「Moodle1.8へのアップグレード」の版間の差分
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2007年6月16日 (土) 04:26時点における版
Moodle 1.8
作成中です - Mitsuhiro Yoshida 2007年6月15日 (金) 13:43 (CDT)
アップグレードの前に、
- まず、あなたのサイトがMoodle1.8のシステム要件に適合するかどうか、「管理 >> サーバ >> 環境」で確認してください。
- データベースをすべてバックアップしてください!
- PHPアクセラレータを使用している場合、忘れずにPHPキャッシュを削除してください。
UTF-8データベースエンコーディング
Moodle 1.8へのアップグレードおよびUTF-8エンコーディングが必要条件であることを理解するため、Moodleの歴史に関する短いレッスンが必要でしょう。バージョン1.6以前では、すべての言語において、MoodleはUTF-8をサポートしていませんでした。そして、それぞれのコースで使用される言語のエンコーディングに基づいて、データがデータベースに保存されていました。Moodle 1.6以降のバージョンでは、すべての言語パックはUTF-8に変換され、異なる言語でも同一ページで使用できるようになりました。Moodle 1.6および1.7には、すべてのエンコーディングからUTF-8にデータを変換できる、データベース移行ツールが含まれます。
Moodle 1.8移行では、あなたがUTF-8にエンコードされたデータベースを使ってアップグレードを行うであろうと考えられるため、データベース移行ユーティリティは含まれません。
従って、あなたが1.5またはそれ以前のバージョンからアップグレードしたい場合、まず最初に1.6にアップグレードしてください。そしてデータベースをUTF-8にアップグレードした後、1.8にアップグレードしてください。同様にあなたがMoodle 1.6または1.7を使用し、まだデータベースをUTF-8に移行していない場合、1.8にアップグレードする前にUTF-8へのデータベース移行作業を行ってください。詳細はMoodle1.6へのアップグレードをご覧ください。
ロールおよびケイパビリティ
加えて、ロールに関する多くの修正および改良が行われました (Moodle TrackerのRoles improvements をご覧ください)。Moodle 1.8では、「システム」コンテクストと「サイト」コンテクストが分離されました。
Moodle 1.8のサイトコンテクストは「フロントページコース」およびその活動です。「管理 >> フロントページ >> フロントページロール」にてサイトコンテクストのロールを割り当てることができます。
いくつかのデフォルトパーミッションが変更されているため、すべてのレガシーロールをデフォルトにリセットすることをお勧めします。「管理 >> ユーザ >> パーミッション >> ロールの定義」にて、それぞれのレガシーロールをクリックした後、推奨されるパーミッション (背景が灰色) をレビューするか、「デフォルトにリセットする」ボタンでリセットしてください。
さらに、ログインしたユーザにサイトニュースを読ませるには、以下の手順で設定を行ってください:
- 管理者としてログインして、「サイト管理 >> フロントページ >> フロントページロール」に移動する。
- 「ロールのオーバーライド」リンクをクリックする。
- 「認証済みユーザ (Authenticated User)」をクリックする。
- フォーラムの見出しの下にある「ディスカッションを表示する (View Discussions)」 (mod/forum:viewdiscussion capability) を探して、2番目のラジオボタン (許可) をチェックする。
- 「変更を保存する」ボタンをクリックする。
マルチ認証
Moodle 1.8へのアップグレード後、ユーザがログインできない場合、必要な認証方法が有効にされていない可能性があります。
最初は、すべての既存アカウントは有効にされていますが、Moodle 1.8では認証プラグインで有効にされているユーザのみログインすることができます。例えば、「手動アカウント作成」のみ有効にした場合、「Eメールによる自己登録」で作成されたユーザはログインできなくなります。これを解決するには、「管理 >> ユーザ >> 認証」に移動して、「Eメールによる自己登録」を有効にしてください。ページ下部にある「一般設定」内の自己登録は無効のままにしてください。
実稼動サイトで「認証なし」タイプの認証は利用しないでください。phpMyAdminを使用して、すべての既存のアカウントの認証を「none」から「manual」に変更することができます。また、管理者としてログインすることにより、ユーザのプロフィールにある認証方法を個別に変更することもできます。
テーマ
アクセシビリティおよびXHTMLの徹底遵守に関する大幅な変更のため、ほとんどの非標準テーマを正常に動作させるために更新する必要があります。テーマに関する問題を報告する前に、標準テーマでの同様の現象が再現されるか確認してください。
関連情報
- リリースノート
- Using Moodle UTF-8 upgrade need preventing upgrade to 1.8 from 1.7.2 forum discussion