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作成中です - [[利用者:Mitsuhiro Yoshida|Mitsuhiro Yoshida]] 2008年1月13日 (日) 13:07 (CST)
アウトカム (コンピテンシー、ゴール、スタンダード、クライテリアとしても知られています) をサポートすることで、私たちはアウトカムステートメントと関連する1つまたはそれ以上の評価尺度を使用して評定することができます。アウトカムは[[Development:評定|評定]]と密接に繋がっていますが、任意に使用することもできます。


Support for Outcomes (also known as Competencies, Goals, Standards or Criteria) means that we can grade things using one or more scales that are tied to outcome statements.  It is intimately connected to [[Development:評定]] but is optional to use.
例えば、以下の3つの評価尺度 (ルーブリックとして知られています) によって評定します。
 
For example, an assignment might be graded according to these three scales (together known as a Rubric).


  コンテンツ - Poor, Fair, Good
  コンテンツ - Poor, Fair, Good
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  文法 - Poor, Fair, Good
  文法 - Poor, Fair, Good


These are the components:
以下、アウトカムの構成要素です:


==サイト vs コースアウトカム==
==サイト vs コースアウトカム==


Most outcomes are made available at the site level, which means they can be used by any activity in any course, provided the overall switch is on. This is achieved by leaving the outcome's courseid field empty (in the database).
ほとんどのアウトカムは、サイトレベルで使用できます。これは、管理画面で全体のスイッチが有効にされた場合、コース内のすべて活動でアウトカムを使用できることを意味します。サイトレベルのアウトカムは、アウトカムのコースIDフィールド (データベース内) を空白にすることで実現されます。


In some cases you may want to define a special outcome, specific to a particular course. This is achieved by assigning the course ID number to the outcome's courseid field. Such an outcome is ''NOT'' available outside the context of that course.
場合によっては、あなたは特定のコースで特別なアウトカムを定義したいと考えるでしょう。これは、アウトカムのコースIDフィールド (データベース内) にコースIDを割り当てることで実現されます。このようなアウトカムは、コースのコンテクスト外では「利用できません」。


==全体のスイッチ==
==全体のスイッチ==


The admin has a site-wide switch to enable/disable outcomes completely for the site.
サイト管理者は、「管理 > 評定 > 一般設定 >アウトカムを有効にする」で、アウトカムに関するサイト全体のスイッチを完全に有効および無効に設定することができます。


==アウトカム管理およびレポート==
==アウトカム管理およびレポート==


A grade report at /grade/report/outcomes is the place where people manage outcomes.  There are three tabs to this report, visibility is dependent on your permissions:
「評定 > レポート > アウトカム」の評定レポートは、アウトカムを管理する場所です。このレポートには、3つのタブがありますが、可視性はあなたのパーミッションによって決まります。


===サイト管理 (管理者)===
===サイト管理 (管理者)===


The admin can create and edit a list of outcomes using a GUI. 
管理者は、GUIを使ってアウトカムの一覧を作成および編集することができます。


Outcomes have these main fields:
アウトカムには以下のメインフィールドがあります:
* shortname - some code or abbreviated name
* 省略名- アウトカムに関するコードまたは省略された名称です。
* fullname - the full "sentence" describing the outcome
* 名称- アウトカムに関して記述された完全な「文」です。
* scaleid - a chosen scale for ratings
* 評価尺度- 評価するため選択された尺度です。


Later we can also add importing from a CSV file, so that it's easy for sites to import long lists of state-based standards or training competencies.
状態ベースの基準またはトレーニングコンピテンシーの長いリストを、簡単にサイトへインポートできるよう、後にCSVファイルからインポートを追加することもできます。


===コース管理 (編集権限のある教師)===
===コース管理 (編集権限のある教師)===


The editing teacher can choose from this large list to pick a subset of outcomes for the current course.  They can also define new outcomes to be used JUST for this course.
編集権限のある教師は、現在のコースに対して、多数の一覧から学生アウトカムのサブネットを選択することができます。このコースのみで使用するため、新たなアウトカムを定義することもできます。


===コースレポート (教師)===
===コースレポート (教師)===


The course report displays all the chosen outcomes for this course along with information about which activities are currently tied to them, or reporting of students according to which outcomes they've achieved "passing grades" in, and which ones they are failing in, as an aid to identify strong/weak points for individuals and groups.
コースレポートでは、活動に関連付けられているアウトカムの情報と共に、このコースに関する選択されたすべてのアウトカムを表示します。また、学生がどのアウトカムで「合格点」に達したか、どのアウトカムで不合格だったか、個人またはグループの「強み」「弱み」を特定するためレポートされます。


Here is a sample report:
以下、レポートのサンプルです:


<table border="1" summary="Outcomes Report">
<table border="1" summary="Outcomes Report">
<tr><th>Outcome name</th><th>Overall average</th><th>Site-wide</th><th>Activities</th><th>Average</th><th>Number of grades</th></tr>
<tr><th>アウトカム名</th><th>全平均</th><th>サイト全体</th><th>活動</th><th>平均</th><th>評定数</th></tr>


<tr><td rowspan="1">intelligence</td>
<tr><td rowspan="1">インテリジェンス</td>
<td rowspan="1">Idiotic (1.5)
<td rowspan="1">イディオティック (1.5)
</td>
</td>
<td rowspan="1">No</td>
<td rowspan="1">No</td>
<td>Philosophy in France</td><td>Idiotic (1.5)</td><td>2</td></tr>
<td>フランス哲学</td><td>イディオティック (1.5)</td><td>2</td></tr>
<tr><td rowspan="2">Wisdom</td>
<tr><td rowspan="2">賢明さ</td>
<td rowspan="2">Smart (4.29)
<td rowspan="2">スマート(4.29)
</td>
</td>
<td rowspan="2">Yes</td>
<td rowspan="2">Yes</td>
<td>Ancient Gaul</td><td>Stupid (2.6)</td><td>5</td></tr>
<td>古代フランス人</td><td>愚か (2.6)</td><td>5</td></tr>


<tr>
<tr>
<td>French Kings and Queens</td><td>Clever (5.97)</td><td>2</td></tr>
<td>フランス王および女王</td><td>賢い (5.97)</td><td>2</td></tr>
<tr><td rowspan="1">honesty</td>
<tr><td rowspan="1">誠実さ</td>
<td rowspan="1"> - </td>
<td rowspan="1"> - </td>
<td rowspan="1">Yes</td>
<td rowspan="1">Yes</td>
<td> - </td><td> - </td><td> 0 </td></tr>
<td> - </td><td> - </td><td> 0 </td></tr>


<tr><td rowspan="1">Arrogance</td>
<tr><td rowspan="1">尊大</td>
<td rowspan="1"> - </td>
<td rowspan="1"> - </td>
<td rowspan="1">Yes</td>
<td rowspan="1">Yes</td>
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==活動の編集==  
==活動の編集==  


A new grading section added to the course mod update form using a single function (similar to standard_coursemodule_elements()) which offers a choice between:
新しい評定セクションは、以下の2つから選択できるよう、コースモジュールの更新フォームに単一の関数 (standard_coursemodule_elements() に似ています) として追加されました:
* basic grading (as now) OR
* 基本的な評定 (現在と同じ) または
* outcomes
* アウトカム


The course outcomes are shown in a multi-select list and any number can be chosen.
アウトカムは複数選択リストに表示され、複数選択することができます。


For Moodle 1.9 we should not offer both, to keep things simple.
シンプルにするため、Moodle 1.9では両者を同時に提供すべきではありません。


The result of these forms goes to course/mod.php which is able to process them without any further functions from the module itself.  Roughly it would uset grade_get_items to find out what items were already set, and then compare to the new form input to work out what calls to grade_update() need to made to create/update/delete existing grade_items.
さらなる関数を活動モジュール自体で実行しなくても良いよう、これらのフォームは /course/mod.php で処理されます。大まかに言えば、どのようなアイテムがすでにセットされているか探すため、grade_get_itemsを使用します。そして、既存のgrade_itemsでアイテムを作成/更新/削除するため、grade_update() をコールします。


Note that not all activities could be upgraded to support this.  Assignment is a natural first one to implement for 1.9, then we can see after that. 
この機能をサポートするため、すべての活動がアップグレードできるわけではありませんので留意してください。課題は、この機能をMoodle 1.9にインプリメントする最適なモジュールです。その後、他のモジュールにも適用する予定です。


Potentially even modules without grading could still support outcomes, the columns in the gradebook would just have to be filled in manually, that's all.
モジュールが評定機能を持っていない場合でもアウトカムをサポートすることはできます。しかし、評定表のカラムに手動で入力する必要があります。


==活動の評定==  
==活動の評定==  


Activities that support grading (like Assignment) need to be upgraded to support:
評定をサポートする活動 (課題等) は、アウトカムをサポートするためアップグレードする必要があります。
===Multiple grading interface===
===複数評定インターフェース===
grade_get_items() would get the items and make the interface fairly easy to do.  Where there was one popup menu there would now be multiple popup menus.
関数 grade_get_items() はアイテムを取得し、インターフェースの操作を非常に簡単にしています。以前は、ポップアップメニューが1つだけありましたが、現在は複数のポップアップメニューを使用することができます。


===複数評定の保存===
===複数評定の保存===
This is a bit more tricky, because we want to avoid adding lots of grade1, grade2, grade3 fields to every module's tables.
すべてのモジュールテーブルに多くの評定 (grade1、grade2、grade3) を追加しないよう、ここでは少しだけトリッキーにしています。
 
I can see three potential ways forward here:
 
# We add new fields to every module and just live with the hardcoded limits (eg max of 5 outcomes per activity).
# We add a new generic table where modules can store their grades (outside of the gradebook).
# We open up the API slightly to allow modules to store their grades directly into the gradebook.  This sort of binding was something I have been always trying to avoid but perhaps it's unavoidable.


We need to discuss these options and think about them some more.
私には、以下3つの潜在的な方法が考えられます:


# すべてのモジュールに新しいフィールドを追加して、ハードコードされた制限 (例 活動あたり5つのアウトカム) で我慢する。
# モジュールが評定を保存することのできる、新しいジェネリック (一般的、標準的) なテーブルを (評定表の外部に) 追加する。
# モジュールが評定表に直接評定を保存できるようにするため、APIを少しだけ拡張する。私はこのようなバインディングを常に避けるようにしてきましたが、恐らく避けることはできないでしょう。


私たちは、これらのオプションおよび考え方に関して、もう少し議論する必要があります。


Some example scenarios: [[Development:Outcomes_examples]]
アウトカムに関する、いくつかのシナリオの例です: [[Development:アウトカムの例]]


[[Category:開発者|アウトカム]]
[[Category:開発者|アウトカム]]


[[en:Development:Outcomes]]
[[en:Development:Outcomes]]

2008年3月2日 (日) 15:43時点における最新版

アウトカム (コンピテンシー、ゴール、スタンダード、クライテリアとしても知られています) をサポートすることで、私たちはアウトカムステートメントと関連する1つまたはそれ以上の評価尺度を使用して評定することができます。アウトカムは評定と密接に繋がっていますが、任意に使用することもできます。

例えば、以下の3つの評価尺度 (ルーブリックとして知られています) によって評定します。

コンテンツ - Poor, Fair, Good
構成 - Poor, Fair, Good
文法 - Poor, Fair, Good

以下、アウトカムの構成要素です:

サイト vs コースアウトカム

ほとんどのアウトカムは、サイトレベルで使用できます。これは、管理画面で全体のスイッチが有効にされた場合、コース内のすべて活動でアウトカムを使用できることを意味します。サイトレベルのアウトカムは、アウトカムのコースIDフィールド (データベース内) を空白にすることで実現されます。

場合によっては、あなたは特定のコースで特別なアウトカムを定義したいと考えるでしょう。これは、アウトカムのコースIDフィールド (データベース内) にコースIDを割り当てることで実現されます。このようなアウトカムは、コースのコンテクスト外では「利用できません」。

全体のスイッチ

サイト管理者は、「管理 > 評定 > 一般設定 >アウトカムを有効にする」で、アウトカムに関するサイト全体のスイッチを完全に有効および無効に設定することができます。

アウトカム管理およびレポート

「評定 > レポート > アウトカム」の評定レポートは、アウトカムを管理する場所です。このレポートには、3つのタブがありますが、可視性はあなたのパーミッションによって決まります。

サイト管理 (管理者)

管理者は、GUIを使ってアウトカムの一覧を作成および編集することができます。

アウトカムには以下のメインフィールドがあります:

  • 省略名- アウトカムに関するコードまたは省略された名称です。
  • 名称- アウトカムに関して記述された完全な「文」です。
  • 評価尺度- 評価するため選択された尺度です。

状態ベースの基準またはトレーニングコンピテンシーの長いリストを、簡単にサイトへインポートできるよう、後にCSVファイルからインポートを追加することもできます。

コース管理 (編集権限のある教師)

編集権限のある教師は、現在のコースに対して、多数の一覧から学生アウトカムのサブネットを選択することができます。このコースのみで使用するため、新たなアウトカムを定義することもできます。

コースレポート (教師)

コースレポートでは、活動に関連付けられているアウトカムの情報と共に、このコースに関する選択されたすべてのアウトカムを表示します。また、学生がどのアウトカムで「合格点」に達したか、どのアウトカムで不合格だったか、個人またはグループの「強み」「弱み」を特定するためレポートされます。

以下、レポートのサンプルです:

アウトカム名全平均サイト全体活動平均評定数
インテリジェンス イディオティック (1.5) No フランス哲学イディオティック (1.5)2
賢明さ スマート(4.29) Yes 古代フランス人愚か (2.6)5
フランス王および女王賢い (5.97)2
誠実さ - Yes - - 0
尊大 - Yes - - 0

活動の編集

新しい評定セクションは、以下の2つから選択できるよう、コースモジュールの更新フォームに単一の関数 (standard_coursemodule_elements() に似ています) として追加されました:

  • 基本的な評定 (現在と同じ) または
  • アウトカム

アウトカムは複数選択リストに表示され、複数選択することができます。

シンプルにするため、Moodle 1.9では両者を同時に提供すべきではありません。

さらなる関数を活動モジュール自体で実行しなくても良いよう、これらのフォームは /course/mod.php で処理されます。大まかに言えば、どのようなアイテムがすでにセットされているか探すため、grade_get_itemsを使用します。そして、既存のgrade_itemsでアイテムを作成/更新/削除するため、grade_update() をコールします。

この機能をサポートするため、すべての活動がアップグレードできるわけではありませんので留意してください。課題は、この機能をMoodle 1.9にインプリメントする最適なモジュールです。その後、他のモジュールにも適用する予定です。

モジュールが評定機能を持っていない場合でもアウトカムをサポートすることはできます。しかし、評定表のカラムに手動で入力する必要があります。

活動の評定

評定をサポートする活動 (課題等) は、アウトカムをサポートするためアップグレードする必要があります。

複数評定インターフェース

関数 grade_get_items() はアイテムを取得し、インターフェースの操作を非常に簡単にしています。以前は、ポップアップメニューが1つだけありましたが、現在は複数のポップアップメニューを使用することができます。

複数評定の保存

すべてのモジュールテーブルに多くの評定 (grade1、grade2、grade3) を追加しないよう、ここでは少しだけトリッキーにしています。

私には、以下3つの潜在的な方法が考えられます:

  1. すべてのモジュールに新しいフィールドを追加して、ハードコードされた制限 (例 活動あたり5つのアウトカム) で我慢する。
  2. モジュールが評定を保存することのできる、新しいジェネリック (一般的、標準的) なテーブルを (評定表の外部に) 追加する。
  3. モジュールが評定表に直接評定を保存できるようにするため、APIを少しだけ拡張する。私はこのようなバインディングを常に避けるようにしてきましたが、恐らく避けることはできないでしょう。

私たちは、これらのオプションおよび考え方に関して、もう少し議論する必要があります。

アウトカムに関する、いくつかのシナリオの例です: Development:アウトカムの例