ハブと会話する
## Ensure that  the Admin / Server / Environment  page indicates you have curl and openssl installed
## 「管理 > サーバ > 動作環境」ページでcURIおよびopensslがインストールされていることを確認してください。
## Go to Admin / Network / Settings and turn Networking on
## 「管理 > ネットワーキング > 設定」で「ネットワーキング」をONにしてください。
## Go to Admin / Network / Peers and enter the URL of Community Hub under "Add New Host". Click <em>Add</em>
## 「管理 > ネットワーキング > ピア」で「新しいホストを追加する」の下にコミュニティーハブのURIを入力して、「ホストを追加する」ボタンをクリックしてください。
## The host details for the Community Hub should appear with the Site Name field already populated. Click <em>Save changes</em>
## すでに公開されているサイト名と共にコミュニティーハブの詳細が表示されます。
## The details will be written to your database and two new tabs will appear in this window: 'Services' and 'Logs'. Click <em>Services</em>
## 「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。
##A list of services will appear, each with a checkbox for 'publish' and 'subscribe'. Check the checkboxes for any services you want to publish or subscribe to
## 詳細情報があなたのデータベースに書き込まれます。
==使用方法==
## コミュニティーハブのサイト名をクリックしてください。
If the Community Hub has already enabled a service for you, there will be a tick alongside the appropriate checkbox, for example: if the Hub is <em>publishing</em> Moodle Networked Enrolment, then a tick will appear alongside the <em>subscribe</em> checkbox for this service. Note that in order to enable some functionality, prominently <em>single-sign-on</em>, you may have to <em>publish</em> a service, e.g. the <em>Identity Provider</em> service. The Community Hub will access this service on your Moodle, asking it to authenticate your users.
## 2つの新しいタブ「サービス」および「ログ」が表示されます。
# Enable Roaming
## 「サービス」タブをクリックしてください。
## Subscribe to <em>SSO (Service Provider)</em> by checking the box
## それぞれに「公開」「登録」チェックボックスが配置されたサービスリストが表示されます。
## Publish <em>SSO (Identity Provider)</em> by checking the box
## あなたが公開または登録したいサービスの「公開」「登録」チェックボックスをチェックして、「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。
## Click <em>Save changes</em>
 
## Go to Admin / Users / Permissions / Define Roles, and grant the capability <em>Roam to a remote Moodle moodle/site:mnetlogintoremote</em> to an appropriate role
==使ってみる==
## Go to Admin / Users / Authentication and enable the <em>Moodle Network authentication</em> plugin
あなたのためにコミュニティーハブがすでに有効にされている場合、適切なチェックボックスの隣にチェックマークが付けられます。例えば、ハブがMoodleネットワーキング登録を「公開」している場合、このサービスの「登録」チェックボックスの隣にチェックマークが付けられます。いくつかの機能、特に「シングルサインオン」を有効にするには、サービスを「公開」してください 例) SSO (アイデンティティプロバイダ)。コミュニティーハブは、あなたのMoodleにあるSSO (アイデンティティプロバイダ) サービスにアクセスして、あなたのユーザを認証します。
## Go to your homepage, turn on editing, and add the 'Network Servers' block
# 散策を有効にする
## Using a different web-browser, log on as a non-admin user who inhabits the role you granted the roaming capability to
## チェックボックスをチェックすることで、SSO (サービスプロバイダ) に登録してください。
## Note that the Community Hub is listed in the Network Servers block on the homepage. Click on the link to that server
## チェックボックスをチェックすることで、SSO (アイデンティティプロバイダ) を公開してください。
## Some of your user details will be transferred to the Community Hub server, and a browsing session will be started for you as if you had logged on there directly
## 「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。
# Enable Networked Enrolment
## 「管理 > ユーザ > パーミッション > ロールの定義」で適切なロールに「リモートMoodleを散策する moodle/site:mnetlogintoremote」ケイパビリティを与えてください。
## Return to the web browser you've been using as the site administrator
## 「管理 > ユーザ > 認証」で「Moodleネットワーク認証」を有効にしてください。
## Go to Admin / Network / Peers and click on the entry for the Community Hub.
## あなたのMoodleホームページへ移動して、「編集モードの開始」ボタンをクリックした後、「ネットワークサーバ」ブロックを追加してください。
## Click on the Services tab
## 異なるブラウザを使用して、「リモートMoodleを散策する」ケイパビリティを与えられた非管理者ユーザでログインしてください。
## Subscribe to <em>Moodle Networked Enrolment</em>
## コミュニティーハブはホームページの「ネットワークサーバ」ブロックに表示されます。「ネットワークサーバ」ブロック内の該当するサーバのリンクをクリックしてください。
## Go to Admin / Courses / Enrolment and enable the <em>Moodle Network enrolment</em> plugin. Click <em>Save changes</em>
## あなたに関するいくつかのユーザ情報がコミュニティーハブに転送されます。また、あなたがコミュニティハブのMoodleに直接ログインしたかのように、閲覧セッションが開始されます。
## Click on <em>edit</em> to view the details for networked enrolments.
# ネットワーク受講登録を有効にする
## Click on <em>Manage Moodle Network Enrolments</em> to see a list of Moodle servers that offer this service to you
## あなたがサイト管理者として使用していたブラウザに戻ってください。
## Click on a server name to view a list of courses that the server offers to your users
## 「管理 > ネットワーキング > ピア」で、コミュニティーハブのエントリをクリックしてください。
## Click on a course name, to view a list users that you can enrol in this course
## 「サービス」タブをクリックしてください。
## Enrol users
## 「Moodleネットワーキング登録」で「登録」チェックボックスをチェックして、「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。
## Profit!
## 「管理 > コース > ユーザ登録方法」で「Moodleネットワーキング」を有効にした後、「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。
## 「Moodleネットワーキング」の詳細を確認するには、「編集」をクリックしてください。
## このサーバがあなたに提供しているサービスを確認するには「管理 > ネットワーキング > 登録」をクリックしてください。
## サーバがあなたのユーザに提供しているコース一覧を閲覧するには、サーバ名をクリックしてください。
## あなたがこのコースに受講登録できるユーザ一覧を閲覧するには、コース名をクリックしてください。
## ユーザを受講登録してください。
## 完了!


=コミュニティーハブの運用=
=コミュニティーハブの運用=
A Community Hub is a regular Moodle site that runs in a special mode. As a Moodle Administrator, when you add another Moodle site to your list of network peers, your Moodle will contact that site to find out what it is called, and to request its public key for encrypted communication. Normally, the remote server will simply provide this information without making any record of the transaction.
コミュニティーハブは特別モードで動作する標準のMoodleサイトです。


A Community Hub is different. As soon as you add an entry for a Community Hub to your system, the Community Hub will create an entry for your server in its list of hosts, and may immediately begin to offer services to the users of your site.
ピアツーピア・ネットワークでは、Moodle管理者として他のMoodleサイトをあなたのネットワークピア一覧に追加した場合、あなたのMoodleは何がコールされているか探すため、そのサイトにアクセスして暗号化通信のための公開鍵をリクエストします。通常、リモートサーバはレコードトランザクションを作成せず、単にこの情報を提供します。
This section will guide you to set up a community hub, and select services to offer to all comers.
 
==セットアップ==
しかし、コニュニティーハブは異なります。あなたがコミュニティーハブのエントリを追加するとすぐに、コミュニティーハブは自分のホスト一覧にあなたのサーバに関するエントリを作成し、あなたのサイトのユーザに対してすぐにサービスを提供始めます。このセクションでは、コミュニティーハブの設定およびサービスの提供方法を解説します。
# Enable Networking
==使ってみる==
## Ensure that the Admin / Server / Environment page indicates you have curl and openssl installed
# ネットワーキングを有効にする
## Go to Admin / Network / Settings and turn Networking on
## 「管理 > サーバ > 動作環境」ページでcURIおよびopensslがインストールされていることを確認してください。
## Go to Admin / Network / Peers and tick the checkbox for <em>Register all hosts</em>. Click on <em>Save Changes</em>
## 「管理 > ネットワーキング > 設定」で「ネットワーキング」をONにしてください。
## On the same page, the first entry in your list of hosts should be <em>All hosts</em>. Click this link
## 「管理 > ネットワーキング > ピア」で「すべてのホストを登録する (ハブモード)」をチェックして、「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。
## Click on <em>Services</em> and enable any services you want to offer to all comers
## 同じページでホスト一覧の最初のエントリに「All hosts」が表示されます。「All hosts」リンクをクリックしてください。
## 「サービス」タグをクリックして、あなたがすべての来訪者に提供したいサービスを有効にしてください。


=関連情報=
=関連情報=
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[[Category:管理者]]
[[Category:管理者]]
[[Category:MNET]]


[[en:Moodle_Network]]
[[en:Moodle_Network]]

2009年1月14日 (水) 20:17時点における最新版

Moodle 1.8


概観

Moodleネットワークは、Moodle 1.8のリリースに含まれる新しい機能です。Moodleネットワークでは、Moodle管理者が別のMoodleとのリンクを構築することができ、それぞれのMoodleユーザがリソースを共有することができます。

Moodleネットワークの初期のリリースは、Moodle間のシングルサインオンを実現する新たな認証プラグインとして内蔵されます。 例えば、jody というユーザ名のユーザは、彼女のMoodleサーバに通常どおりログインして「ネットワークサーバ」ブロック内のリンクをクリックすることで、別のMoodleのページに移動することができます。通常、彼女はリモートのMoodleに対してゲストアクセスの権限のみ有しています。しかし、Moodleネットワークを使用することで、シングルサイオンによる完全な認証が確立され、JodyというMoodleユーザ名で別のリモートMoodleサイトにもアクセスすることができます。

セキュリティ

Moodleネットワークでは、あなたのサーバにCurlおよびOpenSSL拡張モジュールをインストールする必要があります。Moodle 1.8をインストールした場合、あなたのシステムは他のMoodleと暗号化された通信を行うため、新しいOpenSSL証明書を生成します。そして、暗号鍵を (おおよそ) 月ベースで交換します。

通信はXML-RPCトランスポート上で行われ、最初にXML-RPCドキュメントが XMLDSIG (XML digital signature -XMLデジタル署名) エンベロープ、そして XMLENC (XML encryption - XML暗号化) エンベロープにより包まれます。すべてPHP内で暗号化されますので、https (Apache SSL) サーバを必要としません。

参考資料:
XML Digital Signatures
XML Encryption

暗号化または署名されたエンベロープなしでXML-RPCレイヤーをコールする、特別モードを使用することもできます。このモードは暗号化および署名の統合が極めて困難な他のシステムと連携することを目的として提供されます。暗号化なしのMoodle間ネットワークが有効にされることは想定されていません。

ピアツーピア・ネットワーク

これはシステムの基本レイアウトです。、学部または学科ごとに独自のユーザ管理をしているMoodleをそれぞれ運用している場合、ピアツーピア・ネットワークは非常に有用です。ピアツーピア・ネットワークでは、コースのパーミッションを前提として、ユーザはそれぞれのMoodle内を移動することができます。

セットアップ

このインストラクションでは、 2つのインストール済みMoodle (MoodleAおよびMoodleB) を取り上げます。両者ともMoodleが正しくインストールされ、まだMoodleネットワーク設定が有効にされているものとします。

  1. お互いを会話させる
    1. 「管理 > サーバ > 環境」でCurlがをインストールされているかどうか確認してください。
    2. MoodleAおよびMoodleBが同じドメインに設置されている場合、それぞれ異なるクッキー接頭辞を持っているか確認してください。クッキー接頭辞を変更すると、一旦ログアウトされますので注意してください!
    3. 両者において、「管理 > ネットワーキング > 設定」で「ネットワーキング」をONにしてください。
    4. MoodleAで、「管理 > ネットワーキング > ピア」に移動して、MoodleBのURIを「新しいホストを追加する」に入力した後、「ホストを追加する」ボタンをクリックしてください。
    5. 同様の作業をMoodleBでも行ってください。
  2. ユーザに散策させる
    1. 両者において、「管理 > ユーザ > 認証」でMoodleネットワーク認証プラグインを有効にしてください。「設定」をクリックして、「リモートユーザを自動的に追加する」を「Yes」にしてください。
    2. MoodleAで、管理 > ネットワーキング > ピア に移動して、「MoodleB」をクリックした後、「サービス」タグをクリックしてください。SSO (アイデンティティプロバイダ)」の公開および登録、「SSO (サービスプロバイダ)」の公開および登録を有効にしてください。
    3. 同様の作業をMoodleBでも行ってください。
    4. 両者において、「管理 > ユーザ > パーミッション > ロールの定義」で「リモートMoodleを散策する/site:mnetlogintoremote」が設定されている場合のみ散策することができます。適切な権限を設定してください。
    5. 両者のコースページにおいて、「ネットワークサーバ」ブロックを追加してください。
    6. 動作をテストするには、(異なるマシンだとしても) Moodleにログインしていない異なるブラウザの使用をお勧めします。散策可能なパーミッションを持つ非管理者アカウントでMoodleAにログインしてください。「ネットワークサーバ」ブロックが表示されますので、MoodleBのリンクをクリックすると新しく自動的に作成されたアカウントでMoodleBに移動します。
  3. リモート受講登録する -- これは任意の設定です。MoodleBの管理者が「MoodleB内のユーザ」をMoodleA内のコースに受講登録することができます。反対にMoodleAの管理者もMoodleB内のコースに「MoodleA内のユーザ」を受講登録することができます。
    1. 両者において、「管理 > コース >ユーザ登録方法」で「Moodleネットワーキング」をチェックして「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。「編集」をクリックして「allow_allcourses」を「Yes」にするか、リモート受講登録を許可するコースまたはカテゴリを選択してください。
    2. MoodleAの「管理 > ネットワーキング > ピア」で「MoodleB」をクリックして、「サービス」タグをクリックしてください。「Moodleネットワーキング登録」の公開および登録を有効にしてください。
    3. 同様の作業をMoodleBでも行ってください。
    4. リモート受講登録を使用するには、MoodleAの「管理 > ネットワーキング > 登録」で「MoodleB」をクリックしてください。
    5. あなたがMoodleAのユーザを受講登録させたいMoodleBのコースを選択してください。
    6. 「潜在的なユーザ」一覧からユーザを選択して、左矢印をクリックすることで「割り当て済みユーザ」一覧にユーザを移動してください。

使ってみる

コミュニティーハブへの接続

コミュニティーハブ

コミュニティーハブは他のMoodleサーバから接続を受け入れ、これらのサーバのユーザに一連のサービスを提供するよう設定されたMoodleサーバです。このガイドラインでは、コミュニティーハブにアクセスし、そこで提供されているサービスをあなたのユーザに使えるようにする方法を解説します。

セットアップ

  1. ハブと会話する
    1. 「管理 > サーバ > 動作環境」ページでcURIおよびopensslがインストールされていることを確認してください。
    2. 「管理 > ネットワーキング > 設定」で「ネットワーキング」をONにしてください。
    3. 「管理 > ネットワーキング > ピア」で「新しいホストを追加する」の下にコミュニティーハブのURIを入力して、「ホストを追加する」ボタンをクリックしてください。
    4. すでに公開されているサイト名と共にコミュニティーハブの詳細が表示されます。
    5. 「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。
    6. 詳細情報があなたのデータベースに書き込まれます。
    7. コミュニティーハブのサイト名をクリックしてください。
    8. 2つの新しいタブ「サービス」および「ログ」が表示されます。
    9. 「サービス」タブをクリックしてください。
    10. それぞれに「公開」「登録」チェックボックスが配置されたサービスリストが表示されます。
    11. あなたが公開または登録したいサービスの「公開」「登録」チェックボックスをチェックして、「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。

使ってみる

あなたのためにコミュニティーハブがすでに有効にされている場合、適切なチェックボックスの隣にチェックマークが付けられます。例えば、ハブがMoodleネットワーキング登録を「公開」している場合、このサービスの「登録」チェックボックスの隣にチェックマークが付けられます。いくつかの機能、特に「シングルサインオン」を有効にするには、サービスを「公開」してください 例) SSO (アイデンティティプロバイダ)。コミュニティーハブは、あなたのMoodleにあるSSO (アイデンティティプロバイダ) サービスにアクセスして、あなたのユーザを認証します。

  1. 散策を有効にする
    1. チェックボックスをチェックすることで、SSO (サービスプロバイダ) に登録してください。
    2. チェックボックスをチェックすることで、SSO (アイデンティティプロバイダ) を公開してください。
    3. 「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。
    4. 「管理 > ユーザ > パーミッション > ロールの定義」で適切なロールに「リモートMoodleを散策する moodle/site:mnetlogintoremote」ケイパビリティを与えてください。
    5. 「管理 > ユーザ > 認証」で「Moodleネットワーク認証」を有効にしてください。
    6. あなたのMoodleホームページへ移動して、「編集モードの開始」ボタンをクリックした後、「ネットワークサーバ」ブロックを追加してください。
    7. 異なるブラウザを使用して、「リモートMoodleを散策する」ケイパビリティを与えられた非管理者ユーザでログインしてください。
    8. コミュニティーハブはホームページの「ネットワークサーバ」ブロックに表示されます。「ネットワークサーバ」ブロック内の該当するサーバのリンクをクリックしてください。
    9. あなたに関するいくつかのユーザ情報がコミュニティーハブに転送されます。また、あなたがコミュニティハブのMoodleに直接ログインしたかのように、閲覧セッションが開始されます。
  2. ネットワーク受講登録を有効にする
    1. あなたがサイト管理者として使用していたブラウザに戻ってください。
    2. 「管理 > ネットワーキング > ピア」で、コミュニティーハブのエントリをクリックしてください。
    3. 「サービス」タブをクリックしてください。
    4. 「Moodleネットワーキング登録」で「登録」チェックボックスをチェックして、「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。
    5. 「管理 > コース > ユーザ登録方法」で「Moodleネットワーキング」を有効にした後、「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。
    6. 「Moodleネットワーキング」の詳細を確認するには、「編集」をクリックしてください。
    7. このサーバがあなたに提供しているサービスを確認するには「管理 > ネットワーキング > 登録」をクリックしてください。
    8. サーバがあなたのユーザに提供しているコース一覧を閲覧するには、サーバ名をクリックしてください。
    9. あなたがこのコースに受講登録できるユーザ一覧を閲覧するには、コース名をクリックしてください。
    10. ユーザを受講登録してください。
    11. 完了!

コミュニティーハブの運用

コミュニティーハブは特別モードで動作する標準のMoodleサイトです。

ピアツーピア・ネットワークでは、Moodle管理者として他のMoodleサイトをあなたのネットワークピア一覧に追加した場合、あなたのMoodleは何がコールされているか探すため、そのサイトにアクセスして暗号化通信のための公開鍵をリクエストします。通常、リモートサーバはレコードトランザクションを作成せず、単にこの情報を提供します。

しかし、コニュニティーハブは異なります。あなたがコミュニティーハブのエントリを追加するとすぐに、コミュニティーハブは自分のホスト一覧にあなたのサーバに関するエントリを作成し、あなたのサイトのユーザに対してすぐにサービスを提供始めます。このセクションでは、コミュニティーハブの設定およびサービスの提供方法を解説します。

使ってみる

  1. ネットワーキングを有効にする
    1. 「管理 > サーバ > 動作環境」ページでcURIおよびopensslがインストールされていることを確認してください。
    2. 「管理 > ネットワーキング > 設定」で「ネットワーキング」をONにしてください。
    3. 「管理 > ネットワーキング > ピア」で「すべてのホストを登録する (ハブモード)」をチェックして、「変更を保存する」ボタンをクリックしてください。
    4. 同じページでホスト一覧の最初のエントリに「All hosts」が表示されます。「All hosts」リンクをクリックしてください。
    5. 「サービス」タグをクリックして、あなたがすべての来訪者に提供したいサービスを有効にしてください。

関連情報