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作成中です - [[利用者:Mitsuhiro Yoshida|Mitsuhiro Yoshida]] 2009年10月4日 (日) 17:19 (UTC)
Wikiは、協力して執筆された一群のウェブドキュメントに関する[[教師ドキュメント#活動モジュール|活動]]です。基本的に、Wikiページは、あなたのクラスの誰もが、ブラウザから直接作成することのできるウェブページです。Wikiページの作成には、HTMLに関する知識は不要です。Wikiは、1つのフロントページから開始されます。それぞれの作者は、まだ存在していないページへのリンクを、存在するページに追加することで、新しいページを作成することができます。


Wikiは、協力して執筆された一群のウェブドキュメントに関する[[教師ドキュメント#活動モジュール|活動]]です。基本的に、Wikiページは、あなたのクラスで誰でも、ブラウザから直接作成することのできるウェブページです。Wikiページの作成には、HTMLに関する知識は不要です。Wikiは、1つのフロントページから開始されます。それぞれの作者は、まだ存在していないページへのリンクを存在するページに追加することで、新しいページを作成することができます。
Wikiは、「非常に速い」を意味するハワイの言葉「wiki wiki」から、その名称を取っています。Wikiは、グループでコンテンツを作成することのできる、本当に速いツールです。また、Wikiはグループでドキュメントを作成できる、ウェブ上で非常に人気のあるフォーマットです。Wikiには、中心となる編集者が存在しません。また、単独の人が最終的に編集をコントロールすることもありません。代わりに、コミュニティが独自のコンテンツを編集および作成します。ドキュメントにおいて、多くの人の作業から、大多数の見解が出現します。
 
Wikiは、その名称を「非常に速い」を意味するハワイの言葉「wiki wiki」から取っています。Wikiは、グループでコンテンツを作成することのできる、本当に速いツールです。また、Wikiはグループでドキュメントを作成する、ウェブ上で非常に人気のあるフォーマットです。Wikiには、中心となる編集者が存在しません。また、単独の人が最終的に編集をコントロールすることもありません。代わりに、コミュニティが独自のコンテンツを編集および作成します。ドキュメントにおいて、多くの人の作業から、大多数の見解が出現します。


MoodleのWikiは、Erfurt wikiと呼ばれる古いWikiシステムをベースに開発されています: http://erfurtwiki.sourceforge.net.
MoodleのWikiは、Erfurt wikiと呼ばれる古いWikiシステムをベースに開発されています: http://erfurtwiki.sourceforge.net.


Moodleにおいて、共同作業のためのパワフルなツールとなり得ます。クラス全体でドキュメントを一緒に編集することができます。クラスでの作品を作成したり、それぞれの学生が独自のWikiを所有して、あなたおよび他のクラスメートと共に作業に取り組むこともできます。
Wikiは、Moodleにおいて、共同作業のためのパワフルなツールとなり得ます。クラス全体でドキュメントを一緒に編集することができます。クラスでの作品を作成したり、それぞれの学生が独自のWikiを所有して、あなたおよび他のクラスメートと共に作業に取り組むこともできます。


Wikiのフロントページを構造化した目次にすると良いでしょう。基本的に、Wikiは、そのリンクにより整理されます。
Wikiのフロントページは、構造化した目次にすると良いでしょう。基本的にWikiは、そのリンクにより整理されます。


== Wikiを設定および編集する ==
== Wikiを設定および編集する ==


Wikiの設定およびページの追加、編集に関するドキュメントは、下記をご覧ください:
Wikiの設定およびページの追加、編集に関するドキュメントは、下記ページをご覧ください:


設定: [[Wikiを追加/編集する]]
設定: [[Wikiを追加/編集する]]
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==創造的なWikiの実践==
==創造的なWikiの実践==


Wikiの自由作成、協力的な本質により、想像的な考え方の下に、Wikiを容易に適用することができます。Wikiを使用することで、あらゆる種類のグループ作業を促進することができます。例えば、コースでは、多くのリソース、およびインストラクタの補助として、いくつかのリモートサイトに配置された準備用Wikiを利用することができます。準備および処理プロセスのページにリンクされたWikiは、方向を与える点で、有用となり得ます。そして、フロントページは、個々の教師に従って、異なるレイアウトにすることもできます。
Wikiの自由作成、協力的な本質により、創造的な考え方の下に、容易にWikiを適用することができます。Wikiを使用することで、あらゆる種類のグループ作業を促進することもできます。例えば、コースでは、多くのリソース、およびインストラクタの補助として、いくつかのリモートサイトに配置された準備用Wikiを利用することができます。準備および処理プロセスのページにリンクされたWikiは、方向を与える点で、有用となり得ます。そして、フロントページは、個々の教師に従って、異なるレイアウトにすることもできます。




===グループ講義ノート===
===グループ講義ノート===
通常、講義ノートの作成は孤独な作業です。しかし、講義の最中、空想したり、前のポイントを理解しようと試みている間に、重要な部分を容易に聴き忘れる場合があります。また、学生はどの情報が重要であり、どの情報が詳細または例であるか、決断することに困難さを感じることがあります。講義の後、グループ講義ノートを作成することで、学生が自分たちのノートを一体化できるチャンスが生まれます。失われた情報を、同級生の情報から取得することができます。また、グループでは、どの情報が重要であるのか決定して、それらの情報を適切に強調することもできます。十分に小さなクラス、または小さなワーキンググループでは、グループ講義ノートをクラスおよびグループ全体で作成することができます。また、グループでは、さらなるディスカッションおよび改善のため、ノートを比較することもできます。
通常、講義ノートの作成は孤独な作業です。しかし、講義の最中、空想したり、前のポイントを理解しようと試みている間に、重要な部分を容易に聴き忘れる場合があります。また、学生はどの情報が重要であり、どの情報が詳細または例であるのか、決断することに困難さを感じることがあります。講義の後、グループ講義ノートを作成することで、学生が自分たちのノートを一体化できるチャンスが生まれます。失われた情報を、同級生の情報から取得することができます。また、グループでは、どの情報が重要であるのか決定して、それらの情報を適切に強調することもできます。十分に小さなクラス、または小さなワーキンググループでは、グループ講義ノートをクラスおよびグループ全体で作成することができます。また、グループでは、さらなるディスカッションおよび改善のため、ノートを比較することもできます。


===グループプロジェクト管理===
===グループプロジェクト管理===
The most straightforward use of a wiki is as a tool for group collaboration for creating group projects. A teacher assigning a group project can give students a place to work by creating a wiki with the group mode enabled. This will give each group their own space to record research, to develop outlines and to create the final product. The teacher may create a submission date on which to turn off editing capabilities for students so that he or she can grade the final projects. Afterwards, the teacher may enable visible groups so that everyone can see each other's work.
最も単刀直入なWikiの使用方法は、グループプロジェクトのための共同制作用ツールとして使うことです。グループプロジェクトを割り当てる教師は、グループモードのWikiを作成することで、学生にグループの作業場所を与えることができます。これにより、それぞれのグループに、調査を記録する独自の場所、概要および最終成果物を作成する場所を提供します。最終成果物を評価するため、教師は、学生の編集権限を停止する提出日を設定することができます。最終成果物の評価後、それぞれの学生が自分たちの最終成果物を閲覧できるよう、教師は、グループモードを可視グループにすることができます。
 


===ブレインストーミング===
===ブレインストーミング===
Brainstorming is a non-judgmental group creative process in which group members are encouraged to give voice to any ideas they personally consider relevant to the group exercise. In a face-to-face meeting, a brainstorming facilitator will usually stand in front of a big piece of paper and elicit ideas from the participants in the room. A teacher can create an online version of this process by setting up a wiki for the entire class or for smaller student groups and asking people to submit ideas around a brainstorming topic. People can add ideas as they occur and link to other pages for elaboration.
ブレインストーミングは、グループメンバーが、グループ活動に関して、個人が考えたアイディアを言葉に表すための、偏った判断を避ける創造的プロセスです。対面のミーティングでは、通常ブレインストーミング進行役は、大きな紙の前に立って、同じ部屋にいる参加者のアイディアを引き出し、紙に書き込みます。Wikiを設定することで、教師はこのプロセスのオンラインバージョンを作成することができます。同時に、ブレインストーミングのトピックに関して、参加者にアイディアを投稿するよう、求めることができます。参加者は、アイディアを考え付いた時点でWikiに追加すること、詳細説明のため、他のページへのリンクを追加することができます。
 


===他のWikiに投稿する===
===他のWikiに投稿する===
A teacher might assign his or her class the task of contributing to [http://en.wikipedia.org Wikipedia], [http://en.wikiversity.org Wikiversity], or to another wiki on the Web, on any class topic, perhaps by assigning students to groups (or making it a class project if the class is small enough and the topic broad enough) and challenging them to collaboratively create an article they would feel confident posting to a public-information space. Students will use the course wiki to create drafts of the article they will eventually publish to the community at the end of the semester.
教師は、すべてのテーマに関して、[http://en.wikipedia.org Wikipedia][http://en.wikiversity.org Wikiversity]または他のウェブ上のWikiに投稿するよう、クラスの学生にタスクを与えることができます。恐らく、学生をグループに割り当てて (または、クラスが十分に小さく、トピックの大きさが十分な場合、クラスプロジェクトを作って)、公共の情報スペースに投稿する自信のある記事を、協同で作成させることができるでしょう。学生は、下書き作成のため、コースWikiを使用して、最終的に学期の最後に、コミュニティに公開します。


This type of assignment has a number of benefits:
このタイプの課題には、数多くの利点があります:
* It gives students additional motivation to do their best, since they know their work will be viewed and critiqued by the public instead of just by their instructor.
* 自分たちの仕事が公に閲覧され、インストラクタからではなく、多くの人々に評価される可能性があることによって、学生に対してベストな仕事をするよう、さらなるモチベーションを与えます。
* It can act as a summarizing activity for an entire semester’s worth of material.
* 学期全体の価値ある資料として、活動を集約するために使用することができます。
* Students will know their work will be used by other people, not just graded and filed away.
* 学生は、自分の作業が評価されたり、ファイリングされるだけではなく、他の人に使用されることを知ります。


== 関連情報 ==
== 関連情報 ==


*Using Moodle [http://moodle.org/mod/forum/view.php?f=366 Wiki module forum]
*Using Moodle [http://moodle.org/mod/forum/view.php?f=366 Wikiモジュールフォーラム] - 英語
*[[Using Moodle book]] Chapter 10: Wikis
*[[Moodle bookを使用する]] 第10章: Wikis
[[Category:モジュール]]
[[Category:モジュール]]


[[en:Wiki]]
[[en:Wiki]]

2009年10月19日 (月) 15:50時点における最新版

Wikiは、協力して執筆された一群のウェブドキュメントに関する活動です。基本的に、Wikiページは、あなたのクラスの誰もが、ブラウザから直接作成することのできるウェブページです。Wikiページの作成には、HTMLに関する知識は不要です。Wikiは、1つのフロントページから開始されます。それぞれの作者は、まだ存在していないページへのリンクを、存在するページに追加することで、新しいページを作成することができます。

Wikiは、「非常に速い」を意味するハワイの言葉「wiki wiki」から、その名称を取っています。Wikiは、グループでコンテンツを作成することのできる、本当に速いツールです。また、Wikiはグループでドキュメントを作成できる、ウェブ上で非常に人気のあるフォーマットです。Wikiには、中心となる編集者が存在しません。また、単独の人が最終的に編集をコントロールすることもありません。代わりに、コミュニティが独自のコンテンツを編集および作成します。ドキュメントにおいて、多くの人の作業から、大多数の見解が出現します。

MoodleのWikiは、Erfurt wikiと呼ばれる古いWikiシステムをベースに開発されています: http://erfurtwiki.sourceforge.net.

Wikiは、Moodleにおいて、共同作業のためのパワフルなツールとなり得ます。クラス全体でドキュメントを一緒に編集することができます。クラスでの作品を作成したり、それぞれの学生が独自のWikiを所有して、あなたおよび他のクラスメートと共に作業に取り組むこともできます。

Wikiのフロントページは、構造化した目次にすると良いでしょう。基本的にWikiは、そのリンクにより整理されます。

Wikiを設定および編集する

Wikiの設定およびページの追加、編集に関するドキュメントは、下記ページをご覧ください:

設定: Wikiを追加/編集する

ページを追加する: ページを追加するセクション

ページを編集する: Wikiページを編集するセクション

ページを印刷する: Wikiを印刷する

創造的なWikiの実践

Wikiの自由作成、協力的な本質により、創造的な考え方の下に、容易にWikiを適用することができます。Wikiを使用することで、あらゆる種類のグループ作業を促進することもできます。例えば、コースでは、多くのリソース、およびインストラクタの補助として、いくつかのリモートサイトに配置された準備用Wikiを利用することができます。準備および処理プロセスのページにリンクされたWikiは、方向を与える点で、有用となり得ます。そして、フロントページは、個々の教師に従って、異なるレイアウトにすることもできます。


グループ講義ノート

通常、講義ノートの作成は孤独な作業です。しかし、講義の最中、空想したり、前のポイントを理解しようと試みている間に、重要な部分を容易に聴き忘れる場合があります。また、学生はどの情報が重要であり、どの情報が詳細または例であるのか、決断することに困難さを感じることがあります。講義の後、グループ講義ノートを作成することで、学生が自分たちのノートを一体化できるチャンスが生まれます。失われた情報を、同級生の情報から取得することができます。また、グループでは、どの情報が重要であるのか決定して、それらの情報を適切に強調することもできます。十分に小さなクラス、または小さなワーキンググループでは、グループ講義ノートをクラスおよびグループ全体で作成することができます。また、グループでは、さらなるディスカッションおよび改善のため、ノートを比較することもできます。

グループプロジェクト管理

最も単刀直入なWikiの使用方法は、グループプロジェクトのための共同制作用ツールとして使うことです。グループプロジェクトを割り当てる教師は、グループモードのWikiを作成することで、学生にグループの作業場所を与えることができます。これにより、それぞれのグループに、調査を記録する独自の場所、概要および最終成果物を作成する場所を提供します。最終成果物を評価するため、教師は、学生の編集権限を停止する提出日を設定することができます。最終成果物の評価後、それぞれの学生が自分たちの最終成果物を閲覧できるよう、教師は、グループモードを可視グループにすることができます。

ブレインストーミング

ブレインストーミングは、グループメンバーが、グループ活動に関して、個人が考えたアイディアを言葉に表すための、偏った判断を避ける創造的プロセスです。対面のミーティングでは、通常ブレインストーミング進行役は、大きな紙の前に立って、同じ部屋にいる参加者のアイディアを引き出し、紙に書き込みます。Wikiを設定することで、教師はこのプロセスのオンラインバージョンを作成することができます。同時に、ブレインストーミングのトピックに関して、参加者にアイディアを投稿するよう、求めることができます。参加者は、アイディアを考え付いた時点でWikiに追加すること、詳細説明のため、他のページへのリンクを追加することができます。

他のWikiに投稿する

教師は、すべてのテーマに関して、WikipediaWikiversityまたは他のウェブ上のWikiに投稿するよう、クラスの学生にタスクを与えることができます。恐らく、学生をグループに割り当てて (または、クラスが十分に小さく、トピックの大きさが十分な場合、クラスプロジェクトを作って)、公共の情報スペースに投稿する自信のある記事を、協同で作成させることができるでしょう。学生は、下書き作成のため、コースWikiを使用して、最終的に学期の最後に、コミュニティに公開します。

このタイプの課題には、数多くの利点があります:

  • 自分たちの仕事が公に閲覧され、インストラクタからではなく、多くの人々に評価される可能性があることによって、学生に対してベストな仕事をするよう、さらなるモチベーションを与えます。
  • 学期全体の価値ある資料として、活動を集約するために使用することができます。
  • 学生は、自分の作業が評価されたり、ファイリングされるだけではなく、他の人に使用されることを知ります。

関連情報