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== IMS Enterpriseについて== | == IMS Enterpriseについて== | ||
''' IMS Enterprise ''' | ''' IMS Enterprise '''は、ユーザアカウントの作成と更新、コースへのユーザの登録と登録解除、ロールの割り当て、コースとコースカテゴリの作成、コースのフルネームとショートネームの更新に使用できる国際標準のXMLファイル形式です。 | ||
==この登録方法を使用する== | ==この登録方法を使用する== | ||
IMS | IMS Enterprise登録を使用するには、サイト管理の '登録プラグイン管理' で有効にする必要があります。 | ||
IMS Enterpriseへの登録により、MoodleサーバからXMLファイルがインポートされます。 | IMS Enterpriseへの登録により、MoodleサーバからXMLファイルがインポートされます。''ファイルロケーション'' をxmlファイルへのフルパスに設定します(サーバ上のローカル、例えば/home/user/imsenterprise/file.xml) | ||
IMS | IMS Enterpriseはコースに追加されませんが、代わりに ''サイト管理 > プラグイン > 登録> IMSエンタープライズファイル'' ページから直接インポートを実行します。これを行うには、''IMSエンタープライズインポート処理を実行してください。'' リンクをクリックするか、cronを実行します。 | ||
==フォーマットの概要== | ==フォーマットの概要== | ||
以下は、典型的なIMSエンタープライズデータファイルの基本構造の簡単なガイドです。より多くの情報は[http://www.imsglobal.org/enterprise/ IMS Enterprise official website]で入手できます。 | |||
このプラグインが処理できるIMSデータ要素について説明している[https://github.com/moodle/moodle/blob/master/enrol/imsenterprise/entv1p1_conformance_summary. | このプラグインが処理できるIMSデータ要素について説明している[https://github.com/moodle/moodle/blob/master/enrol/imsenterprise/entv1p1_conformance_summary.html 準拠の概要]をお読みください。 | ||
== | == IMSエンタープライズファイル形式の基本ガイド== | ||
IMSスタイルの登録では、コースを指定する<group>タグ、ユーザーアカウントを指定する<person>タグ、および特定のコース内での個人の役割を指定する<member>タグを含む<membership>タグが必要です。 | |||
Moodleデータベースで使用される数字キーは相互運用可能なデータではないことに注意してください- | Moodleデータベースで使用される数字キーは相互運用可能なデータではないことに注意してください-学生データシステムは、JoeがMoodleデータベースに追加された20番目のユーザーであることを事前に知ることは決してないため、これらはこのタイプで交換されるキーではありません。 | ||
通常、コースには参照コードと名前があるので、そのコードがMOODLE101であると想定しましょう。 新しいコースをデフォルト以外のカテゴリに配置する必要がある場合は、<orgunit>タグを使用してそのコースを指定できます。 使用できるコースを定義するには | |||
<group> | <group> | ||
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</group> | </group> | ||
登録スクリプトは、コードMOODLE101のコースを探し、(オプションで)コースが存在しない場合は作成します。プラグインを使用すると、グループタグとコースのショートネーム、フルネーム、サマリーフィールドをマッピングすることもできます。同様に、その人について-それが "jmoodle"だとしましょう: | 登録スクリプトは、コードMOODLE101のコースを探し、(オプションで)コースが存在しない場合は作成します。プラグインを使用すると、グループタグとコースのショートネーム、フルネーム、サマリーフィールドをマッピングすることもできます。同様に、その人について-それが "jmoodle"だとしましょう: | ||
<person> | |||
<person> | |||
<sourcedid> | <sourcedid> | ||
<source>MyDataSystem</source> | <source>MyDataSystem</source> | ||
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</n> | </n> | ||
</name> | </name> | ||
</person> | </person> | ||
Joeがまだアカウントを持っていない場合、スクリプトは(オプションで)Joeのアカウントを作成できます。 | Joeがまだアカウントを持っていない場合、スクリプトは(オプションで)Joeのアカウントを作成できます。 | ||
メンバーシップを見て、その人をコースに追加しましょう。 | メンバーシップを見て、その人をコースに追加しましょう。 | ||
<membership> | <membership> | ||
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</membership> | </membership> | ||
IMSエンタープライズの仕様では、登録の開始日/終了日を指定する機能が提供されているため、必要に応じて<timeframe>タグを使用してそれらを含めることができます。 | |||
コース内のグループにユーザが既に追加されている場合、スクリプトは実際にはそれを変更しません。 ただし、グループ化されていない場合は、指定されたグループ化が適用されます。 | |||
==新しいコースの自動作成== | ==新しいコースの自動作成== | ||
必要に応じて、IMSエンタープライズ登録プラグインは、Moodleのデータベースではなく、IMSデータで見つかったコースの新しいコースを作成できます。 | |||
コースは最初に ''idナンバー''(Moodleのコーステーブルの英数字フィールド)によってクエリされます。これは、学生情報システムでコースを識別するために使用されるコードを指定できます(たとえば)。それが見つからない場合、コーステーブルで「短い説明」が検索されます。これは、Moodleではパンくずリストなどに表示される短いコース識別子です(一部のシステムでは、これら2つのフィールドはまったく同じである場合があります)。その検索時のみ失敗しました。プラグインはオプションで新しいコースを作成できます。 | |||
新しく生成されたコースは、作成時に非表示になります。これは、教師が気付かない可能性のある完全に空のコースに生徒が迷い込む可能性を防ぐためです。 | 新しく生成されたコースは、作成時に非表示になります。これは、教師が気付かない可能性のある完全に空のコースに生徒が迷い込む可能性を防ぐためです。 | ||
==学生/教師の登録解除== | ==学生/教師の登録解除== | ||
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* 特定の学生とコースを指定し、<role>要素の "recstatus"属性を3( "削除"を意味する)に設定した<member>要素。 これはまだMOODLE PLUGINに実装されていません。 | * 特定の学生とコースを指定し、<role>要素の "recstatus"属性を3( "削除"を意味する)に設定した<member>要素。 これはまだMOODLE PLUGINに実装されていません。 | ||
*特定の学生とコースを指定し、<status> | *特定の学生とコースを指定し、<status>要素を0( ''非アクティブ'' を意味する)に設定した<member>要素。 | ||
3番目の方法は少し異なります。この構成設定をアクティブにする必要はなく、登録解除日のかなり前に指定できます。 | 3番目の方法は少し異なります。この構成設定をアクティブにする必要はなく、登録解除日のかなり前に指定できます。 | ||
* 登録の<timeframe>を指定する<member>要素は、この特定の学生の登録の開始日および/または終了日を指定できます。 これらの日付は、存在する場合はMoodleの登録データテーブルに読み込まれるため、終了日以降、学生はその特定のコースにアクセスできなくなります。 | * 登録の<timeframe>を指定する<member>要素は、この特定の学生の登録の開始日および/または終了日を指定できます。 これらの日付は、存在する場合はMoodleの登録データテーブルに読み込まれるため、終了日以降、学生はその特定のコースにアクセスできなくなります。 | ||
==こちらもご覧ください== | ==こちらもご覧ください== |
2020年8月21日 (金) 08:06時点における最新版
IMS Enterpriseについて
IMS Enterprise は、ユーザアカウントの作成と更新、コースへのユーザの登録と登録解除、ロールの割り当て、コースとコースカテゴリの作成、コースのフルネームとショートネームの更新に使用できる国際標準のXMLファイル形式です。
この登録方法を使用する
IMS Enterprise登録を使用するには、サイト管理の '登録プラグイン管理' で有効にする必要があります。
IMS Enterpriseへの登録により、MoodleサーバからXMLファイルがインポートされます。ファイルロケーション をxmlファイルへのフルパスに設定します(サーバ上のローカル、例えば/home/user/imsenterprise/file.xml)
IMS Enterpriseはコースに追加されませんが、代わりに サイト管理 > プラグイン > 登録> IMSエンタープライズファイル ページから直接インポートを実行します。これを行うには、IMSエンタープライズインポート処理を実行してください。 リンクをクリックするか、cronを実行します。
フォーマットの概要
以下は、典型的なIMSエンタープライズデータファイルの基本構造の簡単なガイドです。より多くの情報はIMS Enterprise official websiteで入手できます。
このプラグインが処理できるIMSデータ要素について説明している準拠の概要をお読みください。
IMSエンタープライズファイル形式の基本ガイド
IMSスタイルの登録では、コースを指定する<group>タグ、ユーザーアカウントを指定する<person>タグ、および特定のコース内での個人の役割を指定する<member>タグを含む<membership>タグが必要です。
Moodleデータベースで使用される数字キーは相互運用可能なデータではないことに注意してください-学生データシステムは、JoeがMoodleデータベースに追加された20番目のユーザーであることを事前に知ることは決してないため、これらはこのタイプで交換されるキーではありません。
通常、コースには参照コードと名前があるので、そのコードがMOODLE101であると想定しましょう。 新しいコースをデフォルト以外のカテゴリに配置する必要がある場合は、<orgunit>タグを使用してそのコースを指定できます。 使用できるコースを定義するには
<group> <sourcedid>
MyDataSystem
<id>MOODLE101</id> </sourcedid> <description> <short>Moodle 101</short> <long>Moodle 101: Course Name</long> </description> <org> <orgunit>CATEGORY</orgunit> </org> </group>
登録スクリプトは、コードMOODLE101のコースを探し、(オプションで)コースが存在しない場合は作成します。プラグインを使用すると、グループタグとコースのショートネーム、フルネーム、サマリーフィールドをマッピングすることもできます。同様に、その人について-それが "jmoodle"だとしましょう:
<person> <sourcedid>
MyDataSystem
<id>jmoodle</id> </sourcedid> <userid>jmoodle</userid> <name> <fn>Joe Moodle</fn> <n> <family>MOODLE</family> <given>JOE</given> </n> </name> </person>
Joeがまだアカウントを持っていない場合、スクリプトは(オプションで)Joeのアカウントを作成できます。
メンバーシップを見て、その人をコースに追加しましょう。
<membership> <sourcedid>
MyDataSystem
<id>MOODLE101</id> </sourcedid> <member> <sourcedid>
MyDataSystem
<id>jmoodle</id> </sourcedid> <role roletype="01"> <status>1</status> <extension><cohort>unit 2</cohort></extension> </role> </member> </membership>
IMSエンタープライズの仕様では、登録の開始日/終了日を指定する機能が提供されているため、必要に応じて<timeframe>タグを使用してそれらを含めることができます。
コース内のグループにユーザが既に追加されている場合、スクリプトは実際にはそれを変更しません。 ただし、グループ化されていない場合は、指定されたグループ化が適用されます。
新しいコースの自動作成
必要に応じて、IMSエンタープライズ登録プラグインは、Moodleのデータベースではなく、IMSデータで見つかったコースの新しいコースを作成できます。
コースは最初に idナンバー(Moodleのコーステーブルの英数字フィールド)によってクエリされます。これは、学生情報システムでコースを識別するために使用されるコードを指定できます(たとえば)。それが見つからない場合、コーステーブルで「短い説明」が検索されます。これは、Moodleではパンくずリストなどに表示される短いコース識別子です(一部のシステムでは、これら2つのフィールドはまったく同じである場合があります)。その検索時のみ失敗しました。プラグインはオプションで新しいコースを作成できます。
新しく生成されたコースは、作成時に非表示になります。これは、教師が気付かない可能性のある完全に空のコースに生徒が迷い込む可能性を防ぐためです。
学生/教師の登録解除
必要に応じて、エンタープライズデータはコースの登録を追加および削除できます-学生および教師用。この設定がオンの場合、データで指定されている場合、Moodleは登録解除を実行します。 Moodle 2以降、プラグインによって追加されたメンバーを削除するには、IMSEnterpriseを使用する必要があります。メンバーを手動で削除することはできません。
IMSデータ内で学生の登録を解除するには、3つの方法があります。
- 特定の学生とコースを指定し、<role>要素の "recstatus"属性を3( "削除"を意味する)に設定した<member>要素。 これはまだMOODLE PLUGINに実装されていません。
- 特定の学生とコースを指定し、<status>要素を0( 非アクティブ を意味する)に設定した<member>要素。
3番目の方法は少し異なります。この構成設定をアクティブにする必要はなく、登録解除日のかなり前に指定できます。
- 登録の<timeframe>を指定する<member>要素は、この特定の学生の登録の開始日および/または終了日を指定できます。 これらの日付は、存在する場合はMoodleの登録データテーブルに読み込まれるため、終了日以降、学生はその特定のコースにアクセスできなくなります。
こちらもご覧ください
- IMS Enterprise仕様-公式サイト