ユーザのアップロード
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ユーザのアップロードユーティリティは、Moodle にユーザ情報をアップロードするための、シンプルかつパワフルな方法です。ユーザの作成のみ、またはユーザを作成して同時にコースへ登録することもできます。
- メモ: 最近のバージョンの Moodle では、サイト管理者による個人的な手動ユーザ登録に加えて、サイト管理者がユーザ登録に関わらなくても良いツールが実装されています。例えば、外部データベースへの接続、またはユーザが独自にアカウントを作成する方法です。詳細は、サイト管理メニューの認証セクションをご覧ください。
ユーザデータのテキストファイルは、以下に示す特定のフォーマットに従う必要があります。
アップロードファイルのフォーマット
フラットファイルを使用して、ユーザをインポート、コースに登録、グループに入れることができます。
あなたが本当に複数のユーザをテキストファイルからインポートしたい場合、以下のようにテキストファイルの書式を合わせてください:
- それぞれの行には、1レコードを含んでください。
- それぞれのレコードを、カンマ区切りのデータにしてください。
- 最初の行は特別な行で、フィールド名を含みます。ここでは、ファイル内のデータフォーマットを定義します。
- 必須フィールド名: これらのフィールドを最初のレコードに含んで、それぞれのユーザに定義してください。
username, password, firstname, lastname, email
username、passwordおよびemailフィールドでは、妥当性チェックが実施されることを記憶してください。ユーザ名 (username) には、アルファベットまたは数字のみ含むことができ、アンダースコア「_」は使用できませんが、ピリオド「.」は使用することができます。パスワードは、サイトのパスワードポリシーで指定された要件に合致する必要があります。email には、有効なメールアドレスのフォーマットを使用してください。
- デフォルトフィールド名: これらのフィールドは任意です - デフォルトフィールド名が含まれていない場合、主 admin から値が取得されます:
institution, department, city, country, lang, auth, timezone
- 任意フィールド名: これらは、完全に任意のフィールドです。コース名はコースの「shortnames」です - 存在する場合、ユーザは、存在するコースに学生として受講登録できます。グループ名は、対応するコースに関連付ける必要があります (例 course1にgroup1を割り当てる)。
idnumber, icq, phone1, phone2, address, url, description, mailformat, maildisplay, htmleditor, autosubscribe, course1, course2, course3, course4, course5, group1, group2, group3, group4, group5, type1, type2, type3, type4, type5
- ユーザプロファイルフィールド: すべてのユーザプロファイルフィールドまたはカスタムプロファイルフィールドは、次の形式で記述します (moodle 1.9): profile_field_<your_custom_field>。
ロールの修正: Moodle 1.7 以降、ロールが追加されたため、登録に使うことのできる新しいフィールド名「role」が追加されました。あなたは、レガシー「type」フィールドの代わりに、直接ロールを指定するため、「role」フィールドを使用することができます - ロールの省略名またはIDを使用してください (ロールの数字名はサポートされていません)。
- データ内のカンマは「,」にエンコードしてください - スクリプトは、エンコードされた「,」を自動的にカンマに戻します。
- ブール型フィールドでは、偽 (false) の場合はゼロ、真 (true) の場合は1を使用します。
- 一致するコースが存在する場合、type は、ユーザが学生なのか教師なのかを Moodle に伝えるため使用されます (例 type2 は course2 に一致します)。1 = 学生、2 = 編集権限のある教師、3 = 編集権限のない教師です。type が空白の場合、またはコースが指定されていない場合、ユーザにはデフォルトとして学生が割り当てられます。
- パスワードの変更を強制する: パスワードの変更を希望するユーザのパスワードに「changeme」を設定してください。
- メールを無効にする: メールアドレスを無効にするには、パラメータ「emailstop」を「1」に設定してください。あなたが「0」に設定した場合、メールアドレスは有効となります。あなたがすべてのメールアドレスを有効にしたい場合、このパラメータをアップロードファイルに入れる必要はありません。
- course には、コース省略名を使用してください。
- メモ: すでにユーザが Moodle ユーザデーターベースに登録されている場合、このスクリプトは、そのユーザのユーザ ID (データベースインデックス) を戻して、他のデータを更新せず、指定されたコースにユーザを学生として受講登録します。
以下、有効なインポートファイルの例です:
username, password, firstname, lastname, email, lang, idnumber, maildisplay, course1, group1, type1
jonest, verysecret, Tom, Jones, jonest@someplace.edu, en_utf8, 3663737, 1, Junk102, Section 1, 1
reznort, somesecret, Trent, Reznor, reznort@someplace.edu, ja_utf8, 6736733, 0, Junk102, Section 3, 3
(Text copied from Upload users help file.)
既存のアカウントの更新
デフォルトでは、あなたが新しいアカウントを作成して、既存のアカウントと合致するレコードはスキップすると想定しています。しかし、あなたが「既存のアカウントを更新する」を「Yes」にした場合、既存のアカウントが更新されます。
既存のアカウントを更新する場合、あなたはユーザ名を変更することもできます。「リネームを許可する」を「Yes」に設定して、あなたのファイルにフィールド「oldusername
」を含んでくださいm。
警告: 既存のアカウント更新時のエラーは、あなたのユーザに悪影響を及ぼします。更新時、このオプションは注意して使ってください。
エンコーディング
Moodle 1.9 以前のバージョンでは、ファイルはあなたの言語パックと同じエンコーディングにする必要がありました。Moodle 1.7 および 1.8 では、常に UTF-8 です。
Moodle 1.9
Moodle 1.9 以降のバージョンでは、エンコーディングを選択できるようになりました。
ユーザアップロードのプレビュー
ヒント
スプレッドシート
.csv ファイルを作成するため、あなたが Excel 等のスプレッドシートプログラムを使用する場合、アップロード前に出力内容をテキストエディタで確認してください。あなたが最終的に保存するファイルにカラム情報を追加したり削除している場合、空のフィールドから末尾のカンマを削除することができます。また、文字エンコーディングを確認してください。CSVファイルは、ユーザアカウントのアップロード時に使用される、シンプルなテキストファイル (ASCII またはユニコード) です。
また、Excel は、-(マイナス) または +(プラス) で始まるパスワードをゼロに変換します。.csv ファイルの保存時、「CSV (カンマ区切り) と互換性のない機能が含まれている可能性があります。この形式でブックを保存しますか?」を「はい」にして保存したとしても、ゼロに変換されます。ゼロは、アップロード処理を中断させてしまいますので、アップロード前に確認してください。
国
国は、半角英数字の大文字2文字で記述してください。例) JP - 日本、BE - ベルギー、NL - オランダ。そうでない場合、入力内容が2文字に省略され、データベースに無効な国のエントリが登録されてしまうことになります。
関連情報
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