Moodleのアップグレード

提供:MoodleDocs
2006年8月8日 (火) 09:31時点におけるMitsuhiro Yoshida (トーク | 投稿記録)による版
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Moodleは、どの旧バージョンからも新しいバージョンに正常なアップグレードができるよう設計されています。 Moodle1.6に関して配慮すべき内容は、Moodle1.6へのアップグレードをご覧ください。

Moodleをアップグレードする場合、下記の手順に沿って作業を行ってください:

重要なデータのバックアップを行う

この作業は厳密に必要なものではありません。しかし、何らかの理由で旧バージョンに戻る必要がある場合があるかもしれませんので、システムのメジャーアップグレードを行う前にバックアップを行うことは適切な考え方です。実際は、この作業を省略するために、あなたのサーバで毎日Moodleの自動的バックアップを取ればよいでしょう。

バックアップを取る必要のある部分は3箇所あります:

1. Moodleソフトウェアディレクトリ

config.phpやテーマ、言語等のあなたが追加したモジュールを回復できるように、事前にこのディレクトリを別の場所にコピーしてください。

2. データディレクトリ

アップロードしたコンテンツ ( コース資料や学生の課題 ) が入っていますので、このディレクトリのバックアップは非常に重要です。アップグレードにより、時々データディレクトリ内のディレクトリが、リネームされたり移動される場合があります。

3. データベース

ほとんどの場合Moodleのアップグレードでは、フィールドの追加または変更によりデータベーステーブルの更新が行われます。それぞれのデータベースシステムでは異なる方法でバックアップを行います。MySQLデータベースでバックアップを取る1つの方法は単一のSQLファイルに「dump」することです。 次の例はUnixコマンドで"moodle"という名称のデータベースをdumpしています:

mysqldump -u username -p -C -Q -e -a moodle > moodle-backup-2002-10-26.sql

ユーザ名の代わりに、あなたのデータベースアカウントを使用してください。-p フラグは、あなたが -u で指定したユーザ名に対するパスワードの入力を求めます。

バックアップコマンドを実行するホスト ( 通常、ウェブサーバ ) とデータベースホストが異なる場合、mysqldumpuコマンドに -h オプションでホストを指定してください:

mysqldump -u username -p -h databasehost -C -Q -e -a moodle > moodle-backup-2002-10-26.sql 

すべてのプラットフォームで同じインターフェースを提供するMoodleの「MySQL Admin」の「エクスポート」機能を使用することもできます。 Moodleの「MySQL Admin」は、http://download.moodle.org/modules/integrations.php でダウンロードすることができます。このプログラムは、PHPMyAdminとMoodleの管理画面を統合したものです。

新しいMoodleソフトウェアをインストールする

ダウンロードアーカイブを使用する

自分が何をやっているのか分からない場合は、古いバージョンに上書きしないでください ... 時々古いファイルが新しいバージョンに問題を生じさせる場合があります。一番良い方法は、現在のMoodleディレクトリを他の名前にリネームして、新しいMoodleアーカイブを元の場所に解凍する方法です。

mv moodle moodle.backup
tar xvzf moodle-1.1.tgz

次に、あなたのconfig.phpやオリジナルテーマ等のプラグインをコピーします:

cp moodle.backup/config.php moodle
cp -pr moodle.backup/theme/mytheme moodle/theme/mytheme

CVSを使用する

Moodleのアップデート、アップグレードにCVSを使用することができます。 最初に、( 空の ) MoodleルートディレクトリでCVSチェックアウトを実行してください。

Linuxユーザは'

MoodleをCVSチェックアウトするには、最初にMoodleCVSサーバにログインしてください。

 cvs -d:pserver:anonymous@moodle.cvs.sourceforge.net:/cvsroot/moodle login
 anonymousにはパスワードは不要です、Enterボタンを押してください。

Moodleルートディレクトリを作成したい場所に移動して、下記のコマンドを入力してください。

 cvs -z3 -d:pserver:anonymous@moodle.cvs.sourceforge.net:/cvsroot/moodle
  co -r MOODLE_16_STABLE moodle 
 ( MOODLE_16_STABLE をチェックアウトしたい場合 )

アップデートするには、Moodleルートディレクトリに移動して、下記のコマンドで新しいファイルにアップデートしてください:

 cvs update -dP

必要に応じて新しいディレクトリを作成するように、「d」パラメータを使用してください。また、「P」パラメータは空のディレクトリを削除します。

Windowsユーザは

初期のチェックアウトおよびアップデートに、Tortoise CVSを使用することができます。

Moodleファイルを編集している場合、コンフリクトがないか慎重に確認してください。あなたがカスタマイズしたテーマやスタンダードでな無いプラグインは、CVSによる影響を受けません。

CVSによるアップデート処理が終わった後、忘れずに管理ページへアクセスしてください。

アップグレードを終了する

最後にMoodleのアップグレードプロセスを実行します。

これを行うには、インストールの管理者ページにアクセスしてください。例. http://example.com/moodle/admin

       http://example.com/moodle/admin

これは、adminでログインしているかどうかは関係ありません。

Moodleは新バージョンを検出して、必要なデータベースまたはファイルシステムのアップグレードを行います。もし、アップグレードが正常に行われない場合 ( 非常に稀です ) は、何をする必要があるのか知らせてくれるメッセージが表示されます。

すべてが正常 ( エラーなし ) に終了した場合、新しいMoodleを使うことができます。新しい機能をお楽しみください!

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