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あなたのMoodleサーバをメンテナンスするには、Gitの使用を勧めます ([[管理者用CVS|CVS]] は使用できなくなる予定です)。このページでは、あなたの実運用サイトでどのようにしてMoodleを管理するのか説明しています。Gitを使用することで、簡単にMoodleをアップグレードすることができます。あなたがMoodleのコアコードをカスタマイズしている場合、[[開発者用Git]]内のインストラクションに従ってください。
 
あなたのMoodleサーバをメンテナンスするための[[管理者用CVS|CVS]]の代わりとして、Gitを使用することができます。このページでは、あなたの実運用サイトでどのようにしてMoodleを管理するのか説明しています。Gitを使用することで、簡単にMoodleをアップグレードすることができます。あなたがMoodleのコアコードをカスタマイズしている場合、[[開発者用Git]]内のインストラクションに従ってください。


== Gitからコードを取得する ==
== Gitからコードを取得する ==


あなたはオフィシャルMoodle gitリポジトリを git://git.moodle.org/moodle.git で見つけることができます (公式クローンは git://github.com/moodle/moodle.git にあります)。あなたのローカルチェックアウトを初期化するには:
あなたはオフィシャルMoodlegitリポジトリを git://git.moodle.org/moodle.git で見つけることができます (公式クローンは git://github.com/moodle/moodle.git にあります)。あなたのローカルチェックアウトを初期化するには:


     git clone git://git.moodle.org/moodle.git                      (1)
     git clone git://git.moodle.org/moodle.git                      (1)
     cd moodle
     cd moodle
     git branch -a                                                  (2)
     git branch -a                                                  (2)
     git branch --track local_19_STABLE origin/MOODLE_19_STABLE     (3)
     git branch --track local_25_STABLE origin/MOODLE_25_STABLE     (3)
     git checkout local_19_STABLE                                   (4)
     git checkout local_25_STABLE                                   (4)


コマンド (1) では、新しいローカルリポジトリをアップストリーム (upstream 上流) にあるmoodle.gitリポジトリのクローンとして初期化します。デフォルトでは、このアップストリームのリポジトリは「origin」リモートリポジトリとして知られることになります。コマンド (2) では、すべての利用可能なブランチを一覧表示します。コマンド (3) では、local_19_STABLEという名称の新しいローカルブランチを作成して、アップストリームリポジトリのブランチ「MOODLE_19_STABLE」を追跡 (track) するよう設定します。コマンド (4) では、新しく作成したブランチに実際にスイッチします。最後の2つのコマンドは、下記のコマンドに置き換えることができることに留意してください:
コマンド (1) では、新しいローカルリポジトリをアップストリーム (upstream 上流) にある moodle.git リポジトリのクローンとして初期化します。デフォルトでは、このアップストリームのリポジトリは「origin」リモートリポジトリとして知られることになります。コマンド (2) では、すべての利用可能なブランチを一覧表示します。コマンド (3) では、local_23_STABLE という名称の新しいローカルブランチを作成して、アップストリームリポジトリのブランチ「MOODLE_23_STABLE」を追跡 (track) するよう設定します。コマンド (4) では、新しく作成したブランチに実際にスイッチします。最後の2つのコマンドは下記のコマンドに置き換えることができることに留意してください:


     git checkout -b local_19_STABLE origin/MOODLE_19_STABLE         (3 + 4)
     git checkout -b local_25_STABLE origin/MOODLE_25_STABLE         (3 + 4)


このコマンドでは、新しいローカル追跡ブランチを作成して、そのブランチに即座にスイッチします。
このコマンドでは、新しいローカル追跡ブランチを作成して、そのブランチに即座にスイッチします。
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== あなたのインストール済みMoodleを更新する ==
== あなたのインストール済みMoodleを更新する ==


Moodle開発チームは、バグ修正の統合およびテストを毎週月曜日および木曜日に実施しています。あなたのコードを更新するために、水曜日にすべてのパッチをインストールすることができます。公式リポジトリがすで更新されているかどうか、[http://git.moodle.org/gw?p=moodle.git;a=summary ショートログ]をご覧ください。
Moodle 開発チームは、バグ修正の統合およびテストを毎週月曜日および木曜日に実施しています。あなたのコードを更新するために、水曜日にすべてのパッチをインストールすることができます。公式リポジトリがすで更新されているかどうか、[http://git.moodle.org/gw?p=moodle.git;a=summary ショートログ]をご覧ください。


     cd /path/to/your/moodle/checkout
     cd /path/to/your/moodle/checkout
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     git pull                                                        (1 + 3)
     git pull                                                        (1 + 3)


== Gitリポジトリから投稿拡張モジュールをインストールする ==
== Gitリポジトリから寄贈拡張モジュールをインストールする ==


例えば、私たちのMoodle 2.0 gitリポジトリより[[ブックモジュール]]をインストールしたいとしましょう。
例えば、私たちのMoodle 2.2 gitリポジトリより[[ブックモジュール]]をインストールするとしましょう。


     cd /path/to/your/moodle/checkout
     cd /path/to/your/moodle/checkout
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     git clone git://github.com/skodak/moodle-mod_book.git book      (2)
     git clone git://github.com/skodak/moodle-mod_book.git book      (2)
     cd book
     cd book
     git checkout -b MOODLE_20_STABLE origin/MOODLE_20_STABLE       (3)
     git checkout -b MOODLE_22_STABLE origin/MOODLE_22_STABLE       (3)
     git branch -d master                                            (4)
     git branch -d master                                            (4)


コマンド (1) では、あなたのローカルMoodleクローン内の「mod」ディレクトリに現在のディレクトリを変更します。コマンド (2) では、新しいサブディレクトリ「book」を作成して、Petr Škoda氏のブックリポジトリのローカルクローンを作成します。コマンド (3) では、Moodle 2.0用ブックモジュールのリモートブランチを追跡するための新しいローカルブランチを作成します。コマンド (4) では、実運用サイトのチェックアウトには必要ではないため、(2) のgit-cloneで自動的に作成された「master」を削除します。
コマンド (1) では、あなたのローカルMoodleクローン内の「mod」ディレクトリに現在のディレクトリを変更します。コマンド (2) では、新しいサブディレクトリ「book」を作成して、Petr Škoda 氏のブックリポジトリのローカルクローンを作成します。コマンド (3) では、Moodle 2.2 用ブックモジュールのリモートブランチを追跡するための新しいローカルブランチを作成します。コマンド (4) では、実運用サイトのチェックアウトには必要ではないため、(2) の git-clone で自動的に作成された「master」を削除します。


下記のように、新しいディレクトリ「mod/book/」内にメインのMoodleクローンからの除外リストを置いた方が良いでしょう。
下記のように、新しいディレクトリ「mod/book/」内にメインのMoodleクローンからの除外リストを置いた方が良いでしょう。
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     echo /mod/book/ >> .git/info/exclude
     echo /mod/book/ >> .git/info/exclude


あなたのMoodleを更新するには、両方のgitリポジトリにアクセスして、変更内容をアップストリームからpullする必要があります。
あなたのMoodleを更新するには、両方のgitリポジトリにアクセスして、変更内容をアップストリーム (上流 upstream) からpullする必要があります。


     cd /path/to/your/moodle/checkout
     cd /path/to/your/moodle/checkout
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     git pull
     git pull


Writing a shell script with these lines in the root of Moodle installation is a very good idea. Otherwise it is easy to forget what Git repositories are there within the main Moodle repository.
これらのコマンドを記載したシェルスクリプトをMoodleのルートディレクトリに置くことは良いアイデアです。そうでなければ、メインMoodleリポジトリにGitリポジトリがあることを簡単に忘れてしまうことでしょう。


== 関連情報 ==
== 関連情報 ==


; Moodle Docs
;MoodleDocs
* [[CVS for Administrators]]
* [[管理者用CVS]]
* [[Moodle versions]]
* [[Moodleバージョン]]
* For some screenshots see [[User:Frank_Ralf/Git]] (still work in progress)


; Moodle forum discussions
; Moodleフォーラムディスカッション (英語)
* [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=168094 GIT help needed]
* [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=168094 GITに関して助けてください (GIT help needed)]
* [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=165236 Best way to manage CONTRIB code with GIT]
* [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=165236 GITでCONTRIBコードを管理するための最良の方法 (Best way to manage CONTRIB code with GIT)]
* [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=167063 Handy Git tip for tracking 3rd-party modules and plugins]
* [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=167063 サードパーティのモジュールおよびプラグインを追跡するためのGitの便利なヒント (Handy Gittip for tracking 3rd-party modules and plugins)]
* [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=167730 Moodle Git repositories]
* [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=167730MoodleGitリポジトリ (Moodle Gitrepositories)]
* [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=183693 Git and CVS]
* [http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=183693 GitおよびCVS (Gitand CVS)]


; External resources
; 外部リソース
* [http://www.kernel.org/pub/software/scm/git/docs/everyday.html Everyday GIT With 20 Commands Or So]
* [http://gitref.org/ Gitリファレンス (英語)]
* [http://gitref.org/ Git Reference]
* [http://progit.org/book/ Pro Gitbook  (英語)]
* [http://progit.org/book/ Pro Git book]





2013年6月3日 (月) 19:32時点における最新版

あなたのMoodleサーバをメンテナンスするには、Gitの使用を勧めます (CVS は使用できなくなる予定です)。このページでは、あなたの実運用サイトでどのようにしてMoodleを管理するのか説明しています。Gitを使用することで、簡単にMoodleをアップグレードすることができます。あなたがMoodleのコアコードをカスタマイズしている場合、開発者用Git内のインストラクションに従ってください。

Gitからコードを取得する

あなたはオフィシャルMoodlegitリポジトリを git://git.moodle.org/moodle.git で見つけることができます (公式クローンは git://github.com/moodle/moodle.git にあります)。あなたのローカルチェックアウトを初期化するには:

   git clone git://git.moodle.org/moodle.git                       (1)
   cd moodle
   git branch -a                                                   (2)
   git branch --track local_25_STABLE origin/MOODLE_25_STABLE      (3)
   git checkout local_25_STABLE                                    (4)

コマンド (1) では、新しいローカルリポジトリをアップストリーム (upstream 上流) にある moodle.git リポジトリのクローンとして初期化します。デフォルトでは、このアップストリームのリポジトリは「origin」リモートリポジトリとして知られることになります。コマンド (2) では、すべての利用可能なブランチを一覧表示します。コマンド (3) では、local_23_STABLE という名称の新しいローカルブランチを作成して、アップストリームリポジトリのブランチ「MOODLE_23_STABLE」を追跡 (track) するよう設定します。コマンド (4) では、新しく作成したブランチに実際にスイッチします。最後の2つのコマンドは下記のコマンドに置き換えることができることに留意してください:

   git checkout -b local_25_STABLE origin/MOODLE_25_STABLE         (3 + 4)

このコマンドでは、新しいローカル追跡ブランチを作成して、そのブランチに即座にスイッチします。

あなたのインストール済みMoodleを更新する

Moodle 開発チームは、バグ修正の統合およびテストを毎週月曜日および木曜日に実施しています。あなたのコードを更新するために、水曜日にすべてのパッチをインストールすることができます。公式リポジトリがすで更新されているかどうか、ショートログをご覧ください。

   cd /path/to/your/moodle/checkout
   git fetch                                                       (1)
   git status                                                      (2)
   git merge                                                       (3)

コマンド (1) では、あなたのローカルチェックアウトを触らずにリモートリポジトリより新しいアップデートをダウンロードします。コマンド (2) では、あなたのローカルバージョンとアップストリームのバージョンの違いに関する情報を表示します。コマンド (3) では、実際にあなたのローカルファイルを更新します。git-fetch + git-mergeのコマンドの組み合わせは下記単一コマンドと入替えることができます:

   git pull                                                        (1 + 3)

Gitリポジトリから寄贈拡張モジュールをインストールする

例えば、私たちのMoodle 2.2 gitリポジトリよりブックモジュールをインストールするとしましょう。

   cd /path/to/your/moodle/checkout
   cd mod                                                          (1)
   git clone git://github.com/skodak/moodle-mod_book.git book      (2)
   cd book
   git checkout -b MOODLE_22_STABLE origin/MOODLE_22_STABLE        (3)
   git branch -d master                                            (4)

コマンド (1) では、あなたのローカルMoodleクローン内の「mod」ディレクトリに現在のディレクトリを変更します。コマンド (2) では、新しいサブディレクトリ「book」を作成して、Petr Škoda 氏のブックリポジトリのローカルクローンを作成します。コマンド (3) では、Moodle 2.2 用ブックモジュールのリモートブランチを追跡するための新しいローカルブランチを作成します。コマンド (4) では、実運用サイトのチェックアウトには必要ではないため、(2) の git-clone で自動的に作成された「master」を削除します。

下記のように、新しいディレクトリ「mod/book/」内にメインのMoodleクローンからの除外リストを置いた方が良いでしょう。

   cd /path/to/your/moodle/checkout
   echo /mod/book/ >> .git/info/exclude

あなたのMoodleを更新するには、両方のgitリポジトリにアクセスして、変更内容をアップストリーム (上流 upstream) からpullする必要があります。

   cd /path/to/your/moodle/checkout
   git pull
   cd /path/to/your/moodle/checkout/mod/book
   git pull

これらのコマンドを記載したシェルスクリプトをMoodleのルートディレクトリに置くことは良いアイデアです。そうでなければ、メインMoodleリポジトリにGitリポジトリがあることを簡単に忘れてしまうことでしょう。

関連情報

MoodleDocs
Moodleフォーラムディスカッション (英語)
外部リソース