注意: このページは、テキスト(.csv)ファイルを使用してコースを作成するためのものです。コースのバックアップを.mbzまたは.tgz形式でアップロードする場合は、コースのリストアを参照してください。 |
コースをアップロードする
コースアップロード機能は新しいコースの作成に加えてコースの更新および削除、別のコースからのコンテンツのインポートに使用することができます。この機能を使用したコーステンプレートの作成に関する情報は新しいコースの追加をご覧ください。 1つ以上のコースをアップロードするには:
- 「管理 > サイト管理 > コース > コースをアップロードする」にアクセスしてください。
- CSVファイルをドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選択する」ボタンをクリックしてファイルピッカ内のファイルを選択してください。
- 適切なインポートオプションを慎重に選択した後、プレビューボタンをクリックしてください。
メモ: コマンドラインツール「admin/tool/uploadcourse/cli/uploadcourse.php」を使用することもできます。
ウェブインターフェースを使用する場合、プレビューした行にエラーが検出されているかどうか確認するため「プレビュー」オプションを使用してください。コースのアップロード時にエラーが発生した場合、無視されます。
ファイル作成例
uploadcourse.csv:
メモ: 「shortname」「fullname」「category」は必須です。
カテゴリ (category ) フィールドにはカテゴリIDが入ります。デフォルトカテゴリの「Miscellaneous」にはID「1」が割り当てられます。カテゴリはすでに存在している必要があります。あなたが存在しないカテゴリIDを使用した場合、アップロードのプレビューに「IDでカテゴリを解決できませんでした」エラーが表示されてそのカテゴリ内のコースは作成されません。
shortname,fullname,category,summary,enrolment_1,enrolment_1_role,enrolment_1_enrolperiod,role_student
courserestored,Course restored,1,a summary,manual,student,1 month,
courserestored2,Course restored 2,1,a summary,,,,
courserestored3,Course restored 3,1,a summary,,,,padawan
courserestored4,Course restored 4,1,"a summary, with comma",manual,student,1 month,padawan
アイテム間に空白を入れないよう注意してください。
テキストファイルを作成する
コースをアップロードするテキストファイルはCSVファイルにしてください。CSVファイルには「コース情報」および「コースアクション」の2つのカテゴリに分けられた以下のカラムを記述することができます。
コース情報フィールド
以下ほとんどの設定はコース設定ページで設定することができます。詳細はコース設定をご覧ください。フィールド名は小文字にしてください。
- shortname
- コース省略名
- fullname
- 長いコース名
- idnumber
- IDナンバー
- category
- コースが設置されるカテゴリのIDです。これは「category_idnumber」および「category_path」に優先します。
- category_idnumber
- コースが設置されるカテゴリのIDナンバーです。これは「category_path」に優先します。
- category_path
- コースが設置されるカテゴリのパスです。あなたがカテゴリ「Movies」内のカテゴリ「Science-Fiction」にコースを設置したい場合、次のような記述になります:
Movies / Science-Fiction
分離記号は[space]/[space]
のように記述してください。また、カテゴリは作成されないため存在している必要があります。
あなたがトップレベルのカテゴリ「Movies 」にコースを置きたい場合、記述する内容は次のようになります: Movies
- visible
- コースを表示する場合 = 1、コースを非表示にする場合 = 2
- startdate
- コースの開始日です。この値はタイムスタンプを生成するためにPHP関数strtotimeに渡されることに留意してください。例 01.12.2014 (2014年12月1日)
- enddate
- コースの終了日です。この値はstartdateと同じくタイムスタンプを生成するためにPHP関数strtotimeに渡されることに留意してください。例 01.12.2014 (2014年12月1日)
- summary
- コース概要です。
- format
- 使用するコースフォーマットです。これは有効なコースフォーマットプラグイン名である必要があります。例) 「週」「トピック」
- theme
- 使用するテーマです。
- lang
- 使用する言語です。
- newsitems
- ニュースアイテム数です。
- showgrades
- 「1」は学生に評定表を表示します。「0」は学生から評定表を隠します。
- showreports
- 「1」は活動レポートを表示します。「0」は活動レポートを隠します。
- legacyfiles
- 「1」はレガシーコースファイルを有効にします。「0」はレガシーコースファイルを無効にします。
- maxbytes
- コースの最大アップロードサイズ (バイト) です。無制限にする場合、「0」を使用してください。
- groupmode
- 「0」は「グループなし」、「1」は「分離グループ」、「2」は「可視グループ」です。
- groupmodeforce
- 「1」はグループモードを強制します。グループモードを強制しない場合、「0」を入力してください。
- enablecompletion
- 「1」は活動完了を有効にします。「0」は活動完了を有効にしません。
登録フィールド
いくつかのフィールドは登録方法を有効化および設定するために作成されています。登録フィールドは登録方法名に「enrolment_[number]」、プロパティに「enrolment_[number]_property」のような名称をつける必要があります。
- enrolment_[number]
- 登録方法名です (例 「manual」「guest」「self」)。
- enrolment_[number]_delete
- 「1」を設定した場合、この登録方法をコースから削除します。「1」を設定した場合、他のすべての属性は無視されます。
- enrolment_[number]_disable
- 「1」を設定した場合、この登録方法をコースで無効にします。「1」を設定した場合、他のすべての属性は無視されます。
- enrolment_[number]_startdate
- 登録開始日です。この値はPHP関数strtotime()から渡されます。
- enrolment_[number]_enddate
- 登録終了日です。この値はPHP関数strtotime()から渡されます。
- enrolment_[number]_enrolperiod
- 秒数です。「4 days」 のように値がstrtotime()によって解決されない場合に使用されます。
- enrolment_[number]_role
- ロール省略名です。
- enrolment_[number]_[property]
- 指定された登録方法によってプロパティを判定します。
- enrolment_[number]_password
- コース登録キーです。
注意: コースのアップロードはまだすべての登録方法とは互換性がありません (MDL-43127)。
例
enrolment_1: manual enrolment_1_role: student enrolment_1_enrolperiod: 1 month enrolment_2: self enrolment_2_startdate: 2013-01-30
ロールのリネーム
ロールをリネームするには以下の例を参考にしてください:
- role_[shortname]
- 新しいロール名 [shortname] です。
例
role_student: Apprentice role_teacher: Master role_mycustomrole: Jedi
教師のロール省略名は「editingteacher」、編集権限のない教師のロール省略名は「teacher」であることに留意してください。
コースアクションフィールド
これらの設定は「コース処理」パラメータに優先します。
- delete
- 「1」でコースを削除します。
- rename
- リネーム後のコース省略名です。
- backupfile
- コースインポート時のバックアップファイル (.mbz) の絶対パスです。
(これはあなたのコースへのフルパスを意味します。例えば次のようになります: /home/yourmoodle/public_html/moodle27/transfert/backup.mbz 分からない場合、「管理 > サイト管理 > サーバ > PHP情報」の「include_path」をご覧ください。
- templatecourse
- コンテンツをインポートするコースの省略名です。
- reset
- 「1」でコースをリセットします。
必須フィールド
- shortname
- 新しいコースの作成を除き、このフィールドはすべての処理で必須です。詳細はコース処理パラメータ「Shortname template」をご覧ください。
- fullname
- 新しいコースを作成する場合に必要です。
- category, category_idnumber, category_path
- コースを作成する場合、この中から1つ必要です。
インポートオプション
予想外の処理を避けるため、あなたが希望する処理をツールに指定する必要があります。
- アップロードモード
- ここではあなたがコースを作成するかアップロードするか指定することができます。
- 更新モード
- あなたがコースの更新を許可している場合、ツールにコースの何を更新するのか伝える必要があります。
- 削除を許可する
- 「delete」フィールドを許可するかどうか決定します。
- リネームを許可する
- 「rename」フィールドを許可するかどうか決定します。
- リセットを許可する Allow resets
- 「reset」フィールドを許可するかどうか決定します。
コース処理
ここであなたはコースアップロード時に実行される処理を指定することができます。
- 省略名テンプレート
- 省略名なしでコースを作成する場合、あなたはこのフィールドを自動生成される省略名として使用することができます。このフィールドでは次の2つのプレースホルダを使用することができます: %i = IDナンバー、%f = 概要
- ファイルをリストアする
- 作成または更新後にバックアップファイル (.mbz) をコースにインポートします。
- コースからリストアする
- 作成または更新後にコンテンツをインポートするコースの省略名です。
- アップロード後にリセットする
- 作成または更新後にコースをリセットするかどうか指定します。
デフォルトコース値
CSVファイルで指定されていないすべてのフィールドをウェブインターフェースで設定することができます。これらは常にコース作成時に使用されますが、コース更新時のみ指定することができます (「更新モード」をご覧ください)。
アップロードをスピードアップする
コンテンツをバックアップファイルまたは別のコースからインポートする場合、「keeptempdirectoriesonbackup」設定を有効にすることをお勧めします。あなたが同一ソースから複数回インポートする場合、この設定によりアップロード処理のスピードを大幅に上げることができます。
関連情報
- デモスクリーンキャスト: コース一括作成
- ユーザをアップロードする
- Moodle 2.6でコーステンプレートを作成する ブログ記事 by Mary Cooch - 英語