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{{Moodleとは}}
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翻訳中です - [[利用者:Mitsuhiro Yoshida|Mitsuhiro Yoshida]] 2006年8月25日 (金) 20:54 (CDT)


== ハイアベイラビリティ - 高可用性 ==
== ハイアベイラビリティ - 高可用性 ==
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「学習者、管理者、コンテンツ開発者、そしてインストラクタの多様なニーズに同時に応えるため、LMSは十分に堅牢でなければなりません」
「学習者、管理者、コンテンツ開発者、そしてインストラクタの多様なニーズに同時に応えるため、LMSは十分に堅牢でなければなりません」


使用パターンは、個々の配置の状況に応じて大きく変化します。しかし、一般的にMoodleは、ウェブベースインターフェースのハイアベイラビリティ ( 高可用性 ) を提供し、学習者、教師および管理者の日常的なログインおよび日々の課題や仕事の遂行を実現します。他の関連情報は、「スケーラビリティ - 拡張性」セクションをご覧ください。
使用パターンは、個々の配置の状況に応じて大きく変化します。しかし、一般的にMoodleはウェブベースインターフェースのハイアベイラビリティ ( 高可用性 ) を提供し、学習者、教師および管理者の日常的なログインおよび日々の課題や仕事の遂行を実現します。他の関連情報は、「スケーラビリティ - 拡張性」セクションをご覧ください。


== スケーラビリティ - 拡張性 ==
== スケーラビリティ - 拡張性 ==


''The infrastructure should be able to expand or scale to meet future growth, both in terms of the volume of instruction and the size of the student body.''
「インストラクションのボリュームおよび学生数の両方に対して、インフラストラクチャは拡張または将来の成長に応じて変更可能でなければならない」


Moodle runs on a wide variety of webservers/database technologies. As with any installation of a server-based software system, it is crucial to refine carefully the choice of hardware, operating system, and database system, to ensure that the system can cope with a high throughput. The largest live Moodle installation at time of writing (Open Polytechnic of New Zealand) handles 45,000+ students and 6,500+ courses registered. There is a page about other [[Large installations|large installations]].
Moodleは、多種多様のウェブサーバ/データベースで動作します。他のサーバベースのソフトウェアシステムと同じように、システムが高いスループットに立ち向かうことを保証するために、ハードウェア、オペレーティングシステム、そしてデータベースの選定を注意深く洗練させることは難しいことです。現時点で最大のMoodleサイト ( Open Polytechnic of New Zealand ) は、45,000以上の学生および6,500以上のコースが登録されています。他の[[大規模インストール]]サイトに関するページもご覧ください。


The consensus in the Moodle community seems to be that a Linux-based webserver running Apache, with PHP installed as well as a PHP accelerator, is commonly the best choice, and that the webserver and database server should sit on separate machines.
Moodleコミュニティのコンセンサスは、LinuxベースのウェブサーバにApache + PHP + PHPアクセラレータが一般に最良の選択だということです。そして、ウェブサーバとデータベースは別々のマシンに設置した方が良いでしょう。


It should be possible to load-balance a Moodle installation, for example by using more than one webserver if necessary. The separate webservers should query the same database and refer to the same filestore area, but otherwise the separation of the application layers is complete enough to make this kind of clustering feasible. Similarly, the database could be a cluster of servers (e.g. a MySQL cluster).
例えば、必要に応じて1つ以上のウェブサーバを使用することで、Moodleをロードバランスすることも可能です。別々のウェブサーバは、同じデータベースに問い合わせし、同じファイル保存エリアを参照すべきですが、そうでなければアプリケーション層の分離で、この種のクラスタリングを実現するには十分です。同様に、データベースを複数のサーバでクラスタ化 ( 例 MySQLクラスタ ) することも可能です。


All this implies that Moodle's architecture makes it easy to respond to future demand, by adapting the technologies upon which it runs. This should be possible even in a live setting, to improve the service without major disruption.
これらすべてのことは、稼動環境のテクノロジーに適応させることで、Moodleアーキテクチャが将来の要求に簡単に順応できることを意味します。また、長期間停止することなしに、サービスを改善するためのライブセッティングさえも可能です。


== ユーザビリティ - 有用性==
== ユーザビリティ - 有用性==


''To support a host of automated and personalized services, such as self-paced and role-specific learning, the access, delivery and presentation of material must be easy-to-use and highly intuitive — like surfing on the Web or shopping on Amazon.com.''
「自己ペースおよびロールが特定された学習のような、自動化および個別化されたサービスのホストをサポートするには、ウェブサーフィンやAmazon.comでのショッピングのように、教材のアクセス、配布、提示が簡単に利用でき、高度に直感的でなければならない」


Perhaps the best sentence to short Moodle usability is: "simple and powerful".
恐らく、Moodleのユーザビリティに関する最良の表現は「シンプル&パワフル」です。


There is some talk about [[Usability|Moodle usability]].
[[ユーザビリティ|Moodleユーザビリティ]]に関する議論があります。


The [[Interface guidelines]] aim to help developers work towards a highly usable system. And the general consensus is that Moodle excels in this area.
[[インターフェースガイドライン]]では、高度に使用可能なシステムの開発に向けた支援を目標としています。そして、開発に関する全体的な合意は、Moodleがこの領域で他のシステムに勝ることです。


== インターオペラビリティ - 相互接続性 ==
== インターオペラビリティ - 相互接続性 ==


''To support content from different sources and multiple vendors' hardware/software solutions, the LMS should exchange data using open industry standards for Web deployments.''
「異なるソースのコンテンツおよび複数のベンダーのハードウェア/ソフトウェアソリューションをサポートするには、LMSがウェブ配置に関するオープン工業規格 ( open industry standard ) を使用してデータを交換すべきである」


* For '''authentication''', Moodle supports authenticating against LDAP, which is the most widely-used standard protocol for this purpose. It also supports authentication based on direct database lookup (e.g. in an external Oracle database), or on the Shibboleth protocol, or alternatively using IMAP, NNTP, CAS or FirstClass.
* '''認証''' Moodleは最も幅広く使用されている標準的な認証プロトコルのLDAP認証をサポートします。直接データベースを参照 (例 外部のOracleデータベース) することによる認証もサポートしています。またはShibbolethプロトコル、代替的にIMAP、NNTP、CAS、FirstClassを使用した認証もサポートします。
* For '''enrolment''', Moodle supports the use of an LDAP server (e.g. Active Directory), and the [[IMS Enterprise]] standard (via a downloadable plugin).
* '''ユーザ登録''' Moodleは、LDAPサーバ (例 アクティブディレクトリ) および (ダウンロード可能なプラグインで) [[IMSエンタープライズ]]スタンダードをサポートします。
* For '''content''', there are a number of aspects:
* '''コンテンツ''' Moodleは、様々な種類のコンテンツをサポートします。
** Moodle supports the import/export of Reusable Learning Objects packaged according to the SCORM / IMS Content Packaging standards.
** Moodleは、SCORMや IMSコンテンツパッケージングスタンダード等の再利用可能な学習オブジェクトパッケージのインポートおよびエクスポートをサポートします。
** Quiz questions can be exported in the international standard IMS QTI 2 format.
** 小テストの問題を国際標準のIMS QTI 2フォーマットにエクスポートすることができます。
** RSS newsfeeds can be integrated into a Moodle site or course.
** RSSニュースフィードをMoodleサイトまたはコースに統合することができます。
** Forum discussions can be accessed as RSS newsfeeds, and therefore integrated into other RSS-capable websites or systems.
** フォーラムディスカッションは、RSSニュースフィードよりアクセスすることができます。そのため、他のRSSが利用可能なウェブサイトまたはシステムと統合することができます。


The use of XML for import/export is standard in Moodle. The "web services" method of exchanging data with other systems (e.g. via SOAP or XML-RPC) is not yet standard - but is in active development.
Moodleでは、インポートおよびエクスポートに関して標準でXMLを使用します。他のシステムとデータを交換する「ウェブサービス」メソッド (例 SOAPまたはXML-RPC経由) は、まだ実装されていません - 開発中です。


== スタビリティ - 安定性==
== スタビリティ - 安定性==


''The LMS infrastructure can reliably and effectively manage a large enterprise implementation running 24x7.''
LMSインストラクチャは、24時間無休の大規模な活動の実施において、確実に効果的に管理されなければならない。


This is the same issue as discussed in ''Availability'' and ''Scalability'' above.
これは上記で述べられた「アベイラビリティ」および「スケーラビリティ」と同じ論点です。


== セキュリティ - 安全性 ==
== セキュリティ - 安全性 ==


''As with any outward-facing collaborative solution, the LMS can selectively limit and control access to online content, resources and back-end functions, both internally and externally, for its diverse user community.''
外部に公開した他のコラボラティブソリューションと同じように、LMSはその多様性のあるユーザコミュニティのため、内部と外部の両方に関して、オンラインコンテンツ、リソースおよびバックエンド機能に対するアクセスを選択的に制限およびコントロールできるべきです。


Moodle's current system of roles includes administrators, teachers, teachers without editing privileges (sometimes called teaching assistants), students, and guests. Each has a clearly defined set of privileges and cannot act beyond those privileges.
Moodleの現在のロールシステムには、管理者、教師、編集権限のない教師 (しばしばTAと呼ばれます)、学生およびゲストがあります。それぞれには明確に定義された権限があり、それらの権限を越えて動くことはできません。


The basic unit of organisation is the ''course''. An administrator can assign any number of teachers (with or without rights to edit content) to a given course, which has its own file area as well as its own discussions forums and other activities. Teachers can decide whether content is visible or hidden to students.
組織の基本的単位は「コース」と呼ばれています。管理者は該当するコース数に制限なく教師 (編集権限のあるなしには関わらず) を割り当てることができます。コースには、ディスカッションフォーラムおよび他の活動と同様に独自のファイルエリアがあります。教師は、学生に対してどのコンテンツを表示・非表示にするか決定することができます。


Moodle is designed and audited to be secure for its purpose. A security issues/announcements site exists at http://security.moodle.org
Moodleでは、その目的のためにセキュア (secure 安全) にデザインされ、検査されています。http://security.moodle.org にてセキュリティ問題およびアナウンスメントが公開されています。


== 関連情報 ==
== 関連情報 ==


*[[Decision FAQ|FAQ for people deciding on whether to install Moodle]]
*[[Decision FAQ|FAQ for people deciding on whether to install Moodle]]
*[[Top 10 Moodle Myths]]
*[[Moodle伝説トップ10]]
*[http://moodle.org/mod/forum/view.php?f=485 Comparison and Advocacy forum] at moodle.org
*[http://moodle.org/mod/forum/view.php?f=485 Comparison and Advocacy forum] at moodle.org
*Using Moodle [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=33200 Building the case for Moodle Document] forum discussion which was the original basis of this article
*Using Moodle [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=33200 Building the case for Moodle Document] forum discussion which was the original basis of this article

2007年3月10日 (土) 05:27時点における最新版

ハイアベイラビリティ - 高可用性

「学習者、管理者、コンテンツ開発者、そしてインストラクタの多様なニーズに同時に応えるため、LMSは十分に堅牢でなければなりません」

使用パターンは、個々の配置の状況に応じて大きく変化します。しかし、一般的にMoodleはウェブベースインターフェースのハイアベイラビリティ ( 高可用性 ) を提供し、学習者、教師および管理者の日常的なログインおよび日々の課題や仕事の遂行を実現します。他の関連情報は、「スケーラビリティ - 拡張性」セクションをご覧ください。

スケーラビリティ - 拡張性

「インストラクションのボリュームおよび学生数の両方に対して、インフラストラクチャは拡張または将来の成長に応じて変更可能でなければならない」

Moodleは、多種多様のウェブサーバ/データベースで動作します。他のサーバベースのソフトウェアシステムと同じように、システムが高いスループットに立ち向かうことを保証するために、ハードウェア、オペレーティングシステム、そしてデータベースの選定を注意深く洗練させることは難しいことです。現時点で最大のMoodleサイト ( Open Polytechnic of New Zealand ) は、45,000以上の学生および6,500以上のコースが登録されています。他の大規模インストールサイトに関するページもご覧ください。

Moodleコミュニティのコンセンサスは、LinuxベースのウェブサーバにApache + PHP + PHPアクセラレータが一般に最良の選択だということです。そして、ウェブサーバとデータベースは別々のマシンに設置した方が良いでしょう。

例えば、必要に応じて1つ以上のウェブサーバを使用することで、Moodleをロードバランスすることも可能です。別々のウェブサーバは、同じデータベースに問い合わせし、同じファイル保存エリアを参照すべきですが、そうでなければアプリケーション層の分離で、この種のクラスタリングを実現するには十分です。同様に、データベースを複数のサーバでクラスタ化 ( 例 MySQLクラスタ ) することも可能です。

これらすべてのことは、稼動環境のテクノロジーに適応させることで、Moodleアーキテクチャが将来の要求に簡単に順応できることを意味します。また、長期間停止することなしに、サービスを改善するためのライブセッティングさえも可能です。

ユーザビリティ - 有用性

「自己ペースおよびロールが特定された学習のような、自動化および個別化されたサービスのホストをサポートするには、ウェブサーフィンやAmazon.comでのショッピングのように、教材のアクセス、配布、提示が簡単に利用でき、高度に直感的でなければならない」

恐らく、Moodleのユーザビリティに関する最良の表現は「シンプル&パワフル」です。

Moodleユーザビリティに関する議論があります。

インターフェースガイドラインでは、高度に使用可能なシステムの開発に向けた支援を目標としています。そして、開発に関する全体的な合意は、Moodleがこの領域で他のシステムに勝ることです。

インターオペラビリティ - 相互接続性

「異なるソースのコンテンツおよび複数のベンダーのハードウェア/ソフトウェアソリューションをサポートするには、LMSがウェブ配置に関するオープン工業規格 ( open industry standard ) を使用してデータを交換すべきである」

  • 認証 Moodleは最も幅広く使用されている標準的な認証プロトコルのLDAP認証をサポートします。直接データベースを参照 (例 外部のOracleデータベース) することによる認証もサポートしています。またはShibbolethプロトコル、代替的にIMAP、NNTP、CAS、FirstClassを使用した認証もサポートします。
  • ユーザ登録 Moodleは、LDAPサーバ (例 アクティブディレクトリ) および (ダウンロード可能なプラグインで) IMSエンタープライズスタンダードをサポートします。
  • コンテンツ Moodleは、様々な種類のコンテンツをサポートします。
    • Moodleは、SCORMや IMSコンテンツパッケージングスタンダード等の再利用可能な学習オブジェクトパッケージのインポートおよびエクスポートをサポートします。
    • 小テストの問題を国際標準のIMS QTI 2フォーマットにエクスポートすることができます。
    • RSSニュースフィードをMoodleサイトまたはコースに統合することができます。
    • フォーラムディスカッションは、RSSニュースフィードよりアクセスすることができます。そのため、他のRSSが利用可能なウェブサイトまたはシステムと統合することができます。

Moodleでは、インポートおよびエクスポートに関して標準でXMLを使用します。他のシステムとデータを交換する「ウェブサービス」メソッド (例 SOAPまたはXML-RPC経由) は、まだ実装されていません - 開発中です。

スタビリティ - 安定性

LMSインストラクチャは、24時間無休の大規模な活動の実施において、確実に効果的に管理されなければならない。

これは上記で述べられた「アベイラビリティ」および「スケーラビリティ」と同じ論点です。

セキュリティ - 安全性

外部に公開した他のコラボラティブソリューションと同じように、LMSはその多様性のあるユーザコミュニティのため、内部と外部の両方に関して、オンラインコンテンツ、リソースおよびバックエンド機能に対するアクセスを選択的に制限およびコントロールできるべきです。

Moodleの現在のロールシステムには、管理者、教師、編集権限のない教師 (しばしばTAと呼ばれます)、学生およびゲストがあります。それぞれには明確に定義された権限があり、それらの権限を越えて動くことはできません。

組織の基本的単位は「コース」と呼ばれています。管理者は該当するコース数に制限なく教師 (編集権限のあるなしには関わらず) を割り当てることができます。コースには、ディスカッションフォーラムおよび他の活動と同様に独自のファイルエリアがあります。教師は、学生に対してどのコンテンツを表示・非表示にするか決定することができます。

Moodleでは、その目的のためにセキュア (secure 安全) にデザインされ、検査されています。http://security.moodle.org にてセキュリティ問題およびアナウンスメントが公開されています。

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