PhET
PhETは、米国のコロラド大学ボルダー校による、小学校、中学校、高校および大学レベルの科学(物理学、生物学、化学、地球科学)および数学のインタラクティブなシミュレーションのサイトで、楽しく、無料で、インタラクティブな、研究に基づいた科学および数学のシミュレーションを提供しています。シミュレーションはJava、FlashまたはHTML5で記述されており、オンラインで実行するか、Moodleサーバまたはデスクトップコンピュータにダウンロードして実行できます。すべてのシミュレーションはオープンソースです。
PhETは何の略ですか?
「PhET」という名前は、もともと「Physics Education Technology」(物理教育テクノロジー)の頭字語でしたが、現在のPhETサイトには物理学以外にも多くの教科のシミュレーションが含まれているため、この頭字語では範囲が狭すぎます。PhETチームは、この名前が広く知られていることから、名前をそのまま残すことにしました。
PhETシミュレーションをMoodleコースに埋め込む:簡単な方法
使用するPhETシミュレーションを特定する
- PhETサイトで多くのシミュレーションを見つけることができます。
- 学生のデスクトップコンピュータやノートパソコンで表示するには、HTML5で記述されたシミュレーションを使用する方が簡単です。
- なお、Flash で記述された一部のシミュレーションでは、Moodleサーバでマルチメディアプラグインフィルタを有効にする必要があります。サーバ管理者によっては、セキュリティ上の理由からこれを許可しない場合があります。MacやiPadでFlashコードを実行するのは難しい場合があることも覚えておいてください。
- JavaまたはHTML5で記述されたシミュレーションは、通常、最新のMoodleサーバや、ほとんどのユーザの最新のデバイスおよびブラウザで問題なく動作します。
必要な各シミュレーションのHTML5コードをダウンロードする
- 必要なシミュレーションを一時フォルダにダウンロードします。
- ダウンロードしたシミュレーションは、お気に入りのインターネットブラウザで(ダブルクリックして)開いて確認できます。
PhETシミュレーションをMoodleコースに埋め込む
- 対象のMoodleコースに移動します。
- 「編集モードの開始」を行います。
- 各シミュレーションをドラッグ&ドロップして、目的の位置に配置します。
- 「編集モードの終了」を行います。
- シミュレーションが期待どおりに動作することを確認します。
- お楽しみください!
英語以外の言語のPhETシミュレーション
PhETシミュレーションは多くの言語でダウンロードできます。シミュレーションページの下部で言語を選択するだけです。
PhETシミュレーション内の英語の文字列を翻訳/カスタマイズする
- PhETサイトのツールを使用して、他のシミュレーションを翻訳することもできます。
- HTML5ファイルのPhETシミュレーション内の英語の文字列を、希望の言語に翻訳/カスタマイズするのはとても簡単です。
- Notepad ++などのテキストエディタ、またはプログラマ向けのエディタを使用する必要があります。
- エディタで*.htmlファイルを開きます。
- 変更したい英語の文字列を検索します。
- 翻訳した文字列に置き換えます。
- 必要に応じて繰り返します。
- 翻訳したファイルを新しい名前で保存します。
- 意図したとおりに動作することを確認します。
- お楽しみください!
PhETシミュレーションへのリンクをMoodleのページまたはラベルに埋め込む:難しい方法
- この例では、「balancing act」シミュレーションのHTML5版を使用します。
- まず、PhETサイトに移動して、使用したいシミュレーションを見つけます。
- 次に、そのシミュレーションのHTML5コード(青い四角形)にリンクしているアドレス(緑の四角形)をコピーします:
- ラベルまたはページを追加します。
- エディタにHTMLコードを直接挿入するために、テキストエディタで<>ボタンを有効にします。
- 次に、address_of_phet_simulation_to_be_linkedをコピーした実際のアドレスに置き換えて、以下のテキストコードを挿入します(例:https://phet.colorado.edu/sims/html/balancing-act/latest/balancing-act_en.html?download。ただし、?downloadの部分は忘れずに削除してください):
<iframe src="address_of_phet_simulation_to_be_linked" width="800" height="600" scrolling="no" allowfullscreen></iframe>
{Note|幅と高さの値(上記の800と600)は、クライアントのディスプレイにより適したサイズに変更できます。}}
- ラベルは次のようになります:
- テキストエディタで<>ボタンをもう一度クリックすると、HTMLコード編集モードから解釈モードに切り替わり、シミュレーションが読み込まれて表示される様子を確認できます。これ以降、シミュレーションは正しく表示されます:
- 次に、「保存してコースに戻る」ボタンをクリックします。
- これで完了です!
- お楽しみください!
Moodleの小テストにPhETコードを埋め込むことはできますか?
この投稿によると、Tim Huntが(balancing actシミュレーションで)これを試し、次の結果が得られました:
- 最初は動作しませんでした。彼のテスト用Moodleサイトはhttpsで動作しているのに対し、埋め込みコードにはhttp://が含まれていて、ブラウザのセキュリティ設定によってブロックされたためです。
- しかし、埋め込みコード内のURLをhttpsに編集したところ、動作しました。
小テストにシミュレーションを埋め込む
次のいずれかの方法をとることができます:
- 学生にまず、Moodleコースにリソースとして埋め込まれたシミュレーションのリンク(簡単な方法)、またはラベルやページに埋め込まれたシミュレーションのリンク(上記参照)を操作させ、後で小テストを受験させる。
- 通常の問題タイプで関連する問題を出題する前に、シミュレーションへのリンクを説明問題タイプに埋め込む(難しい方法):
Moodleの問題にPhETシミュレーションを埋め込む
HTML5コードをMoodleの説明問題タイプに挿入するのは、それほど難しくありません。上記の手順(難しい方法)に従い、テキストエディタで<>ボタンを有効にすることを忘れないでください。
「変更を保存する」ボタンをクリックすると、シミュレーションコードへのリンクが保存され、問題の編集時にプレビューを確認できます:
Moodleで正常に動作するPhETシミュレーションのリストはありますか?
- まだありません。ただし、PhETサイトからシミュレーションを1つダウンロードして試し、その結果をMoodle小テストフォーラムに投稿することができます。
- 2018年1月の時点で利用可能なHTML5シミュレーションは、適切に埋め込めば(簡単な方法でも難しい方法でも)すべて動作するようです!
