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作成中です - [[利用者:Mitsuhiro Yoshida|Mitsuhiro Yoshida]] 2007年1月1日 (月) 06:40 (CST)
== LDAPユーザ登録 HOWTO ==
== LDAPユーザ登録 HOWTO ==


ここでは、MoodleのLDAPユーザ登録の設定方法に関して説明します。[[LDAP認証]]を使用する場合、[[LDAPユーザ登録]]はMoodleに最適に動作します。そして私たちは、あなたがすでにLDAP認証をMoodleに設定しているものと仮定します。
MoodleのLDAPユーザ登録の設定方法に関して説明します。[[LDAP認証]]と共に使用する場合、[[LDAPユーザ登録]]はMoodleで最高に動作します。ここでは、あなたがすでにLDAP認証をMoodleで設定しているものと仮定します。


=== 前提 ===
=== 前提 ===
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# あなたは最新バージョンのMoodleを運用しています。私たちは、バージョン 1.5.2+および1.6devでテストしました。恐らく1.4.5でも同様に動作します。
# あなたは最新バージョンのMoodleを運用しています。私たちは、バージョン 1.5.2+および1.6devでテストしました。恐らく1.4.5でも同様に動作します。
# あなたはLDAP認証を主認証方法として使用しています。
# あなたはLDAP認証を主認証方法として使用しています。
# それぞれのユーザは、LDAPユーザレコード内に、MoodleユーザプロフィールのIDと合致するuid属性を持っています (この内容は設定は、Moodle管理画面のLDAP認証設定ページで簡単に設定することができます)。
# それぞれのユーザは、LDAPユーザレコード内に、MoodleユーザプロフィールのIDと合致するuid属性を持っています (この内容は、Moodle管理画面のLDAP認証設定ページで簡単に設定することができます)。


=== コース設定 ===
=== コース設定 ===


下記コースおよびユーザ定義を設定に使用します:
下記コースおよびユーザ定義を設定で使用します:


* 2つのコース「Math101」「Eng201」
* 2つのコース「Math101」「Eng201」
* 2名の教師「teachera」「teacherb」
* 2名の教師「teachera」「teacherb」
* 3名の学生「studentd」「studente」「studentf」
* 3名の学生「studentd」「studente」「studentf」
* studentdおよびstudenteは、Math101に学生として登録されています。そして、teacheraは教師としてMath101に登録されています。studenteおよびstudentfは、Eng201学生として登録されています。そしてteacheraおよびteacherbは、それぞれ今日としてEng201に登録されています。
* studentdおよびstudenteは、Math101に学生として登録されています。teacheraは、教師としてMath101に登録されています。studenteおよびstudentfは、学生としてEng201に登録されています。teacheraおよびteacherbは、それぞれ今日としてEng201に登録されています。




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# 2つのLDAPコンテナ、ou=StudentEnrollment および ou=TeacherEnrollment を定義してください。
# 2つのLDAPコンテナ、ou=StudentEnrollment および ou=TeacherEnrollment を定義してください。
# それぞれのコースで、StudentEnrollmentおよびTeacherEnrollmentコンテナにLDAPグループエントリ (例 posixGroupエントリ) を作成します。従って、StudentEnrollmentの配下にMath101 posixGropuを作成し、TeacherEnrollment配下にMath101 posixGroupを作成することになります。同様にENG202グループを設定します。
# それぞれのコースで、StudentEnrollmentおよびTeacherEnrollmentコンテナにLDAPグループエントリ (例 posixGroupエントリ) を作成します。従って、StudentEnrollmentの配下にMath101 posixGropuを作成し、TeacherEnrollment配下にMath101 posixGroupを作成することになります。同様にENG202グループを設定します。
# 定義したLDAPグループに学生および教師をメンバーとして登録します。関連するグループのmemberUid属性にユーザのuidを入力することで登録することができます:
# 定義したLDAPグループに、学生および教師をメンバーとして登録します。これは、関連するグループのmemberUid属性にユーザのuidを入力することで登録することができます:
#* teacheraは、TeacherEnrollment配下のMath101グループのメンバーです。
#* teacheraは、TeacherEnrollment配下のMath101グループのメンバーです。
#* studentdおよびstudenteは、StudentEnrollment配下のMath101グループのメンバーです。
#* studentdおよびstudenteは、StudentEnrollment配下のMath101グループのメンバーです。
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=== MoodleにおけるLDAPユーザ登録設定 ===
=== MoodleにおけるLDAPユーザ登録設定 ===


The LDAP enrollment settings in moodle corresponding to the above setup are as follows:
上記内容のMoodleにおけるLDAP登録設定は下記のとおりです:


{| cellspacing="0"  cellpadding="5"  border="1"
{| cellspacing="0"  cellpadding="5"  border="1"
! LDAP登録変数
! LDAP登録変数
!
! 設定値
|-  
|-  
| enrol_ldap_student_contexts:
| enrol_ldap_student_contexts:
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|}
|}


Additionally, since you are using LDAP authentication, you should also map the moodle "ID number" of users to the "uid" in the ldap entry of the user. This is done on the moodle LDAP Authentication page (not the LDAP Enrollment page).
さらに、あなたがLDAP認証を使用しているため、ユーザのMoodle「ID number」をLDAPエントリの「uid」にマップする必要があります。この設定は、Moodle管理ページにあるユーザ登録ではなく、LDAP認証で行います。


=== メモ: ===
=== メモ: ===


# You do not need to create the courses manually in moodle. If they don't exist, they will be created when the first enrolled user login.
# あなたは、Moodleに手動でコースを作成する必要はありません。コースが存在しない場合、ユーザの初回ログイン時に自動作成されます。
# We are using the same string cn and uid in a users LDAP record. This is not necessary, I believe. However, if you use different values, you will need to define the ldap_user_attribute to uid in the LDAP authentication setup.
# ユーザLDAPレコードでは、同じストリングをcnおよびuidで使用します。これは必要ではないと思われますが、あなたが異なる値を設定する場合、LDAP認証設定のuidにldap_user_attributeを定義する必要があります。
# The value of the group id number (gidNumber) defined for the groups in step 2 of the LDAP Container Setup above is not critical. It is not used in this setup.
# 上記LDAPコンテナ設定のステップ2でグループに設定したグループIDナンバー (gidNumber) は、重要ではありません。また、セットアップでも使用されません。
# The attached .ldif file assumes that users are in the ou=People container in LDAP. You will need to configure your LDAP Authentication setup to reflect this (ldap_contexts variable).
# .ldifファイルは、LDAPのou=peopleコンテナにユーザが登録されていることを前提としています。あなたは、LDAP認証設定をこのldap_contexts変数に反映させる必要があります。
# User passwords for this setup are defined in the attached .ldif file.
# この設定において、ユーザパスワードは.ldifファイルに定義されます。
# If you use the attached .ldif file, you'll need to edit the ldap server information (the "dn=" lines).
# あなたが.ldifファイルを使用する場合、LDAPサーバ情報 ("dn="の行) を編集してください。


==関連情報==
==関連情報==

2007年6月4日 (月) 20:59時点における最新版

LDAPユーザ登録 HOWTO

MoodleのLDAPユーザ登録の設定方法に関して説明します。LDAP認証と共に使用する場合、LDAPユーザ登録はMoodleで最高に動作します。ここでは、あなたがすでにLDAP認証をMoodleで設定しているものと仮定します。

前提

  1. あなたは最新バージョンのMoodleを運用しています。私たちは、バージョン 1.5.2+および1.6devでテストしました。恐らく1.4.5でも同様に動作します。
  2. あなたはLDAP認証を主認証方法として使用しています。
  3. それぞれのユーザは、LDAPユーザレコード内に、MoodleユーザプロフィールのIDと合致するuid属性を持っています (この内容は、Moodle管理画面のLDAP認証設定ページで簡単に設定することができます)。

コース設定

下記コースおよびユーザ定義を設定で使用します:

  • 2つのコース「Math101」「Eng201」
  • 2名の教師「teachera」「teacherb」
  • 3名の学生「studentd」「studente」「studentf」
  • studentdおよびstudenteは、Math101に学生として登録されています。teacheraは、教師としてMath101に登録されています。studenteおよびstudentfは、学生としてEng201に登録されています。teacheraおよびteacherbは、それぞれ今日としてEng201に登録されています。


コース: Math101
教師: teachera
学生: studentd、studente

コース: Eng201
教師: teachera、teacherb
学生: studente、studentf

LDAPコンテナ設定

  1. 2つのLDAPコンテナ、ou=StudentEnrollment および ou=TeacherEnrollment を定義してください。
  2. それぞれのコースで、StudentEnrollmentおよびTeacherEnrollmentコンテナにLDAPグループエントリ (例 posixGroupエントリ) を作成します。従って、StudentEnrollmentの配下にMath101 posixGropuを作成し、TeacherEnrollment配下にMath101 posixGroupを作成することになります。同様にENG202グループを設定します。
  3. 定義したLDAPグループに、学生および教師をメンバーとして登録します。これは、関連するグループのmemberUid属性にユーザのuidを入力することで登録することができます:
    • teacheraは、TeacherEnrollment配下のMath101グループのメンバーです。
    • studentdおよびstudenteは、StudentEnrollment配下のMath101グループのメンバーです。
    • teacheraおよびteacherbは、TeacherEnrollment配下のEng201のメンバーです。
    • studenteおよびstudentfは、StudentEnrollment配下のEng201グループのメンバーです。

MoodleにおけるLDAPユーザ登録設定

上記内容のMoodleにおけるLDAP登録設定は下記のとおりです:

LDAP登録変数 設定値
enrol_ldap_student_contexts: ou=StudentEnrollment,dc=ldapserver,dc=tmcc,dc=edu
enrol_ldap_student_memberattribute: memberUid
enrol_ldap_teacher_contexts: ou=TeacherEnrollment,dc=ldapserver,dc=tmcc,dc=edu
enrol_ldap_teacher_memberattribute: memberUid
enrol_ldap_objectclass: posixGroup
enrol_ldap_course_idnumber: cn
enrol_ldap_course_shortname: cn
enrol_ldap_course_fullname: cn
enrol_ldap_autocreate: Yes

さらに、あなたがLDAP認証を使用しているため、ユーザのMoodle「ID number」をLDAPエントリの「uid」にマップする必要があります。この設定は、Moodle管理ページにあるユーザ登録ではなく、LDAP認証で行います。

メモ:

  1. あなたは、Moodleに手動でコースを作成する必要はありません。コースが存在しない場合、ユーザの初回ログイン時に自動作成されます。
  2. ユーザLDAPレコードでは、同じストリングをcnおよびuidで使用します。これは必要ではないと思われますが、あなたが異なる値を設定する場合、LDAP認証設定のuidにldap_user_attributeを定義する必要があります。
  3. 上記LDAPコンテナ設定のステップ2でグループに設定したグループIDナンバー (gidNumber) は、重要ではありません。また、セットアップでも使用されません。
  4. .ldifファイルは、LDAPのou=peopleコンテナにユーザが登録されていることを前提としています。あなたは、LDAP認証設定をこのldap_contexts変数に反映させる必要があります。
  5. この設定において、ユーザパスワードは.ldifファイルに定義されます。
  6. あなたが.ldifファイルを使用する場合、LDAPサーバ情報 ("dn="の行) を編集してください。

関連情報