はじめに
コースバックアップを使用すると、コースの一部またはすべてを保存できます。通常、サイト管理者がサイト全体の自動コースバックアップのスケジュールを設定します。教師は、安全に保管するため、または別のMoodleサイトで使用するために、バックアップを作成したり、既存のバックアップをダウンロードしたりできます。
コースのバックアップ
コースをバックアップする手順は次のとおりです。
- コースに移動します。
- コースナビゲーション > さらに > コース再利用で、「バックアップ」を選択します。
- 初期設定 - 必要に応じて活動、ブロック、フィルタ、その他のアイテムを選択し、「次へ」ボタンをクリックします。管理者やマネージャなど適切なパーミッションを持つユーザは、ユーザを含めるかどうか、ユーザ情報を匿名化するかどうか、またはユーザのロール割り当て、グループ、グルーピング、ユーザファイル、コメント、ユーザ完了詳細、コースログ、評定履歴をバックアップに含めるかどうかを選択できます。
- スキーマ設定 - バックアップに含める特定のアイテムを選択/選択解除し、「次へ」ボタンをクリックします。
- 必要に応じて、「タイプオプションを表示する」リンクをクリックして、バックアップする特定の活動タイプを選択します。
- 確認およびレビュー - すべてが必要どおりになっていることを確認します。必要に応じて「前へ」ボタンを使用し、問題がなければ「バックアップを実行する」ボタンをクリックします。
- 完了 - 「続ける」ボタンをクリックします。

バックアップファイル(.zipファイルとの混同を避けるため、独自の拡張子.mbzが付きます)は、コースバックアップエリアに保存されます。バックアップファイル名はbackup-moodle2-course-coursename-date-hour.mbzの形式で、ユーザなしでバックアップした場合は-nu.mbz、匿名化された名前でバックアップした場合は-an.mbzで終わります。
ヒント:デフォルト設定で問題がなく、バックアップ画面をすべて進めたくない場合は、「最終ステップにジャンプする」をクリックするだけでバックアップを実行できます。
ユーザ情報の匿名化
「ユーザ情報を匿名化する」は、各ユーザを匿名にすることで「ユーザの身元を保護する」バックアップ機能です。バックアップの初期設定でこのボックスにチェックを入れると、Moodleは実名の代わりに別名を使用し、メールアドレスを@doesntexist.comのアドレスに置き換えるなどします。例えば、「Max Manager」は「anonfirstname4 anonlastname4」のようになります。
非同期コースバックアップ
Moodle 4.4以降の新規インストールでは、非同期コースバックアップがデフォルトで有効になっています。
アップグレードしたサイトでは、サイト管理 > コース > バックアップ > 非同期バックアップ/リストアで非同期バックアップを有効にできます。
これにより、教師はコースバックアップの作成中も作業を続けることができます。
管理者向けのCLIによるバックアップ
サイト管理者は、CLIスクリプトを使用して、選択したコースをバックアップできます。
オプション
--courseid=INTEGER (Course ID for backup.) --courseshortname=STRING (Course shortname for backup.) --destination=STRING (Path where to store backup file. If not set the backup will be stored within the course backup file area.) -h, --help (Print out this help.)
例
sudo -u www-data /usr/bin/php admin/cli/backup.php --courseid=2 --destination=/moodle/backup/
Windowsでは、cmd.exeを使用して/admin/cli/backup.phpスクリプトを実行します。Moodledataフォルダを別のデータサーバ上に設定している場合は、そのデータサーバ上のバックアップフォルダへのUNCパスを指定できます。コマンドラインからMoodleの\admin\cliフォルダにCDし、次のコマンドを実行します。
php backup.php --courseid=25 --destination=\\moodledata\backup
ここで、「--courseid」はバックアップしたいコースのIDです。
courseid=25の.mbzバックアップファイルは、Moodledata($CFG->dataroot)フォルダのbackupサブフォルダに保存されます。
創造的な使い方
バックアップおよびリストアのプロセスは、教師や管理者に多くの創造的な解決策を提供します。
- コース全体、またはあるコースの特定の活動を別のコースに複製する(インポートと同様)
- ローカルホストサイトのコースの教材で、本番環境のMoodleサイトのコースを更新する
- コースを新しいMoodleサイトに移す。
- 以前のバージョンのMoodleでは、過去の学生の活動を含めずにコースを次期に繰り越す方法
- 空の活動を作成し、その活動だけを保存して、同じコースまたは別のコースに1回以上リストアする。
一般バックアップデフォルト
コースバックアップのデフォルト設定は、サイト管理者がサイト管理の「一般バックアップデフォルト」で設定できます。
選択した設定はロックできます。ロックした設定は、コースバックアップの作成時に変更できなくなります。
「ログの保持期間」ドロップダウンで期間を選択すると、バックアップログ情報が削除されるまで保持される期間を指定できます。この情報は非常に大きくなる場合があるため、選択する期間はかなり短くすることをお勧めします。
コースバックアップが90%を超えたところで停止し、エラーが表示されない
これは次の原因によるものと報告されています。
- 標準外のコースフォーマット。別のコースフォーマットに置き換えてみてください。
- サーバのRAM不足。サーバへのRAMの追加は、通常、パフォーマンスの推奨事項の最初の項目です。
コースバックアップのケイパビリティ
- バックアップのユーザデータを匿名化する
- コースをバックアップする
- セクションをバックアップする
- インポートをバックアップする
- バックアップオプションを設定する
- バックアップエリアよりファイルをダウンロードする
- ユーザデータをバックアップする
エラー:バックアップからユーザ「 admin 」をリストアすることで衝突が発生します
- 作業を進める前に、万一何か問題が起きた場合に備えて、2つ目の管理者アカウントを用意しておくことをお勧めします。
- 各サーバの管理者アカウントのユニークなユーザ名とメールアドレスが異なることを確認してから、ユーザデータを含めたコースのバックアップおよびリストアを再度試してください。
- 新しいバックアップを作成できず、既存の「衝突する」バックアップファイルを使用しなければならない場合は、新しいサイトのメイン管理者アカウントを細心の注意を払って変更し、新しいメイン管理者のパスワードとメールアドレスを覚えておく必要があります。
- インポートされたファイルの管理者アカウントは、パスワードが失われ、使用できなくなる場合があることに注意してください。
- ログアウトする前に、「インポートされた」メイン「admin」アカウントのパスワードを更新/リセットすることをお勧めします。このアカウントはおそらくサイトのメイン「admin」アカウントになり、このアカウントが機能しなくなると深刻な問題に陥る可能性があるためです。
- 何か重大な問題が起きた場合は、2つ目の管理者アカウントを使用してメイン管理者アカウントを修正できます。
関連項目
- コースのリストア
- ユーザデータのバックアップ
- 活動のバックアップ
- コースデータのインポート
- 管理者は、MOOSHを使用して、CLIからコースを一括でバックアップおよびリストアできます

